録画中継

令和8年6月定例会
6月17日(水) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議会
松本 好厚 議員
*一問一答方式
1 用水路転落防止について
 (1) ガードパイプ等の設置について
 (2) 浚渫作業について
2 農業従事者の確保について
 (1) 91農業の推進について
3 宅配ボックス設置の助成について
 次は,順序に従いまして松本議員。
     〔18番松本好厚議員登壇,拍手〕
◆18番(松本好厚 議員)  皆さん,おはようございます。自由民主党岡山市議会,松本好厚でございます。
 本日,質問は農業関連のことについてさせていただきますが,実は今日,地元の中学校の1年生,十数年,携わっておりますけど,田植をさせております。約300名の中学1年生の子が,我々が作っている応援団という団体があるんですけども,その方たちとそれから地域の方々と一緒に指導しながらやっております。
 目的は食育のことなんですけども,去年は米価が高かった,そういったことも含めて,それとあと技術家庭の時間を使ってやっているということで,なかなか最近は田植をするとか稲刈りをするとかという子どもはいないわけですけども,今朝も校長先生から非常に勉強になるよと言われておりますので,今後とも続けていこうかなと思っております。
 それでは,通告に従いまして質問のほうに移らせていただきます。
 1,用水路転落防止について。
 本市だけで総延長約4,000キロメートルの用水路が張り巡らされています。全区間に柵を設置することは現実的でなく,危険性の高い場所を優先して対策を実施しています。
 残念なことに,先月,用水路転落によって死亡事故が発生いたしました。現場は,転落防止柵が設置されておらず,危険な状況でありました。
 本市においては,平成28年度から,地域の要望を聞きながら,特に危険な用水路に対して安全対策工事を進めてまいりました。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)ガードパイプ等の設置について。
 ア,用水路は,水管理や農機の出入りが必要で,全面的な柵は作業の妨げになります。転落防止柵を全面設置するのではなく,脱着式の柵を検討すべきではないかと思います。
 技術的,保安的にも十分対応できると考えます。御所見をお示しください。
 イ,それから平成28年からの用水路転落件数をお示しください。
 (2)しゅんせつ作業について。
 出水期になる前に,各地では,毎年5月中旬頃から用水路のしゅんせつ作業が実施されています。近年では,転落防止柵が泥上げの障害になって十分なしゅんせつ作業ができない場所もあります。
 しゅんせつ作業が困難な用水路についての御所見をお示しください。
 2,農業従事者の確保について。
 (1)91農業の推進について。
 日本の農業は,高齢化と人口減少によって人手が足りないという切実な状況にあります。農林業センサスによると,基幹的農業従事者数は,10年前の平成27年は約175万人,直近の令和7年は約103万人と,この10年で約40%の減少になっています。
 このうち新規就農者数は,平成28年は6万人,令和6年は4.3万人という状況であります。
 今後,25年後には,基幹的農業従事者数は約36万人になる予測データもあります。
 そこで全国農業協同組合連合会(JA全農)は,人手不足に悩む生産現場を支援し,多種多様な人材がおのおののライフスタイルに合わせて農業に関わるよう,農的生活を1割取り入れる91農業を提唱しています。
 専業農家,新規就農を目指すのではなく,週末だけ,隙間時間だけといった気軽さで農業の現場に関わる人を増やし,人手不足を解消することを目指しています。
 そこでお尋ねいたします。
 本市の基幹的農業従事者数をお示しください。
 91農業の取組について御所見をお示しください。
 3,宅配ボックス設置の助成について。
 物流の2024年問題以降,配送ドライバー不足や人件費の高騰が深刻化しています。再配達が減少することは,単にドライバーの負担軽減だけではなく,配送トラックの走行距離短縮によるCO2の排出削減につながります。
 現在,大型スーパー,駅,コンビニ等,様々な公共スペースにオープン型のボックスが設置されていますが,コロナ禍以前に建設された戸建て住宅,集合住宅にはまだまだ設置数が増えていません。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)宅配ボックス設置補助金を導入するお考えをお示しください。
 以上で1回目の質問を終わります。
 御答弁よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
