録画中継

令和8年6月定例会
6月16日(火) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議会
髙橋 誠一郎 議員
1 下中野平井線の建設進捗について
2 学校施設の改善・再整備について
3 お金と子育て・金融教育について
 次は,順序に従いまして高橋誠一郎議員。
     〔5番高橋誠一郎議員登壇,拍手〕
◆5番(高橋誠一郎 議員)  皆さんおはようございます。自由民主党岡山市議会の高橋誠一郎でございます。
 市長に続きまして,私もベジファーストから話を始めたいと思います。
 私もベジチェックを行いました。スコアは5.0でございます。森田先輩のように個性的なスコアではないので,話が広がらないので,早速一般質問のほうに進ませていただきたいと思います。(笑声)
 1,下中野・平井線の建設進捗について。
 まず,都市計画道路下中野・平井線についてお伺いいたします。
 下中野・平井線は,岡山市の幹線道路の骨格となる中環状線の一部であり,中心市街地に集中する交通を分散し,渋滞緩和や旭川横断部の交通容量拡大を図る重要な都市基盤です。令和8年度から始まる第七次総合計画においても,道路交通ネットワークは,市民生活,経済活動,防災を支える重要な基盤です。本路線の進捗や整備効果を市民に分かりやすく示す必要があると考えます。2月議会の路面電車ハレノワ線に関する答弁で示された費用便益比,いわゆるBバイCのような客観的な指標も市民の理解と納得につながる材料につながると考えます。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)下中野・平井線(旭川工区)について,用地取得,橋梁整備,道路整備などの事業の進捗状況をお示しください。
 (2)今後の整備スケジュールと現時点で見込んでいる供用開始時期についてお示しください。
 (3)第七次総合計画において,下中野・平井線を道路交通ネットワーク上どのように位置づけ,どのように整備を進めていくのか,お考えをお聞かせください。
 (4)下中野・平井線の整備による渋滞緩和,交通分散,旭川横断部の交通容量拡大などの効果について,市民に分かりやすく発信していく考えはないかお尋ねいたします。
 2,学校施設の改善,再整備について。
 次に,学校施設の有効活用についてお伺いいたします。
 最近,小・中学校でコンクリートの剥落事故が続いています。学校施設は,子どもたちや地域の方々が利用する公共施設であり,まず安全の確保が大前提です。その上で,限られた学校空間を現在の教育課題に合った形で有効活用する視点も必要であると考えます。
 今回取り上げるのが従来のパソコン教室です。GIGAスクール構想により1人1台端末が整備され,情報端末は,特別な教室だけでなく,日常の授業で使われるようになりました。その結果,パソコン教室はその役割を終えつつあります。学校関係者からは,使われなくなったパソコン教室が物置のようになっている,床下配線や固定机,段差などにより,普通教室や多目的スペースとして使いにくいとの声も伺っております。
 こうした教室を探究学習や科学,技術,ものづくりを横断的に学ぶSTEAM教育,合同学習,少人数での個別学習などに柔軟に使える空間へ再整備してはどうでしょうか。また,不登校傾向や教室に入りづらさを感じている児童・生徒が安心して学び,気持ちを整える居場所としての活用も考えられます。全ての学校を同じ形にするのではなく,施設状況や児童・生徒の実情に応じ誰一人取り残すことのないよう,学校ごとの課題に合った活用を進めていくことが重要だと考えます。
 あわせて,学校には,古いテレビや大型機器など,現在使われていない備品が残されていると伺います。特に,ブラウン管テレビなどは処分にリサイクル費用や運搬費用がかかるため,限られた予算の中で廃棄が後回しとなり,長年放置されている場合があるとも聞きます。不用備品が教室や倉庫を占有すれば,教育環境の改善を妨げます。また,備品台帳の管理と現場に実際に残る物品にずれがあれば,必要な予算措置や計画的な処分にもつながりません。
 現場の実態を把握し,不用備品を整理し,新たな学びや居場所に使える空間を生み出す必要があると考えます。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)岡山市立の小・中学校において,現在,従来のパソコン教室はどのように活用されているのでしょうか。使用頻度や活用状況について,市として把握している範囲をお示しください。
 (2)1人1台端末の整備後,パソコン教室の役割は大きく変化していると考えますが,教育委員会として,今後のパソコン教室の位置づけをどのように考えているのかお示しください。
