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6月16日(火) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和8年6月定例会
6月16日(火) 本会議 一般質問
公明党岡山市議団
長岡 将克 議員
1 奉還町周辺における防災力強化について
2 愛育委員活動の充実について
3 ペット防災について
次は,順序に従いまして長岡議員。
〔13番長岡将克議員登壇,拍手〕
◆13番(長岡将克 議員) 皆様こんにちは。公明党岡山市議団,長岡将克です。
それでは,通告に従いまして質問を始めます。
大きい1,奉還町周辺における防災力強化について。
奉還町商店街周辺は,古くから市民に親しまれてきた歴史ある市街地です。その一方で,木造建築物が密集し,道路幅員が狭い箇所も多いことから,大規模火災発生時には延焼拡大の危険性が高い地域でもあります。近年,全国各地で大規模火災や自然災害が相次ぐ中,地域の防災力の向上は大変重要な課題となっています。本市の中心市街地に位置する奉還町地区においても,初期消火体制や消防活動を支えるインフラの整備は重要であると考えます。
私は,2月18日に西消防署で実施された奉還町二丁目,三丁目木造家屋密集地の図上訓練を見学いたしました。
図上訓練とは,火災発生時の延焼リスクや進入経路,消防車両の配置,必要な水利の確保などについて,地域の実情を踏まえて地図上で検証し,消防活動の実効性を高めるための机上訓練です。
今回の訓練では,奉還町二丁目,三丁目の建物配置や道路状況を事前に細かく調査した上で,シミュレーションソフトを使用し,木造家屋が密集する地域における火災の燃え広がり方や,消防活動上の課題について具体的な検証が行われておりました。
実際に訓練を拝見し,様々な想定の下で的確に判断しながら訓練に取り組まれている消防関係者の皆様の姿に改めて敬意を抱くとともに,こうした事前の備えが地域の防災力を支える大切な取組であることを改めて認識いたしました。
また,奉還町商店街では,数年前に全国で初めて十数店規模で連動型火災警報器が設置され,商店街関係者約40名が参加して,防災訓練が実施されたと伺っております。連動型火災警報器は,1つのセンサーが火災を検知すると,連動したほかの全ての警報器も作動し,周囲に火災の発生を知らせるものであります。当時は,106個の連動型火災警報器が商店街の店舗や柱に設置され,訓練にも取り組まれてきたと承知しております。
さらに,奉還町商店街のアーケードには,連結送水管と上部通路に消火足場が設置されておりますが,いずれも老朽化が進んでいるとのことであります。連結送水管や消火足場は,火災発生時に消防隊が迅速かつ効果的に放水活動を行うために重要な設備であります。商店街だけではなく周辺の木造密集地においてもその機能が十分に発揮されることは,市民の生命,財産を守る上で極めて重要であります。
一方で,商店街が管理するアーケードや消火足場などの共同施設の改修には多額の費用を要し,商店街単独での対応には限界があると考えます。他都市では,商店街アーケード等の共同施設について,安全対策や防災対策を目的とした調査,改修,撤去費用への補助制度を設けている事例があります。
そこでお尋ねします。
奉還町商店街のアーケードや連結送水管,消火足場などは,火災時の消火活動を支える重要な設備であります。木造密集市街地の安全確保の視点から,これらの設備の改修や更新に対する支援について,市としてどのように考えているのかお尋ねします。
あわせて,消防団施設についてお尋ねします。
消防団は地域防災の要であり,火災や災害の発生時には最前線で活動される存在であります。特に,木造住宅密集地域において,消防団の迅速な出動体制が被害軽減に大きく寄与するものと考えます。
しかしながら,奉還町周辺を管轄する石井分団機庫については,老朽化が進んでいるとの声を伺っております。私自身も,年末の夜警の際に現地を拝見しておりますが,分団機庫の老朽化を実感したところであります。
これは,消防車両や資機材の保管環境のみならず,消防団の活動環境にも影響を及ぼすものであります。今後,発生が懸念される南海トラフ地震や大規模火災への備えを考えれば,消防団活動の拠点となる施設整備は重要な課題であると考えます。こうした状況を踏まえ,石井分団機庫の現状を市はどのように認識し,今後整備についてどのように考えているのかお示しください。
