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令和5年6月定例会 6月22日(木) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和5年6月定例会
6月22日(木) 本会議 一般質問
みらいえ
國友 彩葉 議員
1 教育に関する各種施策について
2 子育てに関する各種施策について
3 自治体広告事業について
4 森林環境税について
午後1時0分開議
○森田卓司 副議長 午前中に引き続き会議を開きます。
次は,順序に従いまして國友議員。
〔2番國友彩葉議員登壇,拍手〕
◆2番(國友彩葉 議員) 皆さんこんにちは。みらいえ,國友彩葉です。午後も爽やかに努めてまいります。よろしくお願いいたします。(拍手)
早速,通告に従い質問に移らせていただきます。
大きな1番,教育に関する各種施策について。
(1)部活動の地域移行について。
昨年の岡山市中学校教員に対するアンケート調査でも日常的な負担感が大きい業務1位が部活動でした。一方で,もっと時間をかけたい業務1位が教材研究でございました。
教師が子どもと接する時間,そして生徒が学校での大半の時間を過ごす授業の質を上げるには,部活動の地域移行による教員の負担軽減は大変重要であると考えます。今年度から部活動の地域移行モデル事業が実施され,指導者の派遣が始まっております。
以下3点質問いたします。
ア,本モデル事業における教育委員会の役割と教師が果たすべき役割をお示しください。
イ,大学生が指導者となるモデルにおいて,経験不足からトラブルの発生が否定できないと考えます。先日も支援員ボランティアの金銭不正受給のトラブルが報告されました。トラブルの防止策,発生と対応について御所見をお示しください。
ウ,昨年末スポーツ庁と文化庁は,今年度からの3年間を地域移行の改革集中期間とし,可能な限り早期の実現へとしました。改革集中期間がその後,改革推進期間に後退したことは非常に残念でございますが,岡山市としての今後の方針,今年度のモデル事業を検証した先の具体的な目標をお示しください。
(2)公金,準公金の一括徴収管理の推進について。
学校給食費については,公会計化が令和6年度実施に向けて進んでいるところではありますが,教材費,学年会計など,教育活動のための会計処理はほかにも数多くあります。現在,これらの準公金に当たる会計については,給食費とともに毎月徴収し,未徴収の方への催促,会計報告等も全て教員が担っている状態です。準公金に当たるものについて,教育委員会としてどう認識されていますでしょうか。また,給食費の公会計化に当たり,他の徴収のシステム化などの検討がありますでしょうか。課題がありましたらお示しください。
(3)いじめ支援について。
いじめや不登校の件数は,全国的にもますます増加傾向にあります。一言でいじめといいましても,SNS上やインターネットを通じて行われるものも多く,昔のそれとは変化しております。ネットトラブルの危険性から子どもたちを守らなければなりません。
ア,ネットリテラシーの向上に向けて,トラブル,いじめを防ぐための現在の指導内容や啓発はどのようにされていますでしょうか。
イ,静岡県掛川市では,1人1台端末を使った悩み相談アプリが導入されております。勉強のこと,おうちのこと,いじめのこと,体のことなどといった悩みを手元にある端末から気軽に相談できます。周囲の目を気にせず相談できるこの仕組みは大変効果が得られ,問題行動の大幅な減少が続いていると報告されております。現在,岡山市でも国のGIGAスクール構想により1人1台のクロームブックが活用されています。私は,この端末に相談窓口のリンクや相談システムを標準装備すべきと考えています。問題行動は早期発見がとにかく重要です。岡山市として,子どもたちを取り巻く環境の変化に沿った支援,方針をお示しください。
(4)キャリア教育について。
今,子どもたちには,変化の激しいこの現代社会において,社会的,職業的に自立し,他者や社会との関わりの中で自己の役割を見いだすこと,つまり自分らしい生き方をする,そんな力が求められています。そして,その力を育てるためのキャリア教育の重要性が説かれています。現行の学習指導要領におきましても,今回の改訂時に初めて小中高全ての校種においてキャリア教育の充実が初めて明記されました。
ア,岡山市としてキャリア教育についてどのように考えるか,御所見をお示しください。
