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令和7年2月定例会 2月26日(水) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和7年2月定例会
2月26日(水) 本会議 一般質問
みらいえ
前島 慶太 議員
1 岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業について
2 多目的屋内施設(アリーナ)整備事業について
3 行政のスマート化について
4 誰もがトイレをためらわない岡山市を作ろう~日に平均7回使うトイレを使いやすく~
5 働く場所,結婚・子育てする場所として選ばれる岡山市を作ろう
(1) 結婚のハードルを下げよう
(2) 企業も市民も稼げる街へ
(3) 移住先として選ばれる街へ
次は,順序に従いまして前島議員。
〔3番前島慶太議員登壇,拍手〕
◆3番(前島慶太 議員) 皆様こんばんは。日本維新の会岡山市議団の団長の前島慶太です。
今の議場の時刻は17時53分で,今日の日没もたしか17時53分で,こんばんはと言わせていただきました。
今日は19時からJFE晴れの国スタジアムで,明治安田J1リーグ第3節ファジアーノ岡山対ガンバ大阪があるので,皆さんがそれを見られるように早めに終わりたいと思います。
大きな1番です。岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備について。
(1)岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業に係る費用は,総額122億円,市の持ち出し額は44億円と聞いております。総額122億円のうち,国からの補助金は幾らでしょうか。また,岡山電気軌道株式会社の負担額は幾らでしょうか。
(2)事業費の総額122億円のうち,地下街補強工事に幾らかかりましたでしょうか。また,新タクシーゾーン整備,バス乗り場整備,新一般車ゾーン整備にそれぞれ幾らかなど,ゾーンごとに大まかにお示しください。
(3)費用増額に伴い見送る予定としていたバス乗り場の上屋及び修景ゾーンの計画を復活させ,バス乗り場の上屋及び修景ゾーンを発注するための費用2,500万円が新年度予算に含まれています。これに関して市長は,指定都市岡山の顔としてふさわしい岡山駅にするための整備とおっしゃっています。
そこで質問です。
ア,バス乗り場の上屋,修景ゾーンの整備を見送った時点と現時点で環境の変化や心情の変化はどのようなものがあったのでしょうか。
イ,指定都市の顔としてふさわしい駅の定義が変わったのでしょうか。
(4)私は岡山駅前広場への路面電車乗り入れに反対です。路面電車の終点は今の岡山駅前電停で問題ないと思っています。その理由の一つに,岡山市の路面電車の総延長が日本で19ある路面電車の中で一番短い路線だからというのがあります。費用対効果が見込め,渋滞解消など,市民の利便性向上につながるからという理由で,路面電車の総延長を延ばした上で岡山駅乗り入れというのならまだ理解できます。
さて,現時点で路面電車の延伸計画はどうなっていますでしょうか。ハレノワの前を通る路面電車環状化の調査の進捗具合はどうなっていますでしょうか。
あわせて,岡山市路面電車ネットワーク計画にある岡山市役所方面や岡山大学病院方面まで延ばす計画の現時点での実現可能性や課題等について御所見をお示しください。
(5)2023年12月に運用の始まった新タクシーゾーンへいまだに一般車が迷い込む場面を見かけます。岡山ナンバーの車はさすがに間違える機会が減ったように感じますが,他県ナンバーの車で久しぶりに岡山市に来たのでしょうか,間違えてタクシーゾーンへ行くのを見かけます。新タクシーゾーンへ迷い込む一般車は2023年12月以降,着実に減っていますでしょうか。
続きまして大きな2番,多目的屋内施設(アリーナ)整備事業について。
私は公設民営のアリーナには反対です。造るのならば,市民の税金負担なしで,経済界とプロスポーツチームがお金を出して民設民営で造るべきと考えています。
当初予算案にアリーナ関連の経費は入っていませんが,市長会見を拝見すると,今後アリーナの完成イメージ図の作成のための費用,アリーナと企業版ふるさと納税制度をPRする動画,リーフレット等の作成費用が議会に諮られるものと思います。
寄附は,岡山市にぜひアリーナを造ってほしいと希望する人や企業が行うものなので,極論,私としては民設民営が無理でも,全額寄附でアリーナが建つのであれば,それはそれでいいと考えます。
そこで質問です。
(1)現時点でアリーナ整備事業にかかった金額の総額と基礎調査,基本計画,追加調査,それぞれの費用をお示しください。
