録画中継

令和8年2月定例会
3月3日(火) 予算特別委員会
公明党岡山市議団
松田 安義 議員
■甲第4号議案 令和8年度岡山市一般会計予算について
1 岡山城西の丸周辺広場整備事業について,石山公園再整備事業について,岡山城西の丸活用検討事業について
2 文学によるまちづくり推進事業について
 次は、順序に従いまして松田安義委員。

◆松田安義 委員  おはようございます。公明党岡山市議団の松田でございます。
 それでは、質疑をさせていただきます。
 甲第4号議案令和8年度一般会計予算について質疑をさせていただきます。
 1、岡山城西の丸周辺広場整備事業について。
 今年度予算として岡山城西の丸周辺広場整備事業に4億4,000万円、石山公園再整備事業に2億8,700万円、新規事業として岡山城西の丸活用検討事業に約1,400万円の予算が組まれています。1887年開校で2001年に閉校した卒業生の総数が1万3,943名、この歴史ある旧内山下小学校跡地ですが、これからやっと少しずつ動いていくようです。
 旧内山下小学校の跡地である岡山城西の丸周辺地域は、岡山城を中心とした城下町、岡山市の市街地中心部にあり、日本三大名園である後楽園の入り口でもあります。周辺地域には旧岡山市民会館、小・中学校や高校、県立、市立美術館や博物館、岡山県民の芸術文化活動と文化情報発信の拠点となってきた岡山県天神山文化プラザ、その横には東芝や経団連の会長を歴任した岡山県、岡山市名誉市民の土光敏夫先生の彫刻「飛翔」が設置された公園である土光敏夫先生記念苑などが広がっています。このエリア一帯は、岡山市の歴史・文化ゾーンとして長い間県民、市民に親しまれ、愛され、岡山の歴史・文化を大きく育んできた地域でございます。
 今回の事業概要を見ますと、まずは岡山城周辺の魅力とにぎわい創出に向けてとなっており、周遊性や眺望を考慮した堤防道路の柵等の更新や便益施設等の整備運営をする民間事業者の募集などが事業内容として挙げられています。
 ここでお尋ねをいたします。
 (1)地域の魅力とにぎわい創出がよくないわけではありませんが、人が集まるだけではなく、これからの整備により長い間にこの地域に培われてきた市民、県民の歴史体験や文化性をさらに継続、昇華させていくことが大事なエリアだと考えます。そういったお考えに基づいての整備事業であるのかどうか、お示しください。
 (2)これらのエリア整備においては歴史と文化を醸し出す工夫が必須だと考えますが、どのような考えに基づいて整備を行っていくのか、またどのような効果を望むのか、整備の考え方の根本的な方針をお示しください。
 (3)一連の整備概要の中で歴史と文化を感じさせる部分をどのように出していくのか、具体的にお示しをください。
 (4)岡山県天神山文化プラザでは、絵画や書などの作品が展示をされてきましたが、手狭感や老朽化の課題もあります。石山地区で整備する多目的公共施設に文化活動を支えるような機能を確保することはできないか、お示しください。
 (5)岡山城西の丸、旧内山下小学校跡地の活用案策定が閉校から25年もたってやっと検討が始まるようですが、このように長い時間がかかった理由をお示しください。
 (6)中心市街地の一等地が25年の間放置される状況はまれだと思います。今までの当局の検討の状況について、何がなされてきたのかをお示しください。
 (7)今回の整備において防災に対する配慮についてはどのようにお考えなのか、お示しください。
 以上で1回目を終わります。

○和氣健 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 市長  それでは、松田委員の質問にお答えをいたします。
 私は岡山城西の丸周辺広場整備事業について、また石山公園再整備事業について、岡山城西の丸活用検討事業についてであります。
 その中で、烏城公園、石山地区整備事業について、歴史・文化の継続、整備の考え方、効果、方針、整備の中で歴史・文化を感じさせる部分ということであります。
 我々岡山人にとってみて、この地って一体何なんだろうと考えてみると、一番今まで我々に影響を及ぼしてたのは池田家、特に池田光政公、そして津田永忠さんたちのそういった動きっていうのが我々へ大きな影響を与えてきたものだと思います。
 宇喜多直家公、そして秀家公ってのは若干そういう徳川幕府になり、毛利が存続している中で少し埋もれている存在になってきたのかなっていう感じを受けるわけであります。しかしながら、宇喜多直家公、秀家公が岡山の地に居城して、そして岡山を整備していった、そして池田家がそれをより発展させていった、そういう歴史的な事実があるわけでありまして、我々としてはその中心は何なのかっていうと岡山城であり、後楽園ではないかと思います。そういった重要な地区であるわけでありまして、我々としてはそういう歴史をひもといて当該地区の整備を考えていくっていうことは重要なんではないかなと思っております。
 様々な歴史や文化の継承、またそういったことを感じられる部分というのは多々ございます。また、岡山城の城郭内は大きなポテンシャルを有しております。憩いやにぎわいなどの機能充実を図りながら、強みである歴史・文化資源を生かして面的に魅力のあるものにしていきたいと思います。
 これから具体的なものを様々な意見を聞きながら整理をしていくわけでございます。非常に岡山にとってはインパクトのある整備になっていくと思います。市議会議員の皆さん方もいろんな意見を言っていただきながらどっかに集約をしていかなければならない、その道っていうのは必ずしも容易ではないと思いますけれども、何としても岡山のシンボルとしてやっていかなきゃならないプロジェクトだと思いますんで、よろしくお願いを申し上げます。