大きい2,愛育委員活動の充実について。
岡山市愛育委員協議会は,結成60年を迎え,令和7年5月現在98学区・地区,愛育委員数5,320人を擁する地域保健ボランティア組織です。それぞれの地域の特色を生かしながら,主体活動や協力・共同活動,委託活動に取り組んでおられます。とりわけ,岡山市が実施するこんにちは赤ちゃん事業では,生後4か月までの家庭を地域の愛育委員が訪問し,子育てに関する情報提供や相談対応,必要に応じた保健師へのつなぎを行っております。こうした活動は,孤立しがちな子育て家庭を地域で支える大切な取組であり,継続的な成果を上げているものと承知しております。
その一方で,少子・高齢化,地域コミュニティーの変化,個人情報保護意識の高まりなどにより,愛育委員活動を取り巻く環境は大きく変化しております。委員の高齢化や担い手不足,訪問や会議,研修,地域行事への参加に伴う負担感の増加など,持続可能な活動体制をどのように確保していくかが課題になっているのではないかと考えます。
また,子育て世代の孤立防止や健康寿命の延伸に向けて,愛育委員のネットワークを今後どのように生かしていくのかも重要な視点であると考えます。
そこでお尋ねします。
(1)愛育委員は,地域に根差した健康づくりや子育て支援の担い手として大きな役割を果たしてきましたが,委員の高齢化や担い手不足,地域ごとの活動体制の維持について,市は現状をどのように認識しているのかお示しください。
(2)愛育委員の活動内容が広がる中で,委員一人一人の負担感が増していないか懸念しております。全戸配布する情報誌aiやけんしん・予防接種ガイドの配布を含め,愛育委員の活動実態を市はどのように把握しているのかお示しください。
(3)あわせて,活動費や研修支援,デジタル化による事務負担軽減も,愛育委員が活動しやすい環境整備に今後どのように取り組むのかお伺いします。
(4)少子・高齢化や地域のつながりの希薄化が進む中,愛育委員は子育て支援に加え,健診受診勧奨など幅広い役割を担っております。こうした中,岡山市の健康政策や地域福祉政策の中で愛育委員をどのように位置づけ,今後どのように活動の充実と人材確保につなげていくのかお伺いします。
大きい3,ペット防災について。
近年,全国各地で地震や豪雨などの大規模災害が相次ぐ中,災害時におけるペットとの避難の在り方への関心が高まっています。犬や猫などのペットは,飼い主にとって大切な家族の一員であり,心の支えとなっている場面も多いと考えます。
その一方で,災害発生時に避難所へペットを連れていけるか分からない,周囲に迷惑をかけるのではないかといった不安から避難をためらうケースもあると指摘されています。こうした不安は,結果として逃げ遅れにつながるおそれがあり,市民の命を守る防災の観点からも重要な課題であると考えます。国においては,災害時にはペットとの同行避難を基本的な考えとして示しております。
こうした中,岡山市においても,令和8年3月にペットとの同行避難ガイドライン(飼い主用)を策定し,日頃からの備えや同行避難の流れ,避難所での飼育ルールなどを示しております。
まずもって,市がこのようなガイドラインを策定され,平時からの備えの重要性を市民に分かりやすく示されたことは意義ある取組と受け止めております。
また,市が開設する避難所のうち,市立小・中学校では同行避難を受け入れるなど,具体的な取組が進められております。その一方で,避難所ではペット避難のスペースが屋外となっており,受入れ場所の確保や衛生管理,他の避難者への配慮,暑さ寒さへの対応など,実際の運用面ではなお課題もあると考えます。
ペット防災は,災害時だけではなく平時からの備えや啓発が極めて重要であり,こうした取組を実効性のあるものとして市民に着実に浸透させていくことが大切であると考えます。
そこでお尋ねします。