(2)アリーナ整備に伴う経済界という言葉の定義を確認したいのですが,経済界とは,岡山商工会議所,そして岡山商工会議所に加盟している法人,個人事業主と捉えればよいでしょうか。
(3)市長はよく経済界とプロスポーツチームと一緒になってアリーナを造っていくとおっしゃっています。ならばアリーナのイメージ図,アリーナとふるさと納税をPRする動画,リーフレットの作成に係る費用は,経済界やプロスポーツチームにも負担をお願いしませんか。
(4)私には経済界の頑張りが見えてきません。経済界は具体的に何を頑張っているのでしょうか。市から見て経済界の頑張っているところをお示しください。
大きな3番,行政のスマート化について。
(1)地域経済の発展と市民一人一人の幸せを実現していくため。
1つ目,地域社会のDX,2つ目,市民サービスの向上,3つ目,行政事務の効率化に資する分野に対し,34億円余の事業費を新しくできるデジタル活用推進事業債も活用しながら実施されていこうとしています。
市民サービスの向上に資する予算として,スマート窓口事業や,公共施設予約システムの一元化の実施により,どのように市民の生活がよくなるのかお示しください。
(2)環境負荷軽減,業務改革,働き方の見直し,新庁舎移転の労力削減などの点からペーパーレス化の推進が大切だと考えています。新年度進める予定の施策で,ペーパーレス化につながる施策はどのようなものがありますか。総務局長,政策局長,環境局長に伺います。
(3)小・中・高校を除く市役所全体でのコピー用紙の使用状況を見てみると,令和5年度は令和4年度比3.6%減,令和に入ってからは基本的に減少傾向にあり,令和5年までの10年間で9.2%減少できています。この値は職員さん一人一人の意識が積み上げられたもので大変いいこと,すばらしいことだと思います。
現行の岡山市環境保全行動計画では,コピー用紙使用量に関して,令和2年度へ向けて削減目標値を定め,それを達成しています。この目標達成して以降,環境面での全庁的な目標値はないと思いますが,ここで改めて一人一人の意識を高めるためにも,目標値を定め,市役所全体で紙の削減を目指しませんか。
大きな4番,誰もがトイレをためらわない岡山市をつくろう。
トイレは1日平均7回使うらしいです。市役所職員の方で毎朝地下のローソンでコーヒーを買う方はもっと頻繁にトイレに足を運んでるかもしれません。
さて,そんな生活に必要不可欠なトイレについて質問です。
令和5年度末で岡山市立の小学校のトイレの洋式化率は53.8%,中学校のトイレの洋式化は51.0%です。
(1)岡山市立学校のトイレの洋式化に向けた予算,進め方についてお示しください。また,トイレの洋式化について,今年度に工事もしくは設計をした学校名をお示しください。
(2)岡山市立学校のトイレの洋式化について,現時点での見込み及び最終的な目標をお示しください。
(3)人通りが少なく,周囲から死角になりやすい場所にあることも少なくないのが公衆トイレです。特に公園に設置されている公衆トイレは,暗い場所に位置する場合も少なくありません。
以下,アからカについて,都市整備局が管理している公園,遊園地等にあるトイレについて伺います。
ア,公園,遊園地等のトイレの中・長期のスパンでの改修計画はありますでしょうか。その計画の洋式化率等の目標があればお示しください。
イ,防犯カメラの設置状況はどうなっていますでしょうか。設置率をお示しください。
ウ,公園,遊園地等に設置の公衆トイレの照明は適切に管理されていますでしょうか。
エ,令和6年度公園,遊園地等に設置の公衆トイレの利便性向上のためにどのような取組をしましたでしょうか。具体例を織り交ぜてお示しください。
オ,令和7年度に行う公園,遊園地等に設置の公衆トイレの利便性向上のための取組をお示しください。
カ,公園,遊園地等にあるトイレの水洗化率,洋式化率,多目的トイレの併設率は正確に把握できておりますでしょうか。
大きな5番,働く場所,結婚する場所として選ばれる岡山市をつくろう。
1,結婚しやすいまちへ。
1月12日に岡山市二十歳の集いがありました。私もスタジアムの上から式の様子を拝見しました。今年の二十歳の集いの対象者は7,211人だったとのことです。2024年の岡山市の出生数が4,620人,2023年の岡山市の婚姻数は3,020件とのことで,もちろん岡山市から引っ越していく方,そして岡山市へ引っ越してくる方がいて,いろんな値で増減はするでしょうが,単純に2044年の二十歳の集いの参加者は4,000人台半ば,2050年前後の二十歳の集いの参加者は3,000人ほどと考えると,改めて少子化のスピードの速さを感じるとともに,少子化対策を我々も打たねばならないとの責任を強く感じます。
過去何度か少子化対策には,未婚化・晩婚化対策が重要ですと訴えていますが,今回も同様に訴えさせていただきます。
