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令和5年11月定例会 12月11日(月) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和5年11月定例会
12月11日(月) 本会議 一般質問
みらいえ
國友 彩葉 議員
1 都市間連携の取り組みについて
2 多文化共生社会の実現に向けて
3 より身近な市政へ(広報・広聴の取り組み)
次は,順序に従いまして國友議員。
〔2番國友彩葉議員登壇,拍手〕
◆2番(國友彩葉 議員) 皆さんこんにちは。みらいえの國友彩葉です。
今年最後の個人質問の順序を何とか引き当てることができました。自治体の宝くじを買う前に今年のくじ運を全て使い果たしたと思っております。
さて,この議会より未就学児の傍聴制限がなくなりました。私自身,1年半前当時7か月の我が子をだっこし傍聴に来た際にこの制限があることを知り,とても悲しい思いで帰ったことを思い出します。ですから,今回この制限がなくなったことを本当にうれしく思っています。
早速,今日はこれをきっかけに今まで傍聴にハードルがあった方々も傍聴にお越しくださっています。子育て世代にも,そして誰にも優しい議会,そして市政を目指し,私自身も頑張ってまいります。
それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
1,都市間連携の取組について。
これまでにも議会においては都市と都市との関係を深めることについて議論されてまいりました。新しいところでは,さきの9月議会において柳迫議員が中四国4市との連携のことを質問されておられます。今回は,関西との連携から質問させていただきます。
神戸市会令和3年6月議会,山下てんせい議員より経済圏としての中四国地域との連携について,自治体同士という視点で同じ政令指定都市である岡山市との誘客促進や相互誘客について連携を深めることも考え得る施策ではないかとの御質問がありました。
それに対して久元喜造神戸市長から,岡山などの中国地方,香川,徳島などの四国など,隣接府県を対象とした誘客促進や相互誘客を進めるということは極めて重要で,この認識の下に令和3年度の事業を進めるとの御答弁がありました。
また,その後,今西正男副市長からは,それぞれの担当の人間が本当に魅力を分かってそこに行きたいなというようなぐらい実際に情報の交換を行うことが大変大事な1歩との御答弁がありました。この神戸市会でのやり取りを御存じでしょうか。
以下質問いたします。
(1)岡山市から神戸市にアプローチ,アクションを起こしませんか。例えば政令都市市長会の場でお話しいただくのもいいですが,私は公式に首長懇談会をしていただくこともよろしいかと思います。中国地方と関西の都市間連携について,大局的な見地から議論していただきたいと存じます。御所見をお示しください。
岡山市は,日本国外とは現在6都市と2地域で国際友好交流都市・地域締結を行っておられます。先日,私も台湾・新竹市へ国際交流に行かせていただきましたけれども,新竹市政府の皆様も岡山市にいらっしゃったり,直接フェース・ツー・フェースの交流,意見交換が続くことで互いの都市の魅力にさらに気づくと改めて感じました。これは国内でも当てはまることです。
(2)指定都市20市の交流は既に様々に行われていると思いますが,それに加えて本市における他都市との都市間交流はどのように進めておられますか。現状をお示しください。
(3)例えば京都市は会津若松市とは相互交流宣言を,新潟市とは観光・文化交流宣言を締結しています。鎌倉市と奈良市では観光・交流宣言を,宮城県と豊島区では相互交流宣言を結んでおられます。自治体同士の交流を深めることは本市にとって大いにメリットがあると考えます。御見解をお示しください。
(4)岡山市として他都市との連携を積極的に進めませんか。例えば,現在岡山市は釧路市と観光都市として交流しておりますが,具体的にはどのような内容でしょうか。
また,釧路市のような提携を結んだ交流を釧路市以外の他の都市とも行いませんか。御所見をお示しください。
2,多文化共生社会の実現に向けて。
(1)多文化共生社会推進プランについて。
岡山市には令和5年10月末時点で1万5,413人の外国人の方が住民としていらっしゃいます。これは全住民の2.2%であり,今後ますますこの数は増加する傾向があると見受けられます。この7か月でも1,532人増加しております。
本市は,平成20年より5年ごとの多文化共生社会推進プランを策定し,今年度が2019年4月改訂版の計画期間の最終年度になります。この5年を考えても日本において外国人を取り巻く環境は大きく変化したことと思います。
以下質問いたします。
ア,現行プランが終了するに当たり,ここまでの5年間の取組についてどのように評価されますか。