 (3)床下配線や固定された机,段差などにより,現在の教育活動に活用しづらいパソコン教室について,探究学習,科学や技術,ものづくりを横断的に学ぶSTEAM教育,合同学習,不登校傾向の児童・生徒の居場所など学校ごとの課題に応じて柔軟に活用できるよう,改修や再整備を進める考えはないかお尋ねいたします。
 (4)古いテレビや大型備品など,現在使用されていない備品の残存状況について,市としてどのように把握されているのでしょうか。
 (5)備品台帳上の管理状況と,実際に学校現場に残っている物品の状況にずれが生じていないか,実態調査を行う考えはございませんでしょうか。
 (6)不用備品の処分を各学校任せにするのではなく,市として計画的に廃棄を進めるため,一定の予算措置や全市的な処分計画を検討すべきと考えます。御所見をお聞かせください。
 3,お金,子育て,金融教育について。
 最後に,お金の教育,金融教育についてお伺いいたします。
 第七次総合計画の資料では,若者の悩みはお金のことが66.8%と最も高く,理想の子どもの数を持てない理由も,経済的負担が大きいからが57.9%で最も高くなっています。お金の不安は,将来設計や結婚,子育てに関わる大きな課題です。不安の解消には,安定した収入を得られる岡山市の経済発展が大前提です。しかし,同時に自分の生活を守り,適切に判断するための金融リテラシーも必要であります。現金で買物していた私たちの時代とは異なり,今は電子決済やオンライン決済が主流でございます。お金は,スマートフォンやカード,画面上の数字として動くだけになっております。また,クレジットカード,ローン,リボ払い,サブスクリプション,残価設定型クレジット,投資商品など,金融商品や契約は複雑化しています。SNSを通じた消費者トラブルや詐欺的な勧誘の危険もあります。
 金融教育は,ただ単にお金を増やすためだけではなく,収支の管理や契約,借入れを理解し,トラブルから自分を守り,将来自立して生活するための教育です。一方,学校の先生方は,金融の専門家とは限りません。また,先生方は,既に多くの業務を抱えておられます。そこで,J-FLECなど専門機関や外部講師を活用し,教員に新たな負担を課すことなく,既存の教科の授業としてみなす仕組みが必要です。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)岡山市立の小・中学校において,現在,金融教育はどの教科や活動の中で,どのように実施されているのでしょうか。また,出前授業の実施状況を教えてください。
 (2)電子決済やオンライン取引,複雑な金融商品や契約が広がる中で,時代に合った金融教育の必要性について,教育委員会はどのように認識しているのかお聞かせください。
 (3)J-FLECなどの外部団体や専門家による金融教育の出前授業を実施する場合,家庭科,社会科,総合的な学習の時間,特別活動などの授業に位置づけることは可能なのかお尋ねします。あわせて,その判断は各学校が行うのか,教育委員会として一定の考え方や基準を示すのか,お聞かせください。
 (4)金融教育を推進するに当たっては,教員の負担を増やさないことが前提であると考えます。教材の共有,外部人材の活用,モデル授業の実施など,学校現場が新たな負担を抱えることなく取り組める仕組みを整えるお考えはないかお尋ねいたします。
 以上で1回目の質問を終わります。
 よろしくお願いいたします。(拍手)
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
◎難波雅彦 都市整備局長  1番,都市計画道路下中野・平井線の建設進捗についての項,(1)用地取得,橋梁整備,道路整備などの事業の進捗状況,(2)今後の整備スケジュールと現時点で見込んでいる供用開始時期について一括してお答えします。
 都市計画道路下中野・平井線(旭川工区)の進捗状況については,現在約94%の用地を取得し,旭川に架設する橋梁工事等を進めているところであり,事業費ベースの進捗率は令和7年度末で約57%となっております。
 今後のスケジュールについては,引き続き旭川渡河部での橋梁上部工事を進めるとともに,中区平井における主要地方道岡山・玉野線をまたぐ橋梁の下部工事に着手する予定としており,2020年代の供用を目指しております。
 次に,(3)第七次総合計画への位置づけと整備の進め方,(4)市民に分かりやすい整備効果の発信について一括してお答えします。
 都市の骨格となる中環状線の一部を形成する本路線は,都心に集中する自動車を分散し,交通渋滞の緩和に大きく寄与するなど,費用対効果もあり,岡山市第七次総合計画においても,道路ネットワークの充実強化や地域の経済活性化といった施策の一つとして位置づけております。
 市民への発信については,現在,岡山市のホームページにて事業概要や整備効果等を掲載しているところであり,具体的な内容といたしましては,平井小学校から日本赤十字病院について,朝夕の混雑時に,これまで国道2号バイパスを走行して約39分必要であった所要時間が本路線の旭川橋梁を利用することにより約12分に短縮され,救命率の向上が図られるなど,効果を分かりやすく掲載しております。