初めに,早め早めに結婚を意識したお付き合いをしておかないと手後れになってしまうというデータをお示しします。
厚生労働省の人口動態統計によると,2022年の平均初婚年齢は,男性が31.1歳,女性が29.7歳とのことでした。なお,男女ともに結婚ピーク年齢は27歳とのことです。
平均初婚年齢が少しずつ上昇しているということはよくニュースになりますが,結婚のピーク年齢が27歳というのはあまり知られていないように思います。
また,初婚同士結婚においては,男性の56%,女性の65%が29歳までに結婚しているということです。
初婚同士結婚において男女の年齢差が3歳以内で結婚する人が71.8%をも占めるというデータもあります。特に男性は30歳を過ぎたら婚活を頑張ろうと思っている人が一定数いるように感じますが,それでは手後れになってしまう可能性が高いということを市民の皆さんに知っていただきたく思います。
(1)岡山市の2022年の結婚する人数が多い年齢ランキング,トップ3を男女別にお示しください。2015年と比較して,この男女別の年齢のトップ3に変化はありますでしょうか。
(2)岡山市の2023年の第1子出産時に多い年齢ランキング,トップ3を夫と妻に分けてお示しください。
(3)27歳での結婚が最も多いということを今後広く周知することは,若者に早め早めに結婚相手を探してもらうこと,ひいては晩婚化対策につながると思います。平均初婚年齢は上がっているものの,結婚のピークは平均初婚年齢より男性で4歳,女性で3歳若い27歳だというのを市民に広報しませんか。平均初婚年齢のデータを公表する際に,結婚ピーク年齢も公表するのがよいと思います。御所見をお示しください。
(4)新年度予算が拡充される出会いのひろば事業について質問です。
この出会いのきっかけづくりの場の提供は,令和6年度は3回でしたが,令和7年度は4回実施されます。これまでのティーパーティーや料理教室といった出会いのきっかけづくりの場の提供以外に,新年度はコミュニケーション能力の向上や身だしなみ等,若者の婚活を支援するためのセミナーを2回開かれるとのことです。これらの事業を連携中枢都市圏の市町と協力して実施する狙いをお示しください。
あわせて,これらの事業の新年度の工夫点をお示しください。
参加人数が増えるとうれしいですが,1回当たりの参加人数は何人を想定されていますでしょうか。
(5)これまでの出会いのひろば事業で成立したカップルは何組でしょうか。また,何組が結婚しましたか。
(6)岡山市で子どもを育てる際にどれくらい費用がかかるのか,モデルケースを示すのはいかがでしょうか。同世代の友人に,なぜ結婚しないのと聞くと,「子育てにどれだけお金がかかるか分からず不安だ」という話を上位に聞きます。例えば,市内の公立中学校3年間でかかる平均費用であったり,市内の私立高校3年間にかかる平均費用,また英語,数学,国語,理科,社会の5教科を中学3年間,学習塾に通わせる平均費用などという分け方で示せば分かりやすいと思います。
また,小学校から高校卒業まで公立学校に通わせる場合,ほかにも小・中学校までは公立,高校は私立に通わせる場合,高校卒業まで公立だが,中・高6年間は学習塾に通わせる場合など,よくあるモデルケースを何通りか示すのも一つの手だと思います。
これら岡山市のホームページに載せるのはいかがでしょうか。結婚を迷う若者の後押しにつながると思います。御所見をお示しください。
2,企業も市民も稼げるまちへ。
マイナビによる調査によれば,学生が会社選びをする際に一番に重視するのは,仕事内容,次に重視するのが給与・待遇とのことで,企業の将来性や会社の雰囲気,人間関係よりも給与,待遇を会社選びの際に気にする学生が多いとの結果が出ています。一般的に企業規模が大きいほど人件費に回せるお金が多くなります。市内の中小企業の収益力向上を支えることが,ひいては市内で働く人を増やすことにつながり,最終的には岡山市の少子化対策の一つになると考えます。
ア,岡山市も様々な中小企業支援に取り組まれていますが,来年度新規に行う支援の中で私が特に注目しているのが,マーケティング活動支援事業です。どのような企業を対象にどのような支援をされるのでしょうか。
イ,令和6年度から令和7年度にかけて2か年にわたって実施中の企業の新規事業創出強化パッケージについてです。新年度はどのような支援をされますでしょうか。
ウ,今年度から始められた事業承継円滑化・支援事業,これは新年度はどのようなことをされますでしょうか。
3,移住先として選ばれるまちへ。
(1)岡山市は県内他都市と協力し,オンラインも含めた様々な移住セミナー,移住イベントを行っていらっしゃいます。それらイベントに参加した20代,30代の参加者は岡山市のどこに魅力を感じていらっしゃいますでしょうか。移住を視野に入れる20代,30代の子育て世代から聞こえてくる岡山市の強みをお示しください。