イ,現行プランの開始から現在までの各施策の進捗状況や成果,新しく見えてきた課題などがあればお教えください。
ウ,現行プランは令和6年4月に改訂されますが,改訂のポイント,重点施策をお示しください。
エ,改訂後,プランの評価や進捗管理はどのように行われるか,お示しください。
(2)岡山市日本語教育基本方針について。
本市が今年9月に行われました外国人市民アンケートでは,日常生活で困っていることの上位に日本語の学習が挙げられています。日本語教室は,日本語の習得はもちろんのこと,市民や生徒相互の交流ができることや日常会話から生活に必要な情報を得ることも期待されます。
今回の多文化共生社会推進プランの改訂に当たり,体系的かつ専門性を有した日本語教育施策を総合的に推進していく必要性から,令和6年4月にその指針となる岡山市日本語教育基本方針の策定が予定されると伺っております。
以下質問いたします。
ア,策定予定の基本方針に基づいて,市として重点的にどのようなことを取り組んでいくお考えでしょうか。
また,我が会派の代表,鬼木議員が今年の2月定例会の代表質問において日本語教育についての体制づくりと日本語教室開設に至るまでのスケジュールに関する問いに対し,市民協働局長から新年度の早い時期に総合調整会議を立ち上げ,総括コーディネーターの配置を行うとともに秋頃には新しい形での日本語教室を開始してまいりたいとの御答弁がありました。
イ,地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業に基づいたこの新しい形の日本語教室について進捗具合はいかがでしょうか。
ウ,その日本語教室の発展,展開はどのようにお考えでしょうか,お示しください。
エ,岡山市ではこれまでも行政情報の多言語化に取り組んでこられました。基本方針の素案ではやさしい日本語を用いての概要版が出ていますが,概要版は多言語化も必要かと思います。御所見をお示しください。
オ,直接日本語教室のことではありませんが,12月に入りバスの上限200円キャンペーンが始まり,1月3日まで続きます。岡山市民にぜひ知ってもらい,公共交通の利用促進に期待するところであります。
本市にお住まいの外国の方にお話をお聞きすると,周りにはこのことを知らない外国人が多く,とてももったいない,周りに教えてあげたいが,詳細が日本語のみで教えられないとのことでした。少なくともフェイスブックの国際課ページでは広報ができると思います。市民誰にでも,外国人市民にとっても有益な情報を積極的に周知してほしいと思いますが,いかがでしょうか。御所見をお示しください。
(3)市内外国人児童・生徒について。
市内学校では,令和5年度5月1日時点で外国人児童・生徒が小学校325人,中学校98人在籍しており,本市では日本語指導については国による加配の教員を配置したり,日本語指導支援員を派遣してくださっております。
現在,産業観光局ではおかやまムスリムおもてなしハンドブックの作成や,ハラル対応している飲食店などのピーチマークの認証など,インバウンドとしてムスリム圏の方々を受け入れる事業をしておられます。観光客への対応はもちろん大切ではありますが,既に住んでおられる方への対応,特に学校給食における食への対応も必要と考えます。
以下質問いたします。
ア,岡山市における外国人児童・生徒のうち,特にムスリムを含め宗教上の配慮が必要な方の人数把握と対応はどのようにされていますでしょうか。
イ,宗教上の配慮が必要な外国人児童・生徒の対応についてはどのようなことが大切だと考えていますでしょうか。
ウ,現在新岡山学校給食センターの整備に向けて計画が進められていますが,宗教上の配慮としての除去食対応についてはどのように考えていますでしょうか。御所見をお示しください。
エ,静岡県静岡市では,令和3年度から毎年スマイル給食といって宗教上のみならず食物アレルギー,文化・信条など様々な理由で特定の食材を食べられない児童・生徒に配慮し,より多くの児童・生徒が食べられるよう肉類,アルコール類,そしてアレルギーの原因となる28品目を除いた献立の提供をされています。
本市では,令和4年度アレルギー対応状況の調査結果では,先ほど鬼木議員への御答弁でもありましたが,小学生66名,中学生12名が完全弁当の対応です。ふだん様々な理由により弁当持参等で対応されている児童・生徒も静岡市のような誰でも給食の取組で一緒に同じ給食を食べるということは,児童・生徒の多文化共生に対する理解促進を図るためにもとてもすばらしい取組だと思います。
また,静岡市にお聞きしましたところ,生徒,保護者からの反応も大変よく,喜ばれているそうです。本市教育委員会におかれましても,住んでいらっしゃる方が外から来られる方と同じように手厚く対応してほしいと思いますが,いかがでしょうか。御所見をお示しください。
3,より身近な市政へ(広報・広聴の取組)について。