イ,中学校区を単位とした岡山型一貫教育を教育方針の柱とする中で,キャリア教育について岡山市独自で取り組んでいることと今後の方針をお示しください。
大きな2番,子育てに関する各種施策について。
(1)市役所のキッズスペースについて。
新しい本会議場には親子傍聴席が設けられることとなり,本当にありがたい限りです。御尽力いただきました皆様に感謝申し上げます。新しい本庁舎も,2階総合カウンターそばにキッズスペース,そして同フロアに子ども案内窓口があり,子育て世代には大変ありがたく評価しております。しかし,多くの子育て世代は,子連れで市役所に来庁する目的として,入園の説明や手続で別階就園管理課を訪れることが多いと思います。説明や手続も,2階子ども案内窓口でワンストップで対応できる場所になればいいなと思います。
以下質問です。
東広島市をはじめ多くの市役所の子ども支援担当課では,申請や相談等で時間がかかる際にすぐ横で子どもが遊べるキッズスペースが設置されております。新庁舎において,子どもを連れた市民が多く訪れる想定があるフロアに安心して手続や相談ができるような工夫はありますでしょうか。現在の検討状況をお示しください。
(2)各種デジタル媒体について。
岡山市は公式LINEを活用されておりますが,今現在項目が少なく,LINE内で活用できるサービスが学校の欠席連絡のみとなっております。大変便利なんですけれども,世代による限定的なものです。
渋谷区は平成29年にLINEを活用した子育て支援サービスを開始しましたが,現在では子育て支援だけなく,登録情報に合わせた情報提供をはじめ,福祉・介護,証明,税金,保険,様々なメニューで来庁せずに各種申請,予約,届出が簡単にできるなど,機能がとても充実しています。複数のサイトをまたいだ複雑な誘導でなく,各種手続から申請,決済までワンストップで可能なプラットフォームが必要だと考えます。
また,おかやまし子育てアプリが令和5年5月に始まりました。従来の子育てサイト「こそだてぽけっと」はピーク時の55%まで閲覧数が低下し,利用者から情報量が多いという声があったため,分かりやすい広報に向けてアプリを導入されたとのことでした。子育てのデジタル化ツールとしてアプリを導入されたことは大変ありがたいです。一方で,例えば既に妊婦の7割以上が使っている別のすごく人気のアプリがある中で,相応のサービスがないとなかなか利用者が増えないなといったのが正直な印象です。
以下お尋ねいたします。
ア,岡山市の公式LINEについて,現在の登録者数と今後の目標,登録者数を増やすための取組を教えてください。
イ,今後どのようなサービスを展開していく予定かお教えください。
ウは割愛いたします。
エ,おかやまし子育てアプリは母子モという事業者が開発したパッケージのものと推察されますが,岡山市独自でアプリ内で展開しているものをお示しください。
オ,本アプリは年齢に合わせた市の情報をプッシュ型で受け取るのがメリットとのことですが,たくさんの情報が流れてくると結局子育てサイト時と同様,情報量が多く分かりづらくなることが懸念されます。情報の掲載に当たり,基準はあるのでしょうか。
カ,本アプリは,データが全部消えてしまった報告が全国でちらほらあります。登録数日後に私自身も登録が全て消えてしまいました。妊娠時から子育て中の大事な記録です。対応やフォローの体制はどうなっていますでしょうか。
キ,本アプリと「こそだてぽけっと」のすみ分けや今後の展開についてお示しください。
大きな3番,自治体広告事業について。
様々な媒体での利便性の向上を期待している一方で,財源の確保や経費を削減する必要があり,その方法の一つとして広告物が挙げられます。岡山市は,現在の公募の広告はもちろんのこと,マタニティマークストラップや親子手帳配布用バックのような物品等の寄附による歳出削減にも取り組んでいらっしゃいます。これは子育てに限ることでなく,今後様々な分野で事業を進めるに当たり,税外収入の確保には積極的に努める必要があると私は思っています。あわせて,市民サービスの向上や地域の活性化を図ることもできると確信しています。
以下お聞きいたします。
ア,現在の広告掲載審査の仕組み,体制はどうなっているか,お示しください。
イ,昨年度のこの広告事業を行うことによる歳入額をお示しください。また,今年度の事業取組指針や目標とする歳入額はあるでしょうか。
ウ,公募だけでなく,民間企業等の皆様のアイデアで新たな広告媒体を提案できる制度の開設や,持込み企画に対する一括窓口も必要ではないかと考えます。御所見をお示しください。