(2)昨年12月に東京で開かれたJOIN移住・交流&地域おこしフェア2024,昨年7月に大阪で開かれた,晴れの国おかやま夏の移住フェアin大阪に岡山市も出展され,それぞれ29組,31組の相談を受けられたとのことです。東京や大阪での参加者は岡山市のどこに魅力を感じていらっしゃる方が多いでしょうか。東京圏,大阪圏からの移住者を増やす際に生きる岡山市の武器は何でしょうか。
(3)移住に関するSNSでの情報発信について,これまでの振り返りとその振り返りを踏まえて新年度,特に力を入れる予定の部分をお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,前島議員の質問にお答えします。
私は,路面電車の関係で,整備を見送った時点と現時点で環境の変化,心情の変化,また指定都市の顔としてふさわしい駅の定義が変わったのかという,シニカルな質問に対してお答えしたいと思います。
我々はふさわしい駅の定義を変えているわけではありません。今,行おうとしている後楽園に見立てて,デザインした広場とすること,そういったものが岡山市にふさわしい,東口の広場になるということで提案させていただいたわけであります。しかしながら,令和4年2月に建築基準法の認識不足により事業費が大きく増加したと,これは一言で言うと,我々のミスによって事業費が膨らんでしまったということで,やむを得ず広場整備の一部を見送ることにしたわけであります。しかしながら,多くの会派の皆さん方から,前の案に戻したらどうかということを意見としていただきました。そして,今年の予算の議論する際に,これを行うことによって財政の健全性は保てるのかということをチェックした上で,戻すことにさせていただいたところであります。
岡山を訪れる方,また岡山市民も自信を持って東口の広場,降りれるようにしていきたいと思います。
以上です。
◎平澤重之 理事 1の岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業について,市長答弁以外についてお答えします。
まず,総額122億円のうち国からの補助金,岡山電気軌道の負担金についてと,地下街補強工事,タクシーゾーン,バス乗り場,一般ゾーンの整備の費用についてです。
岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業に係る国からの補助金及び交付税が約73億円,岡山電気軌道の負担額は約5億円を見込んでおります。また,地下街の補強工事費は約29.3億円,一般車ゾーンは約5.1億円,タクシーゾーンは約2.4億円,今回追加することとしたバスの上屋と修景ゾーン等については,約23億円を見込んでおります。
次に,ハレノワ前の環状化の進捗具合と岡山市路面電車ネットワーク計画にある岡山市役所方面や岡山大学病院方面まで延ばす計画の現時点の実現可能性や課題等についてです。
ハレノワ前の延伸環状化の進捗については,自民党市議団を代表されての岡崎議員に市長が答弁したとおりです。
岡山市役所方面や岡山大学病院方面までの延伸については,岡山市路面電車ネットワーク計画において,中期的な事業と位置づけており,道路交通や路線バスへの影響,用地買収等が課題であるため,早期の実現は困難と考えております。
このため,まずは最も優先して整備すべき区間に位置づけたハレノワ前の延伸環状化の事業化に向けて事業者との協議などに取り組んでまいりたいと考えております。
次に,タクシーゾーンへ迷い込む一般車は,供用開始後,着実に減っているかについてです。
令和5年12月に新たなタクシーゾーンの運用を開始した後,約3か月の間,交通誘導員を配置し,誤進入防止対策を実施するとともに,追加の対策として路面標示や看板の設置を行ってきたところです。
タクシー協会からは,現在も県外ナンバーの車などが誤進入することはあるが確実に減少していると聞いておりますが,引き続きタクシー協会や県警と連携しながら誤進入防止に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎岩田修 市民生活局長 大きい2番,多目的屋内施設(アリーナ)整備事業について順次お答えいたします。
まず,現時点でのアリーナ整備事業にかかった総額と基礎調査,基本計画,追加調査の費用についてです。
令和4年度の多目的屋内施設(アリーナ)基礎調査業務委託が385万円,令和5年度の岡山市多目的屋内施設(アリーナ)基本計画策定業務委託が2,750万円,令和6年度の岡山市多目的屋内施設(アリーナ)整備に関わる追加調査業務委託が1,980万円で,総額5,115万円となります。
続いて,経済界の定義についてです。
