岡山市議会
会議録検索サイトへ
文字サイズの変更
標準
大
録画中継
トップ
/
会議名でさがす(令和6年)
/
令和6年9月定例会
/
9月10日(火) 本会議 一般質問
会議名でさがす
議員名でさがす
会派名でさがす
操作方法について
※用語の検索は会議名、議員名、会派名、発言通告(質問項目)を対象としています。
1倍速
1.2倍速
1.5倍速
2倍速
内容
会議録
令和6年9月定例会
9月10日(火) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
赤木 一雄 議員
1 「地元建設業者が生き残るためには」について
2 社会インフラの維持管理に関する現状と課題について
次は,順序に従いまして赤木議員。
〔31番赤木一雄議員登壇,拍手〕
◆31番(赤木一雄 議員) 皆さんこんにちは。本日最後の質問になります自由民主党岡山市議団の赤木一雄といいます。よろしくお願いします。
今日は真面目にやろうと思うたんですけど,先ほど江田議員が抽せんのことを触れられたんで,私も言い訳しておきます。
oniビジョンを見られておる方は何を言ようんか分からんかもしれませんけど,質問するときには順番を決めるときに最後くじを引く場合が,最後の締切りの1時間以内に出した人は抽せんなんですよ。今回1日目が埋まってないのを知らずに間違いなく明日以降じゃと思ってくじを引いたら,当たった,当たっちゃあいけんのが当たって,当局の人に5時までに出してくださいよというて,原稿を。私,通告しか持ってきてないんじゃ。質問原稿を作る資料は全部家に置いてきて,家に帰る時間もなく,もうテンパって,どうにか書きましたけどめちゃくちゃなんで,お聞き苦しいと思いますがよろしくお願いいたします。
それでは,通告に従い質問します。
1,地元建設業者が生き残るためにはについて。
今,建設業界では,人材不足や働き方改革等の問題により倒産件数が増えているそうです。
そこでお尋ねいたします。
(1)このままの状態が続けば,地域の社会インフラ整備の遅れや災害時の復興,復旧に甚大な影響が出ると思います。御所見をお願いします。
(2)建設業者にとって公共工事は非常に重要と考えていますが,土木費は年々微減しており,落札競争も厳しい中,今年から草刈りの委託業務で一般競争入札がありました。地元建設業者の方から大変お叱りを受けまして,何で入札変えたんならということで,なぜ変更したのか御所見をお願いいたします。
大きい2番,社会インフラの維持管理に関する現状と課題について。
(1)区役所の維持管理業務では,土木技術者の不足により業務の遂行に支障が出ていると聞いていますが,御所見をお願いいたします。
(2)国交省では,令和5年3月にインフラメンテナンスにおける包括的民間委託導入の手引きが出されましたが,岡山市でも道路の維持管理に導入されますか,御所見をお願いします。
以上で1回目の質問を終わります。ありがとうございました。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎岩田康裕 財政局長 1,地元建設事業者が生き残るためにはの項,まず建設業の人手不足についての所見についてお答えいたします。
労働時間や賃金など処遇を背景に建設業界からは若年入職者の減少,また高齢化による人材不足,そういった声をお聞きしております。
そうした中で,岡山市としましても,平成30年に施行された働き方改革関連法に基づく労働時間規制が本年度から建設業にも適用されることを踏まえまして,建設現場の処遇改善,また生産性の向上など働き方改革の推進に取り組んでいるところでございます。
具体的には,週休2日工事を原則全ての工事に導入すること,また施工時期の平準化に取り組むことを進めますとともに,生産性や安全性の向上につながるICT活用工事,また技能者がその能力や経験に応じた処遇が受けられる建設キャリアアップシステムの活用を受注者に推奨いたしております。
これらの取組を通じまして,建設業の魅力を高めることで人材の確保につながっていくよう引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
次に,委託業務の入札方法の変更についてでございます。
岡山市では,草刈りを含む一部の委託業務につきまして,従来指名競争入札を実施しておりました。これに対しまして,地方自治法施行令第167条では,指名競争入札は一般競争入札に適さないなどの場合に限り実施することができるものであり,岡山市の指名競争入札による委託業務の多くが一般競争入札可能という令和3年度包括外部監査の指摘を踏まえて我々としても検討を行いまして,委託業務について令和5年10月から原則一般競争入札によることといたしたものでございます。
以上です。
◎安東功夫 北区長 2番,社会インフラの維持管理に関する現状と課題についての項,(1)区役所の維持管理業務についてですが,区役所の土木職員は,令和3年度から令和6年度にかけて6名増員しており,現況の体制で多種多様な市民からの要望や通報に迅速に対応できるよう,研修等を通じて職員一人一人の資質の向上や業務の効率化を図り,引き続き維持管理業務の遂行にしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 同じ項,道路維持管理への包括的民間委託の導入についてお答えします。