◎ 政策局長  同じ項、(5)長い時間がかかった理由、(6)今までの検討状況について一括してお答えします。
 旧内山下小学校は平成12年度末に閉校し、その跡地は平成13年度から平成23年度末まで11年間、岡山市立岡山後楽館中学校及び高等学校の一部として活用し、その後活用に向けて社会実験や調査検討を進めてまいりました。平成25年度には建物の耐震調査を実施しました。平成26年度から平成29年度にかけ、にぎわいや回遊性創出のための社会実験を実施しました。平成30年度、令和元年度、令和4年度、令和5年度に岡山市民会館エリア、旧NHK岡山放送会館エリアとあわせ基礎調査やワークショップ、活用検討などを実施し、それらを踏まえ令和6年5月に跡地整備の方針を公表しております。
 跡地整備の方針では、歴史・文化を生かした憩いとにぎわいの拠点となるオープンスペースを整備することとし、旧内山下小学校の校舎等のエリアについては暫定活用を継続し、オープンスペースの利用状況等を勘案しながら改めて取扱いを検討することとしました。
 そうした中、校舎等について令和6年度の建物点検で危険箇所が複数確認され、今年度から不特定多数が出入りするイベントの実施を取りやめているところです。隣接する石山地区の整備が進んでいく中、こうした状況も鑑み、岡山城西の丸にどのような機能や施設が必要か、岡山城一帯の魅力とにぎわいのさらなる充実のため、令和8年度から具体的に検討を進めてまいりたいと考えております。
 以上です。

◎ 都市・公園担当局長  同じ項、(4)多目的公共施設へ文化活動を支える機能を確保できないかについてです。
 多目的公共施設には公園施設としてイベントなど広場と一体となった使い方や、従前の市民会館会議室のような文化活動など多様な利用を想定しています。例えば展示会などでの利用も考えられ、広場や併設する民間の飲食、物販施設とも相まって、カルチャーゾーンにふさわしい使われ方がされるものと考えております。
 もう一点、石山地区整備における防災に対する配慮についてです。
 烏城公園一帯は、大きな火災により自宅などが危険となった場合に、その危険を避けるために一時的に避難する広域避難場所となっています。市民会館跡地に整備される広場などは、これに対応するオープンスペースとなります。また、オープンスペースを確保する観点から段階的に整備を進めることとし、石山地区を西の丸地区に先行して整備をすることとしてございます。
 以上です。

◆松田安義 委員  ありがとうございます。
 なかなかこれから整備をいろんな方がいろんなことを言われると思うんで、大変だと思うんですけど、岡山のシンボルとしての整備ということで市長がおっしゃっていただいて、しっかりやっていただきたいと思うんですけど、私が心配しているのは以前岡山市が丸の内の地域ですけれども、地域への事前説明もなく、一方的にあの一帯を史跡指定するというふうに発表したことがあるんです。
 それで、そのときに地域の住民の皆さんから大反対をいただいて、一帯の史跡指定というのが実現しなかったという事例がありましたが、本当に今回は長い間なかなか動いてないところなので、今回はそういうことのないように丁寧に丁寧に地元の地域住民の皆さんとしっかり話をしながら事業を進めていただきたいと思いますけれども、その点は政策局長どんなですか。

◎ 政策局長  地元の方については検討を進める中で来年度御意見をお聞きする予定でして、どのような形で御意見をお聞きするかというのは現在検討しておるところでございます。
 以上です。

◆松田安義 委員  分かりました。くれぐれも丁寧にやってください。お願いします。
 次に移ります。
 2、文学によるまちづくり推進事業について。
 この事業において2,800万円が予算に上がっています。ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟を通して国内外の都市との交流や先人の作品や歴史風土に目を向けるとともに、創造活動の活発化を促し、文学による心豊かなまちづくりを推進するとあります。これらの趣旨、目的に最適なエリアの一つが今回、整備検討の始まる岡山城西の丸周辺エリアではないかと思います。
 (1)例えば坪田譲治の本をそろえて、来訪者が手に取って読むことができるエリアスペースをつくったり、読書感想文コンクールや文学フェスティバルをエリアで行ったりすれば、市民、県民の郷土の歴史・文化に対する誇りや愛情が一層醸成されるのではないでしょうか。
 また、せっかくこれから機能、施設の検討に入るのですから、検討の中で、作家を誕生させ育てるまち岡山市として文学や美術などのエッセンスをふんだんに地域に取り入れていき、以前陳情をいただいていた新しい市立美術館の建設等も含めて幅広く検討材料の中へ入れていただきたいが、いかがでしょうか、お考えをお示しください。
 (2)有識者会議についてお伺いいたします。
 会議の構成員についてどのようなメンバーをお考えでしょうか、お示しください。
 また、地元地域のメンバーはどのようにお考えでしょうか、お示しをください。
 よろしくお願いします。

○和氣健 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 政策局長  2の項、(1)岡山城西の丸の機能検討の中で、文学や美術などのエッセンスについても幅広く検討材料の中に入れていただきたいがについてお答えします。
 岡山城西の丸活用検討では、西の丸周辺のこれまでの歴史や国指定重要文化財の西手櫓が存在することに加え、岡山芸術交流やおかやま文学フェスティバルをはじめ、市民が参加、企画する文化芸術の場として活用されてきた経緯なども踏まえ検討いたします。
 次に、(2)有識者会議についてです。
 岡山城西の丸活用検討の有識者会議のメンバーは、歴史・文化、観光、経済、まちづくり、教育の学識経験者など10名程度を考えております。地元の方につきましては、先ほどお答えしたとおりどのような形で御意見をお聞きするのがよいか、現在検討しております。
 以上です。

○和氣健 委員長  以上で松田安義委員の質疑は終了いたしました。
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