アリーナ整備事業における経済界は,岡山商工会議所とともに岡山経済同友会ほか4団体で構成される岡山県経済団体連絡協議会であり,構成団体も含んだものと認識しております。
続いて,アリーナのイメージ図,ふるさと納税PR動画,リーフレットの作成費の負担を経済界やチームに求めてはについてです。
アリーナ整備事業は,経済界やトップチームからの要望で始まったものではありますが,岡山市としてもアリーナは必要なものであると考えており,現実に向けて,3者が一体となりPR等を行う予定としております。そのために必要となるリーフレット等の費用負担については,岡山市において担う部分と考えております。
続いて,経済界が頑張っている部分について示せについてです。
経済界においては,商工会議所を中心に寄附金集めに動いていただいているほか,機運を高めるためのシンポジウムの開催やトップチームとの連絡調整,本事業に興味を持つ事業者へのヒアリングなどを行っていただいております。
以上です。
◎中原貴美 総務局長 大きな3番,行政のスマート化についての項,ペーパーレス化の推進についてです。
新庁舎では,ペーパーレス化を前提とした文書収納スペースを予定しているため,全庁で紙文書の整理と廃棄に取り組み,令和2年度から令和5年度の4年間で約40%の削減を達成しました。さらに,新庁舎移転までに20%の削減を目標として取り組んでいるところです。
また,今年度は,各種申請など市が受け取る紙文書をスキャナーで読み取り,電子化して保存することを可能とする文書取扱規程の改正を行いました。
さらに,新年度は9月の次期文書管理システムの稼働に合わせて行う職員研修等の中で,電子決裁の徹底を周知し,一層のペーパーレス化に取り組んでまいります。
以上です。
◎北川由佳 政策局長 同じ項,(1)スマート窓口,施設予約システムの効果についてお答えします。
スマート窓口事業では,名前や住所などを何度も書かない,一つの窓口で複数の手続ができるなど,窓口での市民負担を軽減いたします。また,公共施設予約システムの一元化によって,公民館やスポーツ施設などについて,空き状況の確認から予約,支払いまでをスマートフォン等で行えるようになります。
続いて,(2)ペーパーレス化についてです。
令和7年度には,行政手続のオンライン化を推進する中で,業務プロセスの見直しを行うとともに,パソコンを外からでも庁内ネットワークに接続可能とすることで,外出先でのペーパーレスも進める予定です。
また,新庁舎での庁内ネットワークの全館無線化により,さらなる行政事務のペーパーレス化や効率化を図ってまいりたいと考えております。
以上です。
◎見平孝行 環境局長 同じ項,ペーパーレス化につながる施策についてです。
公害規制関連の届出が多い環境保全課では,業務改善や紙文書の削減などを目的に,届出文書の電子化とその検索システムを令和2年度に構築しており,新年度はシステムの更新を行うこととしています。
このような取組により,ペーパーレス化へのハードルが下がり,環境負荷軽減の取組が全庁に広がることが期待できると考えています。
次に,コピー用紙使用量の削減目標についてです。
コピー用紙使用量の削減については,議員御指摘のように,既に目標値を達成しているところであり,職員の環境保全行動の一つとして定着していると考えています。
現在の第2次岡山市環境基本計画(改訂版)では,市役所の環境保全行動の推進を,環境保全の取組に掲げているところですが,今後,新たに目標値を設定する必要性については,次期環境基本計画の策定時に検討してまいります。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 誰もがトイレをためらわない岡山市をつくろうの項,順次お答えします。
トイレ洋式化に向けた予算,進め方は,そして今年度に工事もしくは設計した学校名はとのお尋ねです。
学校のトイレの洋式化については,既存学校施設のバリアフリー化改修基準に基づき,原則として洋式化率の低い学校から計画的に予算を確保し進めているところです。
また,今年度工事した学校は,古都小,興除小,操山中ほか4校,設計した学校は西小,上道中,灘崎中ほか6校となります。
次に,岡山市立学校のトイレの洋式化の現時点での見込み及び最終的な目標についてです。
既存学校施設のバリアフリー化改修基準に基づく改修工事による洋式化率は,令和16年度末までに小・中学校合わせて71%程度になる見込みです。最終的には,全ての便器を洋式化する予定になっております。
以上です。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長 同じ項,公園,遊園地等にあるトイレについて順次お答えいたします。
まず,中・長期スパンの改修計画,洋式化率等の目標についてお答えします。