大きな4番,森林環境税について。
来年度から年税額1,000円の森林環境税の徴収が始まります。市外に比べ少ないとはいっても,市域全体の44.2%に当たる面積が山林の岡山市にとって,森林環境譲与税の使途についての周知は必要です。
以下質問いたします。
ア,現在,ホームページでこれまでの使途について公表されておりますが,その他岡山市としての広報の仕組みはありますでしょうか。
イ,年度ごとの使途はどのような方針で決められていますでしょうか,お示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
よろしくお願いいたします。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎中原貴美 市民生活局長 大きな1番,教育に関する各種施策についての項,まず部活動地域移行についてのうち,トラブルの防止対策についてです。
今年度のモデル事業では,派遣する学生には事前の研修会受講を必須としており,その研修会では,学生ではなく先生という立場で指導に当たることや個人情報の取扱いについても厳しい守秘義務が課されていることなどを説明し,生徒の模範となることを求めております。また,学生指導者は,部活動顧問と一緒に指導することになっており,勤怠管理のトラブルを防ぐため,学生指導者の出退勤を部活動顧問が確認し,中学校を通して市に報告することとしております。
次に,モデル事業を検証した後の目標についてです。
令和5年3月に策定した岡山市立中学校部活動地域移行推進方針の中で,令和11年度に休日の完全移行を目指すこととしております。モデル事業を検証しながら,子どもたちがスポーツ,文化芸術活動に継続して親しむことができるよう,それぞれの地域に合った移行を検討してまいります。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,部活動の地域移行についてのうち,モデル事業での教育委員会と教師の役割のお尋ねです。
モデル事業において,教育委員会では主に部活動の指導者となる大学生や部活動指導員に対して,安全面への配慮や生徒と関わる際の留意点等の研修を実施するとともに部活動指導員を配置しております。また,モデル校の教職員は,円滑で充実した活動が行えるよう,活動計画やふだんの指導内容,生徒の目標等について,指導者と情報共有を行っているところです。
次に,公金,準公金の一括徴収管理の推進についてのお尋ねです。
準公金の定義は明確ではありませんが,学校徴収金には,学用品費,校外活動費,補助教材費などがあり,校長を最終責任者として責任体制を明確にした上で学校ごとに会計管理しているものと認識しています。
学校徴収金については,学校ごとに徴収内容や金額が異なることや随時の徴収もあるなど,給食費と同様の扱いは難しいですが,学校の事務負担軽減や保護者の利便性向上などの観点も踏まえながら,現在開発中の学校給食費公会計化のシステムの仕組みがどのように生かせるか検討してまいりたいと考えております。
次に,いじめ支援についてのネットリテラシーの向上についてです。
教育委員会では,児童・生徒がネットトラブルを自主的に回避する力を身につける指導の参考になるよう,授業展開例を記載した教職員向けリーフレットを作成しています。また,学校では,子どもの健全育成に向け,警察と連携した非行防止教室を実施したり,メディアとの付き合い方について保護者にも一緒に考えていただく取組を行ったりするなど,様々な機会を捉えて実態に応じた指導や啓発を行っています。
次に,相談システムについてのお尋ねです。
教育委員会では,いじめ相談専門ダイヤルや岡山市教育相談室の相談窓口を設置しており,子どもや保護者等からの電話や対面による個別の相談を受けています。クロームブックを活用するなどした相談システムについては,他自治体の例を参考に研究してまいります。
この項最後に,キャリア教育についての岡山市としての考えと岡山市独自の取組と今後の方針についてのお尋ねです。
岡山市では,キャリア教育を通して学んだことを記録して蓄積するキャリアパスポートの共通様式を学校に提示し,児童・生徒が学んだことや自分自身の成長などを振り返る機会を設けることで,主体的に将来について考え,自己実現につながるようにしています。また,中学校第2学年で実施する職場体験活動においては,各学校のキャリア教育が充実するよう,活動経費の補助や説明会を実施するなど,岡山市としての取組を行っております。今後も,児童・生徒が自分自身の将来を見通しながら社会的・職業的自立に向けて必要な力を身につけることができるよう,発達段階に応じて系統的に進めてまいります。