包括的民間委託は,受託した民間事業者が創意工夫やノウハウを活用し,効率的,効果的に業務を実施できるよう,複数の業務や施設を包括的に委託する方式です。
発注者側としては,事務の負担軽減,コスト縮減,サービス水準の向上など,受注者側としては業務の包括化による生産性の向上,創意工夫による収益性の向上などの効果が期待されます。
本市が管理する道路の延長は年々増加し,それに伴い管理する道路施設も増加していることから,包括的民間委託は,限られた人員と予算の中,効率的な維持管理を持続的に行う上で有効であると考えます。
しかしながら,業務発注を包括化することに当たっては,現在の個別発注方式から内容が大きく変わるため,対象とする業務や施設,エリアの設定や関係事業者等の合意形成など多くの課題があることから,他都市の取組状況も参考に関係部局とともに慎重に検討してまいりたいと考えております。
以上です。
〔31番赤木一雄議員登壇〕
◆31番(赤木一雄 議員) 御答弁ありがとうございました。
引き続き再質させていただきます。
あるリサーチ会社の調査で,人手不足を原因とする倒産件数が2024年上四半期で116%増の145件と,過去最多を記録しました。また,時間外労働の上限規則に伴う2024年問題に直面している建設業者は39件で,3割を占めていると発表されました。
建設業者の倒産は,前年同期比で約3倍に急増したと発表がありました。今後岡山市内の建設業者にも厳しい波が来るのではないかと思っております。
そこで質問に入ります。
今年8月8日,南海トラフ地震の想定震源域である宮崎県日向灘の地震発生により,南海トラフ地震臨時情報が発表され,大規模地震の発生により一層の注意をするように発信されました。岡山市でも,最大震度6強が想定されています。
そこで,さきにも申しましたが,建設業者の倒産が急増している状況の中で,建設業者の減少はいつ発生するか分からない地震への対応のみならず,進行中の建設現場の停滞を招く可能性もあり,地域経済への影響も懸念されるため,人材確保に向け,より一層の取組が必要と考えます。
そこで質問いたします。
(1)人材不足等に対する市の取組について御答弁いただきましたが,その取組をより一層建設業界へ広め,活用していただくために実施していることがあればお示しください。
次に,質問2の再質です。
区役所の維持管理業務では,限られた人員予算の中で膨大なインフラを適切に維持管理する必要があります。施設に不具合が生じてから対策を行う事後保全から,不具合が生じる前に対策を行う予防保全への転換が必要ではないかと言われています。多くのインフラを保有する岡山市においても,人員,予算等の制約から課題を有している状況にあると思います。
維持管理等の業務を包括的に民間に委託することにより,民間のノウハウを活用しながら維持管理業務の質を確保した上で業務の効率を向上させる取組である包括的民間委託の導入が解決策の一つと上げられています。再度御所見をお願いします。
(2)下水道河川局で,一部包括的民間委託が導入されているとお聞きしましたが,現状で成果と課題があればお示しください。
(3)また,小規模工事から全ての土木工事では,測量から設計までをコンサル会社に発注されていると思っています。そのチェック体制は万全でしょうか。また,災害後は,災害復旧工事が大変増加します。玉柏野々口線での教訓を受け,再発防止のためにも熟練土木技術者の継承,育成は必要と考えますが,御所見をお願いいたします。
以上で再質問を終わります。
ありがとうございました。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎岩田康裕 財政局長 再度人材確保についてお尋ねいただきました。
先ほど御答弁いたしましたとおり,建設現場の人材確保につながるようにということで,受注者に対して働き方改革の取組に応じてインセンティブを付与させていただいているところです。
少し詳しく申しますと,工事評定への成績のインセンティブ対象として週休2日工事,ICT活用工事,また建設キャリアアップシステムなどを対象としております。それからあと,週休2日工事,ICT活用工事,それから快適トイレ,熱中症対策などについては,経費率についてインセンティブを設けるといったことをさせていただいております。
引き続き国の動向も注視しながら,働き方改革に資する入札制度の見直しに不断に努めてまいりたいと思います。
以上です。
◎安東功夫 北区長 再質問2点伺いました。
まず,コンサル作成の書類のチェック体制が万全かについてですけども,チェック体制につきましては,設計調査チェックリストを作成して,成果品の照査等を2人体制で行っております。
それから,もう一点,玉柏野々口線での教訓を受けて技術職員の育成についての質問です。
県道玉柏野々口線災害復旧工事での教訓を受けて,国や県,他部局が行う土木技術者向けの各種研修に積極的に参加しており,北区役所では毎年度,北区建設工事等担当職員研修を開催し,職員の技術力と意識の向上を図っています。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 包括的民間委託を導入することで事後保全型から予防保全型への管理に転換するのではないか,御所見をという御質問だったと思います。
包括的民間委託の内容についてはいろんなやり方があるとは思うんですけども,例えば巡回,点検,補修等の業務を一括して行うような場合ですと,施設が壊れる前に点検の結果によって事前に補修等の手が打てるということから,限られた人員,予算の中で効率的な維持管理が進められ,事後保全型から予防保全型への転換というのは十分考えられると思います。