公園や遊園地等におけるトイレの改修については,長寿命化計画及びこれに基づく施設の点検結果や,地域からの要望を基に進めておりますが,改修の優先度を整理した改修計画を策定するべく,現在作業を進めているところです。
次に,防犯カメラの設置状況,設置率についてお答えします。
一部の公園で施設の管理上必要となる監視カメラを設置した例はございますが,トイレへの防犯カメラは設置してございません。
次に,照明の管理についてお答えいたします。
トイレの照明については,遊具やベンチ等の施設とともに点検業務の中で定期的に点検を行っており,利用者が安全・安心に利用していただけるよう,適切な維持管理に努めているところです。
次に,令和6年度の利便性向上の取組について及び令和7年度の取組について一括してお答えいたします。
公園や遊園地等のトイレの利便性向上の取組については,地域の清掃団体にも御協力いただきながら,清掃,美化に努めるとともに,洋式化,水洗化,バリアフリー化,建て替え等を行っております。
令和6年度には,大元東公園や撫川公園などの5公園で建て替えや洋式化,多目的トイレの新設などを行い,令和7年度についても上道公園や妹尾緑道公園などの4公園で同様の取組を計画しております。
この項最後に,水洗化率,洋式化率,多目的トイレの併設率についてお答えします。
令和5年度末時点で公園や遊園地等のトイレの水洗化率は約65%,洋式化率は約31%,多目的トイレの併設率は約11%となっております。
以上でございます。
◎田中哲也 市民協働局長 5番,働く場所,結婚する場所として選ばれる岡山市をつくろうの項,移住先として選ばれるまちへについて。
まず,20代,30代の子育て世代から聞こえてくる岡山市の強みと東京圏,大阪圏からの移住者を増やす際に生きる岡山市の武器は何かについて,あわせてお答えいたします。
東京圏,大阪圏で岡山市への移住を考えられる理由として,気候が温暖,地震が少ない,都市規模が程よい,新幹線が必ず止まるといったことを挙げられる方が多いです。
東京圏や大阪圏の方は,自家用車を使わない方も多く,市内中心部は交通の利便性が高く,土地も平たんで自転車で移動しやすいことなどを紹介すると喜ばれる方も多いです。
20代,30代の子育て世代の方も同様ですが,それらに加えて,今と同じ家賃で広い家を借りられる,身近なところに自然がある,仕事があるといったことも魅力に感じていただけているようです。
次に,移住に関するSNSでの情報発信の振り返りと新年度に力を入れる部分についてです。
現在,移住に関するSNSでの情報発信は,フェイスブック,LINE,インスタグラム,ユーチューブチャンネルで行っております。それぞれのSNSでユーザー層,情報発信の形態,利用のされ方が違うため,情報発信方法も異なり,閲覧回数にも違いがありますが,最近ではインスタグラムによる情報発信の効果が高いと感じております。
特に令和5年度から運用を始めた,若い女性をターゲットとしたインスタグラムのアカウント,ハレまちの過ごしかた研究所は,今年1月にフォロワー数が3,000人を超えました。これまでは,岡山のいいところの発信に力を入れておりましたが,来年度はもう一歩進め,岡山市に足を運んでいただけるような企画も盛り込んでいきたいと考えております。
以上です。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長 同じ項,結婚のハードルを下げようのうち,まず岡山市の2022年の結婚する人数が多い年齢ランキング,2015年との比較はについてです。
人口動態統計によると,結婚生活に入ったときの年齢は,2022年では,男性の1位が27歳,2位が26歳,3位が25歳,女性の1位が25歳,2位が27歳,3位が26歳です。
2015年では,男性の1位が26歳,2位が29歳,3位が27歳,女性の1位が27歳,2位は同数で26歳と28歳です。2025年(後刻,「2015年」と訂正)と比較してどちらも20代後半が上位3位となっております。
次に,岡山市の2023年の第1子出産時に多い年齢ランキングについてです。
夫は1位が28歳,2位が30歳,3位が29歳,妻は1位が28歳,2位が29歳,3位が30歳となっております。
次に,結婚のピーク年齢を広報してはどうかについてです。
結婚を希望する年齢は,学業や仕事,子どもを希望するかどうかなど,一人一人の状況や考え方によって異なるものと考えております。結婚する時期について過度なプレッシャーにつながることも懸念されることから,結婚数が最も多い年齢を積極的に広報することは考えておりません。
次に,結婚支援事業を連携中枢都市圏の市町と協力して実施する狙い,工夫や参加人数の想定についてです。