岡山市において令和8年3月に策定されたペットとの同行避難ガイドライン(飼い主用)を含め,災害時のペットとの同行避難について,市民への周知啓発,指定避難所における受入れ体制の整備,飼い主に対する平時の備えの啓発,さらには獣医師会や関係団体,地域との連携による支援体制の構築を今後どのような考えで進めていくのかお尋ねします。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁よろしくお願いします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎林原瑞気 産業観光局産業政策担当局長 1番,奉還町周辺における防災力強化についての項,奉還町商店街のアーケード等の設備改修や更新に対する支援についてお答えいたします。
商店街が維持管理するアーケード等の共同利用施設,設備の改修または設置につきましては,岡山市商店街基盤整備事業補助金として補助率2分の1,補助上限額500万円の助成制度を設けております。連結送水管の改修や更新が必要になった場合は,この補助金の活用が可能と考えております。
以上です。
◎鳥越昭宏 消防局長 同じ項,消防団施設についてです。
石井分団機庫は,昭和54年3月に建築,約47年が経過し,老朽化が進んでいる状況は把握しております。このことから,建て替えの優先度は高いと考えており,現在,具体的な検討を進めております。
以上です。
◎高木由里 保健福祉局健康衛生担当局長 2番,愛育委員活動の充実についての項を順次お答えします。
活動体制維持についての現状認識,活動実態の把握についてです。
愛育委員の皆様には,地域の健康を支えるヘルスボランティアとして,長年にわたり御尽力をいただいており,深く感謝申し上げます。一方で,委員の高齢化や担い手不足などにより,活動の継続に課題を抱える学区・地区があることも認識しております。
本市といたしましては,地区担当保健師による日頃の支援に加え,毎年提出いただく報告書等を通じて,各地区の活動実態の把握に努めているところです。
次に,活動しやすい環境整備の取組,委員の位置づけ,活動の充実及び人材確保についてです。
本市では,補助金等により支援を行うとともに,研修の機会を設けるなど,活動しやすい環境整備に努めております。
愛育委員は,市民の健康づくりを地域で支える重要な役割を担っていただいていると考えております。本市といたしましては,理事会などの場を通じて,課題の共有を図るとともに,地区担当保健師による支援等を継続し,活動の充実や持続的な組織運営につながるよう引き続き取り組んでまいります。
以上でございます。
◎今井洋孫 理事 大きい3番,ペット防災について,災害時のペットとの同行避難についての受入れ体制の整備,啓発,支援体制についてお答えします。
本年3月に策定したペットとの同行避難ガイドライン(飼い主用)には,飼い主に対し,日頃からの備え,同行避難に当たっての注意事項などを記載しています。指定避難所のうち,市立の小・中学校においては,ペットの一時避難スペースやリードをつなぐロープ,ブルーシートを備えているとともに,避難所運営に携わる市の指定職員にも,ペット同行避難者の受入れについて説明を行い,体制を整えています。
本ガイドラインは市のホームページに掲載していますが,引き続き関係部局と連携し,防災出前講座や地域の防災訓練,ペットに関する関係団体との会合の機会などを捉え周知していくとともに,災害時の支援については,平素から獣医師会などの関係団体と連携を図りながら進めてまいりたいと考えています。
以上です。
〔13番長岡将克議員登壇〕
◆13番(長岡将克 議員) 御答弁ありがとうございました。
それでは,まず1番目のほうから,奉還町のことです。
まずは要望です。商店街の支援ですが,奉還町を含め,ほかの商店街等の声も定期的に聞いているとお聞きしております。引き続きよろしくお願いします。
私もちょっと他都市の状況を調べてみました。連結送水管,消火足場などは,災害時の消防活動というものに対して非常に重要な施設であるので,なかなか一遍に難しい場面もあると思うんですけど,年度をまたいで何年かに分けてするとか,そういったことの補助等もいろいろ考えていただけたらなと思います。
それでは,質問です。
石井分団機庫について質問しましたが,老朽化が進んでいる分団というのは岡山市にも何か所かあると思います。今後どのように進めていくのかお聞かせください。
2番目,愛育委員の充実についてです。