岡山市は,これまでも市民サービスの向上に向け,日々取り組んでおられることと思います。そんな中,さらによい行政サービスが提供できるよう,市民との対話を大事にしてほしいと感じます。大森市長との対話「大盛トーク」はとてもすばらしい取組の一つだと感じておりまして,令和5年3月から復活開催されたことをとてもうれしく思っております。様々なテーマで最近だと歴史,市街地の商店,文化芸術,健康,防災,教育など,岡山市の課題に対して市民の意見を直接聞いてこられました。
そこでお尋ねいたします。
(1)この取組についての意義を改めてお尋ねしたいと思います。
(2)私も議員として気軽に御相談や御意見を提供してもらうことを目標にしておりますが,市政におかれましてももっと気軽に意見を吸収する機会が市政を身近に感じてもらう試みの一つとして必要と感じています。大盛トークのような対面はもちろんすばらしいことだと思いますが,機会を広く提供するという意味ではDX化の推進の一つとしてもデジタル目安箱「大盛デジタルポスト」を設置するのはいかがでしょうか。
多くの都市が市政,市長への御意見,御要望として取り組んでおられるものは関係部署に連絡し,必要なものは担当課からの個別回答というものが多く,他の市民の目には触れることがありません。いただいた御意見,御提案に対し回答を掲載する取組を既に実施している自治体として指定都市では横浜市,浜松市,その他にも兵庫県明石市,大阪府四條畷市などが挙げられます。広く市民の意見を聞き,結果を皆様にお知らせする姿勢は大切だと考えますが,御所見をお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,國友議員の質問にお答えいたします。
まずは都市間連携の取組ということで,中国地方と関西の都市間連携,また他都市との都市間交流,自治体同士の交流を深めることはメリットがあるかどうかということ,一連の質問に対してお答えしたいと思います。
まず,市長会というのがあります。全国の市町というのは700以上あって,なかなかそこでの交流というのを全国的にやるというのは非常に難しいものであるんですが,政令市は20市しかありません。会議の出席率も非常に高いですし,年間に三,四回開かれます。そうなると自然と交流は進んできて,20人,いろいろ個性の強い人が多いんですけれども,仲よくやれているなという感じがします。
そして,会議の議題だけじゃなくてお互いの会話の中でこれはうちの市でもやったらいいんじゃないかとか,そう思えるようなことも多々あるわけであります。そういう面で重要だと思っております。
政令市の会議の中でたまたま隣が広島市長ということもありまして,広島市長に投げかけまして瀬戸内海という共通事象の議論を行っていこうということで,広島,高松,松山,岡山の4市から成る会を毎年やっています。観光に関するものが多いんですけれども,実際の食事の場など,持っている悩みとか動き,先ほどの鬼木議員の質問にあった公共交通なども4市とも議論が相当出ているところであります。こんなことを生かしながらお互いの長所,また課題をそこで出しながら,いい形で相乗効果が発揮できているんではないかなと思います。
そして,國友議員の質問の中にありました神戸市でありますが,神戸市長とも様々な機会を捉えて情報交換しているところであります。近々でいくと県単位での社会保障,例えば一番端的なのが子どもの医療費助成などについて兵庫県の対応,政令市と他の市の区別なくいろいろと対応していただいているみたいな話は伺ったところでもあり,そういったことも踏まえながら,私も岡山の地でいろいろと主張していかなきゃならないなというようなことも考えたところであります。
特に定額減税の話を今政府で動かしていますけれども,政令市は当然ながら対象者が多いということもあるし,またこの定額減税を行うことによって地方財政にどう影響があるかというような議論もあります。あさってですけど,一緒に総務大臣のところにお話にいくということを今予定しているところであり,連携は様々な形で図られていると思っております。
御指摘の関西地方でありますが,関西地方はもとより様々な都市とその時々の課題や取組内容に応じて積極的な交流をやっていきたいと思います。
もう一つは,大盛トークの意義であります。
私は平成25年10月に市長に就任いたしましたが,御指摘のように市民の皆様と膝を交えて意見交換を行う場が重要と考えて,平成25年11月から始めさせていただいております。昨年は足守や,また操山にも行かせていただき,特に地域の歴史や魅力と融合したまちづくりをテーマに議論させてもらいました。今後も機会を捉えて実施していきたいと思っております。
私からは以上です。
◎小川祥子 産業観光局長 1,都市間連携の取組についての項,市長答弁以外についてお答えいたします。
釧路市との交流内容,釧路市以外の都市との交流についてです。