連携中枢都市圏の13市町中,10の市町から参加希望があり,出会いの場を提供するイベントの一部と,婚活を支援するセミナーについて参加者を圏域市町に在住,在勤の方まで広げ,圏域内の結婚を希望する若者の出会いの機会の拡大等を図ります。
また,令和7年度は,専門事業者の企画提案による委託で実施する予定であり,若者のニーズや流行などを踏まえた企画内容の充実を図ります。
参加人数については,企画提案の内容によって変わるため,具体の数字は未定ですが,内容に応じて増やすなど,効果的な事業となるように努めてまいります。
次に,これまでのカップル成立数と結婚した数についてです。
カップリングは,令和元年度から開始し,令和2年度から令和4年度までは,新型コロナウイルス感染症の影響で,事業の一部中止,定員を絞るなど規模を縮小しましたが,令和6年度までに14回開催して,55組のカップルが成立しました。
結婚した数については,事業を開始した平成19年度以降で市に御報告いただき把握できている数は15組です。
次に,岡山市における子育ての費用をホームページに載せてはについてです。
現状を調べたところ,金融機関などのホームページで,子育てに係る費用をシミュレーションできるなど,既に費用の概算を調べることができる状況です。このため,本市のモデルケースを作成しホームページに掲載することは考えておりませんが,出会いのひろば事業の拡充など,結婚を希望する方を後押しできるよう取り組んでまいりたいと考えております。
すいません,初めの答弁で「2015年」を「2025年」と言い間違えました。「2015年」に訂正させていただきます。
以上でございます。
◎小山直人 産業観光局長 同じ項,2,企業も市民も稼げるまちへ,ア,マーケティング活動支援事業の対象企業及び支援内容についてお答えいたします。
マーケティング活動支援事業は,市内中小企業が売上拡大,販路拡張につながる効果的かつ効率的なデジタルマーケティングを実行する際に必要な支援を行うものです。具体的な支援内容については,参加企業の状況調査及び解決手法の整理を行った上で,それに基づいた戦略策定を行い,企業がその戦略に沿ったマーケティング手法を実行する際の伴走支援を行う予定としております。
同じ項,イ,新規事業創出強化パッケージの支援内容についてお答えいたします。
新規事業創出パッケージでは,企業が新たな事業の柱をつくり,持続的発展を図ることを目的に,新規事業創出支援事業とオープンイノベーション活用支援事業を2か年計画で実施しています。
新規事業創出支援事業では,今年度参加企業の募集と新規事業創出や拡大に向けた課題の洗い出しをしており,来年度は事業計画策定や試作品の開発等を行う予定としております。
オープンイノベーション活用支援事業では,今年度市内企業と,市内企業と協業で新規事業を創出する企業とのマッチングを行っており,来年度は事業化に向けた実証を行う予定としてございます。また,来年度末には,事例の横展開を図るため,成果発表会を実施する予定としております。
ウ,事業承継円滑化・支援事業の内容についてお答えいたします。
事業承継円滑化・支援事業については,今年度から第三者承継を支援するため,事業承継を支援する人材の育成と育成した人材による事業承継ニーズの掘り起こしや事業承継の制約までの伴走支援を行っています。新年度は,新たな支援人材の育成に加え,今年度育成した人材のスキルアップを図るためのフォローアップ研修や,支援人材同士の成果共有やコミュニティー形成を目的とした中間報告会などを実施する予定としており,引き続き事業者の円滑な事業承継に向けた支援環境づくりを進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〔3番前島慶太議員登壇〕
◆3番(前島慶太 議員) 市長,そして局長の皆様御答弁ありがとうございました。
再質問させていただきます。
まず,アリーナのところなんですけれど,経済界はやっぱり経済界の代表なので,経済界の負担を最小に抑えて,それで一番経済界が利益を引っ張ってこれるような立場で市と交渉してくるのはもちろん当然のことだと思う。僕は何でここに立っているかというと,市民の代表だからで,僕の役目は市民の税金の負担をなるべく少なくして,市民が多くの利益を得られること,そう誘導していくことだと思っています。特に私は企業献金,団体献金を受け取っていないんで,本当に市の税金のことを考えればいいかなと思って,経済界にいっぱい市がお金出して頑張れよって持っていかれないように,もうちょっと経済界に強い気持ちで交渉に臨んでいただきたいんですけど,いろんなところで経済界もっとお金出せよというスタンスで臨んでいただきたいんですけど,御所見をお願いします。