愛育委員は,子育て支援のほかに,地域に根差した健康づくりの担い手として大きな役割を果たされております。全戸配布するaiとかけんしん・予防接種ガイドですけど,今市のほうからまとめて指定しているところに送っていただいて,そこで愛育委員が仕分して持って帰る,そういった状況になっていると思います。
単位町内会別ぐらいでは分けてくださっているとお聞きしているんですけど,実際aiとかはまだ薄いんですけど,けんしん・予防接種ガイドは結構分厚いんですよね。それがかなりの部数になると,実際高齢の方が自転車で持って帰るというのもなかなか大変な状況と話をお聞きしました。これは地域においてもまちまちで,本当にうまく運営ができているところもあったりとか,なかなか負担が大きくて苦労されているというところもあると思うので,しっかり配送とか配送先とか,そういったところを現場に即した方法などに検討いただけないでしょうか。
そして,もう一個質問です。
胃がん検診や結核,肺がん検診の会場の手伝いをしてくださっていると思いますが,集合時間が非常に朝早いんですと,それも負担になっているところがあるとお聞きしておりますので,こういったところをどうお考えか教えてください。
3番目のペット防災についてです。
他都市を幾つか調べてみました。岡山市のペットとの同行避難ガイドラインというのは本当にすごくよくできていると思います。以前,ペット防災のことを私も質問させていただきましたが,当時はピンク色の防災マニュアルに1ページだけペット防災のことが載っていたんですけど,今回のガイドラインというのは30ページになるような冊子でした。非常にすばらしい出来だなと,他都市にしっかりとアピールできるぐらいのものじゃないかなと私は思って見させていただいております。
その上で,もっともっと市民の方やいろんな方に見てもらいたいと思います。岡山市役所公式LINEから進んでいったら見えるんですけど,相当奥の階層まで行かないと見えない状況になっています。もう少し見やすい階層に移動することとか,何かできないでしょうか。質問です。
以上で再質を終わります。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎高木由里 保健福祉局健康衛生担当局長 愛育委員について2点,御質問をいただきました。
まず,1点目ですけれども,けんしん・予防接種ガイドの配布負担軽減についてということですが,配布に係る負担軽減のために,以前別々に配布していた健診と予防接種の冊子を1冊にまとめて配布回数を減らした経緯がございます。引き続き,負担軽減や効率化につきましては,理事会などで愛育委員の皆様の御意見もお聞きしながら検討してまいりたいと考えております。
2点目です。胃がん検診の集団検診の開始時間について調整できないかというところでございますが,胃がん検診の実施回数や時間設定は,市が一律に定めているものではなく,各地区の実情や地域特性に応じて調整しておりますが,今後も愛育委員の皆様の御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◎今井洋孫 理事 ペット防災について,LINEからもう少し見やすいといいますか,早くアクセスできるようにできないかという御質問だったと思います。
市の公式LINEに防災メニューというのがございますが,このメニューは,災害が発生するなど緊急時に必要となる避難所の情報だとか気象情報などがいち早く見れるように当初の画面を設定しています。
ペットの同行避難については,できれば平時,時間があるときから御確認をいただいておくことが非常に有効だと思っていますが,公式LINEからもう少し簡単にアクセスできるといいますか,見れるようにするにはどういったことができるか,今後関係部局と少し協議してまいりたいと考えています。
以上です。
◎鳥越昭宏 消防局長 市内の老朽化が進んでいるほかの分団機庫の建て替えはどのようにするかについて再質問をいただきました。
年数や老朽化の状況から優先度をつけて,関係部局と地元消防団と連携し,建て替えの検討を進めてまいりたいと思います。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で長岡議員の質問は終わりました。(拍手)
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