 今後も,引き続き早期開通に向けて整備を進めるとともに,市民に分かりやすい整備効果について,様々な手法を用いて発信していきたいと考えております。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  2,学校施設の改善,再整備についての項を順次お答えします。
 まず,パソコン教室の使用頻度や活用状況について,そして今後のパソコン教室の位置づけについてと,パソコン教室の改修や再整備を進める考えはないかとのお尋ねです。
 1人1台端末の整備により,従来からのパソコン教室の役割が変わってきております。パソコン教室の使用,活用状況について全体での把握は行っておりませんが,少人数教室として使用する,改修工事を行って教室に転用するなど,有効に活用されていると認識しております。今後も議員御提案の柔軟な教室活用を進めてまいりたいと考えております。
 次に,使用されていない備品の残存状況の把握についてと,台帳と学校現場にずれがないか,実態調査を行う考えはとのお尋ねです。
 不用となった物品については,各学校が必要に応じて他校での活用や処分等の対応を行っているものと認識しております。
 また,物品については,会計規則に基づき,毎年各学校で台帳との突合を含む物品検査を実施しており,適切に管理されております。一方で,活用や処分を行うまでの間,暫定的に学校で保管されている物品もあると聞いております。
 引き続き,各学校に対して適切な処理をお願いするとともに,不用物品の活用や処分について学校から相談があった際には,状況を十分に聞き取った上で,教育委員会として具体的なアドバイスを行うなど,丁寧に対応してまいりたいと考えております。
 この項最後に,不用備品の処分についてです。
 テレビを含む学校の不用備品の処分につきましては,各学校からの申出に基づき,教育委員会において一括して廃棄しております。これまでも各学校に対しては,適切な処分の実施について周知を図ってきたところですが,学校現場が不用となった備品を抱え込むことなく速やかに廃棄できるよう,引き続き適切に対応してまいりたいと考えます。
 続いて,3,お金と子育て,金融教育についての項を順次お答えします。
 まず,小・中学校における金融教育や出前授業の実施状況と,出前授業を授業に位置づけることは可能か,あわせてその判断主体は誰かとのお尋ねです。
 学校では,学習指導要領に基づき,家庭科や社会科の授業の中で金融教育を扱っております。出前授業を実施している学校数は把握できておりませんが,実施している学校では,お金の使い方やトラブルに巻き込まれない方法などについて学習していると聞いております。出前授業を実施する際に,その内容や狙いが学習指導要領と合致しているものであれば,学校の判断で授業に位置づけることは可能です。
 次に,時代に合った金融教育の必要性について,教育委員会の認識はとのお尋ねです。
 現在の教科書には,小学校ではインターネット通信販売やカード決済,中学校では金銭管理や消費者トラブルとその対策など,時代に即した内容が盛り込まれております。小・中学校では,発達段階に応じた金融リテラシーを着実に身につけることが大切だと考えております。
 この項最後に,金融教育を推進するために学校が負担なく取り組める仕組みを整えるのはどうかとのお尋ねです。
 学校が必要に応じて,専門的な知見を持った外部人材等を活用したり,教職員研修の充実を図ったりするなど,その支援の在り方を検討してまいりたいと思います。
 以上です。
     〔5番高橋誠一郎議員登壇〕
◆5番(高橋誠一郎 議員)  答弁ありがとうございました。
 3点,再質問させていただければと思います。
 まず,1つ目に,第1項の下中野・平井線についてなんですけれども,私も中区に住んでいる議員としてお尋ねしたいんですけれども,やはり産業道路,あそこの道路に出るまでというのが,雨が降ったりすると,なかなか時間がかかってまいります。この先,そこまでたどり着けば,下中野・平井線のこの橋のおかげで大分交通は楽になっていくと思うんですけれども,お尋ねしたいのが,その中区の中のですね,中のほうの道路整備について,これから先にまた計画があれば教えていただきたいと思います。
 2点目なんですけれども,次に第2項の学校施設のパソコン教室についてお伺いさせていただきたいと思います。