岡山市は釧路市と岡山後楽園のタンチョウヅルが取り持つ縁で観光交流都市として昭和55年から定期的に市民の方も御参加いただく訪問団を相互に派遣するとともに,毎年それぞれの都市で開催される物産展等へ相互出展することで,人と物の交流を図っています。また,先月の戦国宇喜多家を顕彰する会の設立に際しては,八丈町,金沢市,揖斐川町,瀬戸内市,垂水市といった宇喜多家とゆかりのある関係市町に岡山市からお声がけし,構成メンバーに加わってもらいました。今後も事業を実施する中でゆかりがある自治体との交流を大切にしてまいりたいと考えております。
以上です。
◎田中哲也 市民協働局長 2番,多文化共生社会の実現に向けての項,多文化共生社会推進プランについて5年間の取組の評価,各施策の進捗状況や成果,新しく見えてきた課題,改訂のポイントと重点施策,改訂後のプランの評価や進捗管理の方法につきまして一括してお答えいたします。
この5年間は,岡山市外国人総合相談窓口の設置や岡山市AIチャットの多言語対応サービスの開始などのコミュニケーション支援や岡山市立市民病院での通訳ツールの整備など生活支援の分野で取組が進み,一定の成果があったと考えております。
一方で,多文化共生の地域づくりの分野では継続事業のみという結果であり,地域での多文化共生に関する意識啓発等について,さらに取組を進める必要があると考えています。
今回の改訂のポイントは,6つの大きな柱のうち外国人市民の社会参加の促進を多様性による地域の活性化に変更しました。これはこれまでの社会参加に加え外国人としての視点や多様性を生かした地域の活性化に重点を置こうとするものです。
また,コミュニケーション支援の柱の基本施策として生活者のための日本語学習支援を独立させ,地域日本語教育の総合的な体制づくりの推進に力を入れてまいります。
プランの進捗状況については毎年施策の取組状況を庁内各部署に照会し,関係課長等を委員とする岡山市多文化共生社会推進会議において結果を共有するとともに,施策推進の働きかけを行ってまいります。
次に,岡山市日本語教育基本方針についてのうち,重点的な取組,新しい形の日本語教室の進捗状況,教育の発展,展開の考え,方針の概要版の多言語化についてお答えいたします。
岡山市日本語教育基本方針では,地域日本語教育推進の体制づくり,日本語教室の運営を支援し学習機会を増やす,日本語教育を担う人材の育成,日本語学習をきっかけとした交流を通じた多文化共生の取組の推進の4つの施策の柱を設け,体系的に推進してまいります。
新しい形の日本語教室は,当初は今年秋頃の開設を予定しておりましたが,総合調整会議において課題把握などしっかり検討を重ねながら進めるべきといった御意見があり,年度内の開設を目指して現在準備しているところでございます。
この教室は,外国人市民が集住しているものの周辺に日本語教室がない地域での設置を考えており,今年度開設した後は状況を見ながら増設を検討していきます。
教室では日本語の学習だけではなく生活に役立つ情報等を提供するとともに,地域住民や学習者同士の交流なども取り入れながら楽しく学べるような内容を考えてまいります。
方針の概要版につきましては,多くの国や地域の人が住んでいる岡山市の状況を鑑みて,やさしい日本語版を作成しています。その他の言語につきましては,総合調整会議での意見などを踏まえながら検討してまいりたいと考えております。
次に,外国人市民に有益な情報を積極的に周知すべきではについてお答えいたします。
市ホームページでは,外国人市民の方に向けた情報の入り口としてトップページにバナーを掲示しており,アクセスすると自動翻訳機能により14言語で閲覧していただくことが可能です。また,外国人コミュニティーや多文化共生を推進する団体などで構成される岡山市多文化共生推進ネットワーク会議に必要に応じて情報提供を行うなど,情報の周知に努めているところです。今後も分かりやすく外国人市民に必要な情報が届くよう,関係各課や団体と連携し,ホームページや国際課フェイスブックを活用しながら工夫に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,(3)市内外国人児童・生徒についてのうち,宗教上の配慮が必要な人数把握と対応,どのようなことが大切かについてです。
外国人児童・生徒に対し一律に宗教に関する調査は行っていませんが,各学校において保護者や本人から配慮事項について聞き取り,個別に対応していると認識しております。その中で,宗教を含めた文化的な背景を把握するとともに,日本の教育活動について丁寧な説明を行いながら共通理解を図り,子どもたちが安心して学校生活を送ることができるようにすることが大切であると考えています。
次に,新岡山学校給食センターでの宗教上に配慮した除去食対応,アレルギーの人も含めてどう対応するかについてです。
宗教や信条またはアレルギーに基づく食事制限は無数にあり,大量調理を行う学校給食は栄養摂取基準や提供時間など様々な諸条件に対応する必要があり,新岡山学校給食センターを含め全ての食事制限に対応した給食提供は困難だと考えておりますが,学校において必要に応じて事前に詳細な献立表を渡すなど,可能な対応を行っております。今後,他都市の取組も考慮しながら食事制限がある児童・生徒への対応を研究してまいりたいと考えます。