以上です。
◎吉田元紀 政策局長 2番,子育てに関する各種施策についての項,各種デジタル媒体についてのうち,市公式LINEについてお答えいたします。
市公式LINEには,現在約5万8,000人の方に登録いただいております。LINEを利用した学校の欠席連絡を開始した本年4月頃から登録者数が倍増しており,保護者の方から一定の評価をいただいていると考えております。登録者数の具体的目標数は定めていませんが,市民にとって便利で使いやすいサービスを充実していくことで登録者数も増えていくものと考えております。今後については,利用者が希望するジャンルの情報を効率的に入手できるLINEセグメント配信や,市民が道路や公園の損傷を通報できるシステムを開始する予定としているほか,さらなる拡充についても努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 2番の項,子育てに関する各種施策についてお答えしてまいります。
まず,市役所新庁舎にキッズスペースなどを検討しているかとのお尋ねです。
新庁舎において,岡山っ子育成局が入る予定のフロアには,お子さんと一緒に来庁された方がすぐ目が届くところでお子さんを見守りながら保育園の入園申請などの手続ができるよう,キッズスペースの設置などを検討しているところです。
次に,岡山市独自でアプリ内で展開しているものについてです。
まずは,既存の機能を使って妊娠週数や子どもの年齢等を設定することにより,妊婦・乳幼児健診や予防接種の案内,イベントのお知らせ等,利用者に必要な情報を必要なタイミングでお届けすることとしており,現在のところ本市独自でアプリのカスタマイズはしておりません。
続いて,アプリの情報の掲載に基準はあるかです。
アプリでは,妊娠から出産,育児に関する情報を利用者の妊娠週数や子どもの年齢に合わせてプッシュ配信しており,現在のところ一律の基準は設けておらず,情報は各担当部署で内容を決定しているところです。情報の発信頻度や内容に対する満足度等については,今後アプリの機能を使ってアンケートを行いたいと考えております。
次に,アプリのデータが消えた場合の対応やフォロー体制です。
アプリに登録されたデータは,バックアップを行うことで再現が可能となります。このため,アプリでは不測の事態に備えてバックアップ設定を行うよう注意喚起を行っているところです。
なお,バックアップ設定したにもかかわらずデータを見ることができない場合は,委託業者が復旧の対応をすることになっております。
この項最後に,アプリと「こそだてぽけっと」とのすみ分け,今後の展開です。
アプリは,本市の子育てやイベント情報の中で利用者が必要とするものをタイムリーに発信しております。一方,子育て応援サイト「こそだてぽけっと」は,市の情報はもとより,民間の子育て支援団体の活動やイベント開催のお知らせ,子育て中の疑問や悩みに役立つ記事など,幅広い情報を掲載しております。今後も双方の特徴を生かし,並行して運用していきたいと考えております。
以上です。
◎岩田康裕 財政局長 自治体広告事業についての項,3点の質問に一括してお答えします。
まず,広告事業の仕組みとしましては,広報紙や岡山駅南地下道ほかに設置しているモニターなど,あらかじめ各部局が定めた広告媒体について,それぞれの所管課で事業者からの申込みを受け付けた後,庁内組織である広告審査委員会において広告の内容や表現に関し,岡山市広告掲載基準に基づいて審査した上で広告の可否を決定することになります。
また,歳入の目標額は設定しておりませんが,本年度におきましても,歳入の確保と民間との協働などを目的に事業に取り組んでいるところでございます。
なお,令和4年度の歳入額は約8,400万円となっております。
引き続き事業者からの御提案や御相談を含め,財産活用マネジメント推進課が中心となり,全庁的な連携を取りながら適切に対応してまいります。
以上です。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 大きい4番,森林環境税について,(1)岡山市としての広報の仕組みはについてお答えいたします。