しかしながら,繰り返しになるんですけども,先ほど答弁したとおり,多くの課題があることから,関係部局とともにこの導入に当たっては慎重に検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎内海誠一郎 下水道河川局長 下水道河川局で導入している包括的民間委託についてお答えします。
下水道河川局では,マンホールポンプに対する改築とか維持管理,これを包括的民間委託しております。今年度から4年間の委託期間としておりまして,児島湖流域関連処理区,それから岡東処理区のマンホールポンプ,こちらのほうを包括的民間委託しているところでございます。
委託開始からまだ5か月という状況ではございますが,成果としては修繕業務とか,こういったもので1つずつ書類作成していたものが削減されたとか,通報に対して迅速に対応できるとか,こういったところでメリットが出てきているという状況でございます。
以上でございます。
〔31番赤木一雄議員登壇〕
◆31番(赤木一雄 議員) 御答弁ありがとうございます。
初めて再々質させていただきます。
いろいろ御答弁聞いた中で,大変施策というか,その方向を転換するのは非常に難しいと思います。しかしながら,長い目で見ていけば非常に重要なことではないかと思いますので,ぜひ考えていただきたいと思っております。
私は,業者のこともありますけど,岡山市というのは市民のためにやっていると思っております。市民が喜ぶためには,要望を出した時点で早く修繕とかいろんなやり方で結果を出していただきたいとは思っております。
要望して1年,2年,もう限界が来てからこっちへ来ますんで,担当者も替わっているし,なかなか伝わらない部分も多い。そういうことがないように,こういうやり方もいいんじゃないかと思ったんですよ,包括的民間委託を導入することが。当然業者の知識も技術も上げないとこれはできないことですから,お互いにいいことだなと思いました。
今言いましたように,なかなか問題が多いわけです,市民からすればですよ。行政サイドじゃなくて,市民のほうから見てみると,なかなか課題が解決しない部分が多いし,どこへ行っていいのか分からない部分があるんです。今町内会も大変苦労されていますし,それを言える方がおられるかどうかも厳しい状況になっております。
わざわざこちら,北区役所へ来るのも大変なんで,私が一番いいと思うのは,昔は各支所に産業建設課があって,維持管理とか,農林土木の職員が2人ずつぐらいおられて,すぐ現場へ行って,これはすぐ直さにゃいけんから,すぐほいじゃあ何とかしましょうという。市民にとってすごくやりやすかった,ありがたかった。それが,政令市になって以降なくなりまして,今大変。だから,市民の方にとっては,なかなか厳しい状態であり,岡山市はもう周辺地域は見捨てたんか,中心部ばっかりようなってという意見がだんだん増えました。これは間違いない。だから,なかなかいいように思ってもらえません。
だから,昔の産業建設課をぜひ復活させていただきたいと思っております。今現状でも新しく合併した地域は残されています。昭和46年当時に合併したところは,もう全部廃止になっています。その分,北区土木農林分室とかできていますけど,なかなか正直言うと,吉備はその分室もなければ,区役所まで来にゃあいけんので,大変厳しい状態にある。
ここで質問せにゃあいけんのですが,その当時の産業建設課を経験されている方といえば,あっ,林副市長,今目が合ったんですけど,再度市民から愛されていた産業建設課を,今人口が多い吉備地域センターへ復活というか,試験的に導入していただけないでしょうか。
これで質問終わりますんで,ありがとうございました。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎林恭生 副市長 総務局の担当ということで,私も一言。
実は産業建設課,出先のほう僕出たことなくって,基本全部本庁勤務でしたのであまり詳しくはありませんが,今の組織体制,政令市になったときに今のような形になってきたわけで,これに何か逆行するみたいな話じゃないかなという。だから,発展的に何か別の形が考えられるんじゃないかなと思います。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で赤木議員の質問は終わりました。(拍手)
本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日,午前10時に開き,引き続き一般質問を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
御苦労さまでございました。
午後3時3分散会
ご利用について
この議会中継は岡山市議会の公式記録ではありません。
録画中継は、会議の翌日から起算して、おおむね3日後(土、日、祝日を除く)からご覧いただけます。ただし、編集の都合上、配信が遅れる場合があります。
映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
「岡山市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。岡山市の許可なく複製、転用等を行うことは禁止されています。
戻る