◎林原瑞気 産業観光局産業政策担当局長  1番,用水路転落防止について,ガードパイプ等の設置についての中で,平成28年からの用水路転落件数についてお答えいたします。
 平成28年から令和7年までの間で,市が把握している用水路転落による事故件数は1,099件になります。
 続きまして,しゅんせつ作業が困難な用水路についての所見についてお答えいたします。
 用水路など農業用施設は,農業用に供されるだけでなく,雨水などの排水路として防災機能を有するなど,地域の維持に必要な財産であり,しゅんせつ作業はその維持管理に欠かせないことから,農業者や地元の方々に御協力いただきながら,引き続き適正な管理を図っていきたいと考えております。
 その作業におきましては,土砂が大量にたまっているところや側壁の高いところ,暗渠部など,作業困難な箇所があるとお聞きしておりますが,それらにつきましては個別に御相談いただき,業者委託などで対応してまいります。
 以上です。
◎難波雅彦 都市整備局長  同じ項,(1)のア,脱着式の柵の設置についてです。
 転落防止柵は,地元町内会や農業水利土木員などと設置の可否や位置などを協議し,設置を行っているところです。
 その際,用水路の維持管理を行うための出入りや泥上げのスペース確保について要望を受けた場合には,柵と柵の間に脱着式のチェーンを設置する方法で対応しております。
 なお,議員御提案の脱着式の柵については,強度確保の問題や盗難の危険性に加え,取りつけ後の安全確認ができないことなどから,設置は困難であると考えております。
 以上です。
◎林原瑞気 産業観光局産業政策担当局長  2番,農業従事者の確保についての項,本市の基幹的農業従事者数と91農業の取組についての所見についてお答えいたします。
 農林業センサス2025によると,岡山市の基幹的農業従事者数は,前回調査から約22.7%減の4,518人となっております。
 基幹的農業従事者が減少していく中,多様な人材が様々な形で農業に関わる仕組みづくりは必要であると考えており,本市におきましても,農業協同組合と連携して農業アルバイトアプリの利用者に対して支援しているところです。
 今後も,新規就農者の確保,育成に努めるとともに,91農業のような気軽に農業の仕事へ参加できる仕組みを活用することで,人手不足の解消を図ってまいりたいと考えております。
 以上です。
◎板野利泰 環境局長  3番,宅配ボックスの設置の助成についてお答えします。
 本市では,岡山市スマートエネルギー導入促進補助事業において,市民自らの行動により,自ら効果が測れる機器導入に対して補助を行うことで,行動変容を図りながら,住宅の脱炭素化を促進しているところです。
 直接効果を生む太陽光発電設備や電気自動車の導入可能性が大きい現状において,直接の効果を生じない宅配ボックスを当該補助事業の対象とする予定はありませんが,再配達の抑制は社会全体の脱炭素に資するものと認識しており,他都市の事例等を研究してまいりたいと考えております。
 以上です。
     〔18番松本好厚議員登壇〕
◆18番(松本好厚 議員)  御答弁ありがとうございました。
 それでは,一問一答でやらせていただきたいと思います。
 まずは,用水路転落防止についてでございます。
 脱着式のガードパイプ,私も知らなかったんですけど,いろいろ調べたらそういったものもあるなということで今回ちょっと提案させていただいたんですけども,盗難とか,耐久性とかが弱いというのはよく分かります。
 そこでどこかでモデルケースでやるということは可能ですかね。ちょっとそれを知りたいんですけども。
◎難波雅彦 都市整備局長  繰り返しの答弁になってはしまうんですけれども,強度確保の問題とか盗難の危険性とか,脱着した後の安全確認ができないことなどから,やはり現時点では困難であると考えております。
 以上です。
◆18番(松本好厚 議員)  ちょっと話が変わるんですけど,50戸連檐が廃止されまして,私の周辺でも調整区域のところにかなりの家が,現在も進行して建設されております。
 当然ながら,調整区域ですから用水路がかなり多いところで,もともといわゆる転落防止柵であるとか防犯灯もついていないようなところも多々あるんですけども,そういったところに関しての事故が,今,多発するんじゃないかなというふうな感じを持っておりますけども,そういったところの対応についてはどのようにお考えでしょうか。
◎難波雅彦 都市整備局長  50戸連檐をこれまでやってきた市街化調整区域,それと市街化区域ですけれども,それぞれ地域は問わず,引き続き転落事故の発生箇所や地元の要望があったところについては,地元の町内会などと協議しながら対策を行っていきたいと考えております。
 以上です。