野生鳥獣・林業振興パネル展を毎年10月に開催しており,この中で木材を活用した市有施設などを紹介することとしております。また,岡山後楽館高校の生徒が岡山県産材を使用して製作した木工作品を市内の幼稚園や小学校に寄贈する岡山県産木材ふれあい事業や,現在はコロナ禍により中断しておりますが,市内の小・中学生に森林作業を体験してもらう森林体験バスツアーを実施しており,これらの事業を通じて若い世代に木と触れ合う機会を提供しているところです。
同じ項,(2)年度ごとの使途はどのような方針で決められているかについてお答えいたします。
本市では,岡山市内の建築物等における県産材等の利用促進に関する方針に基づき,公共建築物の木造・木質化を進めており,これら施設の整備費の一部に森林環境譲与税を充当しております。また,森林経営管理制度を活用し,手入れの行き届いていない森林の経営管理を進めるなど,森林整備にも充当しているところです。
年度ごとの使途につきましては,各部局へ該当事業の照会を行った上で決定しております。
以上でございます。
〔2番國友彩葉議員登壇〕
◆2番(國友彩葉 議員) 御答弁ありがとうございます。
早速ですが,再質問に移らせていただきます。
まず,部活動のことに関してです。
本モデル事業にはいろんなパターンがあったと思うんですけれども,大学生が入るモデル事業に関してです。今のモデル事業を期待すべきものがあってのことと思います。ですが,大学生が入るモデル事業ですと土日,教員が一緒になって入るということは,もともとの本モデル事業の目的である教員の負担軽減とはちょっと離れているのかなというふうな思いがあります。御所見をお聞かせください。
公金,準公金についてですが,学校給食費を一括徴収しただけでは教職員の事務的負担の減少はあまりしないのかなという思いがあります。他自治体では,例えば千葉市,浜松市なんかは既に一括徴収するシステムを導入されておられます。現金集金されている学校もございますので,その場合,現金を子どもたちが持ってくるとなると金銭上の事故,トラブルもあるかもしれません。そういったことの未然防止にもつながると思いますので,ぜひ御検討をいただければと思います。すぐには難しいと思いますが,いずれよろしくお願いいたします。
キャリア教育についてです。
キャリアパスポート,本当にこれは使い方によって大変有効であることが様々な調査で示唆されています。内容をぜひ充実させていただきたい,そしてそのためにも先生方にキャリア教育の重要性を周知していただきたいと思います。また,地元で,ふるさとで働く皆様の生き方を知る,そんなふるさとのキャリア教育などを推進している自治体もあります。副読本を作成されている自治体などもございました。どうかキャリア教育の推進を進めていただきたい,そんな思いです。これは要望でございます。
子育てに関することですが,アプリのことを質問させていただきます。
岡山市のこの子育てアプリ母子モは,今のところカスタマイズしていないということで,予算のこともあるかと思います。でも,せっかく導入したものでもありますし,ほかの皆さんが使われているようなアプリとの岡山市ならではの差別化が必要かと思います。例えば,ほかの自治体,沖縄市だとか千葉県の市原市の母子モでは,今まで何枚もの予診票を記入する必要があった予防接種手帳をアプリで一括入力できるようなシステムをカスタマイズで導入されています。
私も1歳と3歳の子育て中ですが,小さい子どもを持つお母さん方,お父さん方は,この予診票を書くのがすごく大変という声を本当によく聞きます。このシステムが入ると一気にこのアプリの利便性が向上すると私は思っています。導入したばかりで,すぐに難しいことは理解できますが,使わない人が出るのはもったいないので,様子を見ながら将来的にカスタマイズや改善,さらに言えば,これは私自身の考えですが,母子モという名前が現代の社会に沿っていないのではないかと個人的には感じますので,見直しも含め検討していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。
自治体広告事業についてです。
現在岡山市では,市の所有のもの以外への広告,先ほど私が言いましたマタニティマークストラップに添付されている事業者の広告チラシなど物品寄贈に関するものは,御答弁にもありましたように各関係局での審査会ということになっています。今後のことを見据え,こういったものの審査,広告の使用についても審査会一括にすべきではないかと思います。他の自治体で一括化されているところもあるようです。いかがでしょうか。