続いて,誰もがトイレをためらわない岡山市をつくろうのところで,学校のトイレのところなんですけれど,私は各小・中学校に念のため練習用に一つだけ和式を残しておくとか,そういうのはあっていいと思います。他政令指定都市の洋式化率を見てみると,一番進んでいるのが川崎市で93.5%,ほかにも神戸市84%,横浜市83.8%,千葉市82.8%などとなっています。岡山市も新年度予算,本当によく見たら分かるんですけど,空調設備にお金をかけられたりと,優先順位をつけて限られたお金の中で頑張っていらっしゃるのはよく分かります。ただ国の防災・減災,国土強靱化のための5か年加速化計画に関する中・長期目標を見てみると,全国の公立小・中学校におけるトイレの洋式化率の目標として,令和7年度に95%洋式化するという目標が書いてあります。岡山市もトイレ洋式化していく計画があると思うんですけど,それをどんどん前倒しして計画に沿って進めて,できれば前倒ししてやっていただきたいと思います。
教育長の,皆さんの空調もよくしますよ,トイレもいつかよくしますからねという,子どもたちを安心させられる,力の籠もった御所見をいただけたらと思います。
そして最後に,移住者を増やそうというところなんですけど,岡山市も岡山の県内の大学と協力して,いろいろ県内の大学生に岡山市に興味持ってもらおう,岡山市を県内の大学生と一緒に盛り上げようという事業をいろいろされていると思うんですけど,他の都市の大学,例えば岡山市と東京の大学でワークショップをしたりして,岡山市の問題を一緒に解決するとか,こういうのも,岡山市に興味を持ってもらう,岡山に移住してもらう一つのきっかけづくりになると思うんですけど,他都市の大学と岡山市で一緒に移住について考えるだったり,一緒に岡山市の問題を解決するワークショップなんかをしたりして移住者を増やしたらいいと思うんですけど,その辺の御所見をお願いします。
以上で再質問を終わります。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎岩田修 市民生活局長 アリーナについて,経済界にもう少しお金を出してもらえというようなお話だったと思います。今回のアリーナ構想,経済界,プロスポーツも含めてですけど,経済界からの提言でスタートしたということには間違いないんですが,我々としても,基礎調査を行って,アリーナの必要性を確認して,岡山に新しいアリーナが必要だという判断をさせていただいています。今,計画を進めている中で,経済界とも一緒に頑張っていこうということで,一緒に歩んでいっています。その中で役割分担というほどではないんですけど,経済界が担う部分,岡山市が担う部分ということで,そこは経済界ともしっかり話をして,当然出してもらうべきところは出してもらうということで,これからも一緒に頑張っていきたいと思います。
以上です。
◎田中哲也 市民協働局長 移住に関して,大学生との交流というか,一緒の協働事業ができないかというような趣旨だったと思います。
実は現在,おかやまぐらし相談センターというのが東京と大阪にございますけども,大阪のほうのセンターの関係者を通じて,大阪のほうの案ですと,はっきりは覚えていないんですが,大学生の方に協力いただきながら岡山市の中小企業のほうで,どういった形がいいかというようなところの協力をいただきながら,研究もしているところでございます。来年度も今年度の成果を生かして,そういったことを続けていきたいと思っていますし,まだほかの形でいろいろな大学生との,若い方との一体的な何かができるものがないか考えてまいりたいと思います。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 教育委員会では,学校施設課がこの工事設計を担っておりますが,現状のところ,まずはこの夏ですか,特別教室のエアコンの工事を今やっております。
続いて,中学校の体育館の空調の件も,また入ってくると思います。その中で校舎の長寿命化と,それから洋式化のことになってくると思うんです。この長寿命化のときには,一緒に洋式化もやっていますので,その順番も含めて,できるだけ特別教室,まずこの夏終わりますので,どういうことができるか検討してまいりたいと思います。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で前島議員の質問は終わりました。(拍手)
本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き一般質問を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
御苦労さまでございました。大変お疲れさまでございました。
午後6時38分散会
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