 一つ一つそれぞれの学校の現状に合わせて,自主性を重んじてということで,サポートしていかれると御答弁いただいたと思うんですけれども,今回特にパソコン教室の中で使っていただきたいと思っているのが,学校になかなか来づらいとか教室に入りづらいお子さんに対しての,そういうスペースとして使っていただけないかなと考えております。というのも,岡山市が,学校に来れない子どもたちのためのサードプレイスとしての支援は当然今年また進められているということは十分承知しているんですけれども,学校にその子どもたちが行く機会を設けておくことによって,普通に学校に通っている子どもたちも,いろんな子どもたちがいるんだなと,まず認識してもらえると。そういった意味で,触れ合う機会といいますか,接する機会を学校内につくっておいたほうが,入りづらい子どもたちと学校に普通に通っている子どもたちが接する場所があるんで,接点ができるのではないかと考えます。
 そういったところで,学校の中で,誰一人取り残さない学びの場をつくることが,誰一人取り残さない岡山市をつくっていくのではないかと考えております。そういった意味で,学校内に,教室に入りづらい子どもたちの居場所をつくっていくということをぜひとも後押ししていただきたいと。そういった教室を整備するための費用がなかなか足りないということも現場からは聞いたりしておりますので,その点について御所見をいただければと思います。
 最後,3点目なんですけれども,金融教育についてなんですけれども,今回の第3期の岡山市の教育大綱においても,自立に向かって成長する子どもたちを育てていくということをモットーにされておられると思います。
 昨日の三宅教育長の御答弁の中でも,予測困難な時代に生き抜いていく力,そういったものをつけてほしいという意図の発言があったと覚えております。子どもたちが,若者たちが,今一番困っている,困難だと思っているところがやはりお金についてのところだと思います。当然,今,教科書の中でも金融教育というのがあるということは今答弁いただいたんですけれども,教科書の改訂というものは,時代からだんだん遅れて遅れてという形になってきます。必要とするのは,今,必要な金融教育,そういったものを身につけていただくには外部の専門機関のことも必要だと思います。そして,大きい話になるんですけども,そのようなことに取り組むことで,金融に対する心配がなく,岡山でしっかりと家庭をつくって,そして子どもを育てていく,そういうような自信にもつながっていってもらえたらと考えております。そういった意味で,岡山市が独自に検討されているような取組,そういったものがあれば教えていただけたらと思います。
 以上で終わります。
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
◎三宅泰司 教育長  2点,再質問いただきました。
 まず,パソコン教室です。
 議員御指摘のとおりで,1人1台端末になって,ほぼ活用しなくなっております,令和元年あたりですが。その中で,先ほど答弁しましたが,全校ではないんですが,各学校で余裕教室がないところが一番に手をつけました。もう本当に部屋がないので,そこも改造して教室転用ということもありました。まだ余裕があるところは,ひょっとして議員御指摘の倉庫というか,物が置いてあるままのところがあるかもしれませんが,今おっしゃられた不登校の子どもたちの別室登校,今岡山市としては,10校ほどこちらのほうで教員を配置して,校内支援教室というのを運営しております。ただ,人がつかなくても,子どもたちが教室に入れなくても,学校に来た場合に居場所になる場所を学校は設定しておりますので,そういった折にパソコン教室も使える可能性があると思います。そのあたり,学校の要望に寄り添いながら,進めてまいりたいと考えております。
 2点目の金融教育なんですが,議員御指摘のとおりで,本当にクレジットカードとか,それぞれ時代に合ったものが今動いております。破産というか,使い方を誤っていると,自分が社会的自立,夢をかなえるというところでつまずく可能性もあると思いますので,非常に金融教育は大事だと思います。
 教育センターがこのたび新しくなります。その場所で産官学の連携を強めるように動いておるわけですけど,学校の出前授業について,教育センターのほうでマッチングができるように今コンサルを依頼して,いろんな企業,銀行も含めてになりますけど調査しています。学校の希望があれば,マッチングできるようなシステムをできれば,つくろうと思っていますので,金融教育についても各種銀行とか,それぞれ得意な方々が学校へ入れるような形を進めてまいりたいと思っております。
 以上です。
◎難波雅彦 都市整備局長  中区における都市計画道路下中野・平井線周辺の道路整備状況についてでございます。
 都市計画道路下中野・平井線の東側には,主要地方道岡山・牛窓線のバイパスとして都市計画道路が計画されております。現在,一部区間で事業は実施しておりますけれども,まずはこの下中野・平井線の旭川工区の早期完成を目指して取り組んでいきたいと考えております。
 以上です。
○小川信幸 副議長  以上で高橋誠一郎議員の質問は終わりました。(拍手)
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