森林環境税についてですが,公共物の木造建築費用だとか木と触れ合う機会を増やすだとかすごくいい活用をされているなと,ホームページの内容を見ても思いました。森林整備に関する費用も,とてもいい使い方をされているんだろうなと思っています。ぜひ,市民の皆様にも,この使い方をもっともっと知っていただきたいと思います。
譲与税活用計画についてですが,令和3年度の譲与額が7,600万円と大きな額でもありました。私は,行政内部で内容を決めるのではなく林業関係者の方と十分議論し,関係者の皆様の意見を反映させるための会議や意見交換などの場を設け,利用計画の進捗状況を見直すそんな会,仕組みを設けるべきと考えます。どのように思われますでしょうか。御所見をお示しください。お願いします。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎岩田康裕 財政局長 自治体広告事業について,審査を一括でしてはどうかというようなお話がございました。
各部局で持っているものにどういったものを出していくかということについては,財政局が所管してやっているような一律の基準でやることがいいのかどうかというようなところもございます。御提案いただきましたので,各局の意見も聞いてみて,必要に応じて見直しを行いたいと思います。
◎中原貴美 市民生活局長 部活動地域移行についての再度のお尋ねがあったと思います。教育委員会とは別に,市長部局としての答弁ということでさせてください。
現在,地域移行については手探りで行っている状況です。その中で,大きな問題というのはやはり担い手の確保だと思っております。幸い岡山市には大学が多くございますので,まず学生の方に協力していただくというのは大変重要かと思っております。モデル事業でいろいろなことを検証して外部指導者を増やしていく必要があると思っております。まずは土日からという取組を御理解いただきたいと思います。ありがとうございます。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 子育てアプリに関する御質問をいただきました。
まず,母子モでございますが,これは民間のシステムの名前でございまして,岡山市としてはおかやま子育てアプリ(後刻,「おかやまし子育てアプリ」と訂正)という名称を使っているところです。
そして,カスタマイズにつきましては,他都市の状況も聞きながら,これはまた費用もかかることですし,一体どういった内容ができるのか,どういう経費がかかるのか,優先順位は何なのかということも考えていかなければならないと思っています。現在はプッシュ型のお知らせができるようになったこと,そしてまた子育ての記録が残せるようなったことをよしとしまして,満足度等についてアンケートをしてみたいと思っています。
以上です。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 森林環境税についての再質問をいただきました。林業関係者等との意見交換の場をということで御質問いただいたと認識してございます。
岡山連携中枢都市圏という枠組みがございまして,今年度からその場で森林環境譲与税に関する意見交換を行う予定としてございます。その意見交換の場に林業関係者の方々に御参加いただくことについて現在検討しているところでございますので,調整がつきましたらその場でお話を聞けるかと思ってございます。
以上でございます。
◎三宅泰司 教育長 準公金についての御質問です。
現金集金については,やはりトラブルが多く,できれば現金集金をなくすべきだと考えております。ただ,現金集金につきましては,働き方改革の前に銀行引き落とし,郵便局引き落としなどから現金に変えた学校もございまして,収納率の関係で変えた学校もございます。そのあたりのところもクリアにしながら,この給食の公会計化の中で何ができるか,あるいはそれ以後何ができるか,課題も多いんですが,研究,検討はしていきたいと考えております。
以上です。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 ちょっと訂正させてください。
アプリの名前ですけれども,「おかやまし子育てアプリ」でした。「し」が抜けておりました。申し訳ありません。
○森田卓司 副議長 以上で國友議員の質問は終わりました。(拍手)
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