以上です。
◎西謙一 市長公室長 大きい3番,より身近な市政への項,デジタル目安箱の設置,意見提案への回答の掲載についてお答えします。
本市におきましては,現在市政全般についての御意見,御提案という極めて一般的な名称でございますが,本市ホームページの入力フォームから御意見,御提案をいただけるようになっております。こうしていただいた意見等に対しましては,議員の質問の中にもございましたけれども,本市も同様に原則といたしまして担当課から回答を行うということとしております。
こうした御意見等の掲載につきましては,どこまで掲載するか,また個人が特定されないように内容を精査する等の必要があると,そういった課題はあると考えております。
以上です。
〔2番國友彩葉議員登壇〕
◆2番(國友彩葉 議員) 御答弁ありがとうございました。
様々な都市との連携が既にされていること,また釧路市との連携はすごく活発にされているんだなと感じましたが,一方で既存の枠組みなどをもっと積極的に活用し,分かりやすいPRも必要かと思っています。今,本市が積極的に取り組んでいる歴史に関係する都市には引き続き様々な機会を見つけて働きかけていただきますようお願い申し上げます。
それでは,再質問に入らせていただきます。
多文化共生の部分でありますけれども,地域で今現在日本語教育をされている,とりわけ岡山市がされている西川アイプラザにある友好交流サロンや公民館で行っているような既存の日本語教室と今後できる新しい形の日本語教室との関係はどのようになりますか。
あと,この既存の日本語教室ですが,場合によっては現在交通費にもならない額しか支給されないボランティアの指導者の方で運営されています。既存との関係性という点でこのあたりも不満の声が上がっていないか,きちんと調査する必要があると思いますが,御所見をお願いします。
最後に,岡山市日本語教育基本方針についてです。
素案がとてもハイスピードでつくられている印象を持っています。関係職員の方々の御努力に本当に敬意を表する次第です。
この方針をさらによいものにするためにも,5年に一度の見直しとのことですけれども,間間で企業や日本語教室の皆さんや総合会議の皆さんなどと策定後もさらに討議を重ねることが望ましいかなと思います。御所見をお願いします。
以上です。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎田中哲也 市民協働局長 3点再質問をいただいたと思います。
まず,既存の教室との今後の関係がどうなっていくかというような御趣旨だったと思います。
今回,方針の柱の一つが体制づくりというところなんですが,当然既存の教室も含めた関係機関との連携,協力を進めるという流れになっております。今後につきましても,そういったところと連携しながら岡山市全体で日本語教育施策の推進に努めてまいりたいと考えております。
それから,市が関係している教室への交通費等の支援ということでございます。
現在,交通費相当についての支援というか,支出をしております。これまで特にそれで不足しているというようなお声までは聞いていないようですけども,いろいろな方の御意見を聞きながら,必要な対応については今後検討していきたいと思っております。
それから最後が,方針の見直しを途中でというような御趣旨だったかと思います。
今回,この方針は5年間の計画ということにさせていただきますけども,当然総合調整会議等も引き続き5年間かけて進めながら,よりよい日本語教室の推進を目指して検討も進めていくという状況ですので,今後もそういった関係機関の方とか関係教室の方々の意見もしっかりお聞きしながら一緒になって進めていきたいと思っております。見直し等についても必要があればお聞きしておき,次期の方針の作成等について反映できるようにしっかり調整してまいりたいと思います。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で國友議員の質問は終わりました。(拍手)
以上で一般質問を終わります。
つきましては,日程第1の案件はお配りいたしております付託案件表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。
─────────────
○田口裕士 議長 この際御報告申し上げます。
本定例市議会において受理いたしました陳情につきましては,お配りいたしております文書表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。
ご利用について
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