◆18番(松本好厚 議員)  防止柵につきましてはよろしくお願いしたいと思います。
 それであと,しゅんせつ作業のことなんですけども,どうしても農業従事者の高齢化等によってしゅんせつ作業がなかなかできないということで,春の特にしゅんせつ作業,藻刈り作業とか,だんだんできなくなっている。
 これはどこの地域でも言われていると思うんですけども,今の時代はまだいいんですけど,今後10年先とか20年先に,この作業ができなくなる地域がどんどん出てくるんじゃないかと思うんですけども,そのあたりについても御見解を教えていただきたいんですけど。
◎林原瑞気 産業観光局産業政策担当局長  用水路のしゅんせつでございますが,用水路のほうは,農業用に供するのみならず,防災についての重要なインフラとなっておりますので,機能発揮については大変重要であると思っておりますし,その中でしゅんせつの作業が非常に重要だということは認識しております。
 ただ一方で,市の水路は4,000キロメートルございますので,あと防災にも資するようなインフラでございますので,農業関係者のみならず,非農家の方も含めた多様な地元の方々で対応をお願いできればと考えております。
 今現在,岡山市がしゅんせつに対して受けている補助金の申請数を見ますと,横ばいか若干増加というような傾向がございます。
 その一方で,議員のお話のとおり,高齢化が進み,なかなか難しくなっているというような状況もお聞きしております。
 このような状況を加味しまして,今後,どのような方法がいいのかということは検討していきたいと,このように思っております。
 以上です。
◆18番(松本好厚 議員)  続きまして,農業従事者の確保についてということで,91農業でございます。これは,JA全農が推奨しているわけでございますが,先ほど答弁でありましたけども,マッチングアプリがあるみたいなんですけども,詳しい内容をちょっと教えていただきたいんですけども。
◎林原瑞気 産業観光局産業政策担当局長  岡山市のほうが支援しておりますマッチングアプリですが,こちらは働き手を求める農業者と求職者をマッチングするアプリでございまして,岡山市では,農業協同組合が推奨しているdayworkというアプリを支援しております。
 農業従事者も求職者も,こちらは無料で登録できるサービスでございます。
 応募から成立,当日のメッセージや評価まで,全てアプリで完結するサービスとなっております。
 1日単位での従事が可能でございまして,求職者の空いた時間などに従事することができるようなアプリになっております。
 以上です。
◆18番(松本好厚 議員)  ありがとうございます。
 それで,91農業ということは,本来の仕事から1割働くということで,いわゆる副業になってくるわけですよね。最近,副業を認めている民間企業も多くありますけども,例えば岡山市の職員がこの1割の働きをするというときに,仕事はやってもよろしいんでしょうか。どんなですかね。
◎小林芳由 総務局長  市の職員が報酬を得て事業に従事する場合には,任命権者の許可が必要になります。その許可の要件なんですけども,社会的問題の解決を目的として,地域の発展,活性化に寄与する公益性の高いような活動については,従事する時間の上限などの条件はありますけども,それをクリアすれば兼業を許可することになります。その許可がされれば,市の職員が農業に従事するということも可能かと考えます。
 以上です。
◆18番(松本好厚 議員)  本会議の質問でも,例えば池の草刈りとか,いろんなところでなかなか人手不足になっているという質問もございました。ぜひとも,来年に向かって,市の職員もこの91農業に取り組んでやっていただきたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。
 続きまして,宅配ボックスの設置の助成でございます。
 これも,昨年,高橋雄大議員のほうから質問があったと思いますけども,実は私も,ちょうどコロナ禍のときに,公営住宅にできないかということをちょっと質問させていただきましたけども,研究するということでございます。
 なかなか困難だというのは分かるんですけども,他都市の状況をというお話がありましたけども,実際,どのくらいの自治体がこの宅配ボックスの助成をしているのか,教えていただけますか。
◎板野利泰 環境局長  全自治体では把握できておりませんけども,調査した範囲では,全国87の自治体が宅配ボックスを対象とした助成事業を実施,または実施する予定とつかんでおります。
 以上です。
○田口裕士 議長  以上で松本議員の質問は終わりました。(拍手)
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