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12月6日(水) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和5年11月定例会
12月6日(水) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
川本 浩一郎 議員
1 再生可能エネルギー,省エネルギーの推進について
2 岡山芸術創造劇場ハレノワの開館について
3 高齢者等の外出機会の創出・移動手段の確保について
4 子ども虐待防止に向けて
5 水道事業について
次は,順序に従いまして川本議員。
〔28番川本浩一郎議員登壇,拍手〕
◆28番(川本浩一郎 議員) 皆さんおはようございます。自民党の川本でございます。
通告に従い質問へと思ったんですけど,前島議員がマラソンのことを触れました。実は私も12月に,おかやまマラソンに出ることになりました。というのが,10分の1おかやまマラソンというのが山陽女子ロードレースの日にあるんですけども,私はそもそも42.195キロを完走できるのかという心配はあるんですけれども,風向きだとか湿度ですか,そんなこともしっかり気にしながら当日を迎えたいと思います。
それでは,余談を言いましたが,通告に従い質問へ入らせていただきたいと思います。
1,再生可能エネルギー,省エネルギーの推進について。
これまで議会質問などで取り上げてきた再エネ,省エネ関連事業について現在の進捗状況や今後の展開などをお尋ねいたします。
(1)今年度地球温暖化対策の新規事業として,焼却処理している給食残渣をメタン発酵処理施設に搬入しバイオガス発電に活用する取組が本格的にスタートしています。現時点における事業評価をお聞かせください。
(2)現在同事業の対象施設は小学校3校と学校給食センターの計4施設であり,搬入される給食残渣量は年間約50トンと想定されています。この量は本市の給食残渣量の約6分の1であり,今後事業を拡大するべきと考えます。本年2月議会,同趣旨のお尋ねに対し教育長からうまくいけば拡大していく方向がいいのではないかとの答弁がございました。来年度事業は拡大されるのでしょうか。
(3)同事業を知ってもらうため,小学校で出前授業が行われたと伺っています。児童の反応及び同事業を環境教育の一環として今後どのように生かしていくお考えでしょうか。
(4)市場内で発生する野菜くずの処理に関してもメタン発酵処理施設を活用すべきとの提案を行っております。一定の前進があったとお聞きしていますが,現在の状況についてお聞かせください。
次に,バイオディーゼル燃料(BDF)についてお聞きします。
(5)一般家庭,飲食店,食品製造工場などから排出される廃食用油を回収して製造するBDFですが,現在環境局岡南事業所へBDFコージェネレーション機を設置し,使用されています。そのほかの市有施設において,利用拡大は進んでいるのでしょうか。
(6)BDFの製造には,廃食用油の回収が重要となります。現在,資源化物の日や使用済み天ぷら油リサイクル推進協力店などを通じて回収されていますが,過去3年度分の回収量の推移及びBDFの使用実績の推移をお示しください。
次に,省エネ機器更新緊急支援補助金についてお聞きします。
(7)9月議会,同補助金の第2弾が議決され,第1弾同様に予算を上回る申請があったとお聞きしています。この省エネ補助金は,現在岡山商工会議所,市内商工会と市が一体となり,第1弾とあわせ申請者目線に立ちながら円滑な事業実施に努めていただいております。数多くの事業者から感謝の声を伺っております。改めて同事業の目的,実績,そして評価についてお聞かせください。
(8)非常にニーズの高い同補助金は,早期に第3弾を実施すべきと考えます。御所見をお願いいたします。
2,岡山芸術創造劇場ハレノワの開館について。
平成25年の市民会館・市民文化ホールのあり方検討会からおよそ11年が経過した本年9月1日,市民が待ち望んだ岡山芸術創造劇場ハレノワがグランドオープンしました。こけら落とし公演オペラ「メデア」以降も演劇や歌舞伎,有名アーティストのコンサート,そして市民ミュージカルなど様々な演目で観客を魅了しよいスタートが切れたのではないでしょうか。また,ハレノワが立地する表町三丁目では,9月の人流がコロナ前と比較しても増加しており,周辺にもよい影響を及ぼすことが期待されます。
そこでお尋ねいたします。
(1)人流の動向など,ハレノワ開館によるまちの変化をどのように分析されていますか。
(2)ハレノワでは,来年3月末まで様々な開館事業を実施される予定ですが,現在の実施状況及び来年度どのような事業をお考えか,お聞かせください。
(3)ハレノワは駐車スペースの関係でタクシーによる迎車,迎えに課題があると伺っております。利便性向上に向け,対策を講じるべきではないでしょうか。一方,ハレノワオープンに伴い岡山市民会館と市民文化ホールは老朽化や耐震性などに課題があること,ハレノワ整備に合併推進債を活用していることから,来年3月31日をもって閉館,解体が決定されています。特に岡山市民会館は昭和38年の開館後,コンサートや演劇の会場としてだけではなく,学校の音楽発表会や結婚式などでも利用され,本当に長い間多くの市民に親しまれ,思い出の場となってきました。
そこでお尋ねいたします。
(4)今年度岡山市民会館は閉館記念事業を行っていますが,改めて来年3月末までにどのような事業を実施していく予定なのでしょうか。
(5)長年市民に親しまれた市民会館の記憶を後世に残していくことも重要だと思います。現在どのようなアイデアをお考えでしょうか。
3,高齢者等の外出機会の創出,移動手段の確保について。
内閣府の高齢社会白書によると,コロナ禍で外出が制限される中,人と直接会ってコミュニケーションを取ることが減ったと回答した割合が6割を超えています。また,ほかの社会参加影響調査では外出頻度や人との交流が減ったと多くの高齢者が答えており,コロナが高齢者の外出控えを招く要因となっています。外出頻度が週1回以下の生活が続くと,高齢者は身体機能や認知機能が低下し死亡率や要介護状態への移行リスクが上昇することが研究で示されているだけに,高齢者が外出しやすい環境を整えていかなければなりません。
そこでお尋ねいたします。
(1)高齢者の外出状況は,コロナ禍から5類へ移行した後,どのように変化しているとお感じでしょうか。
(2)高齢者の外出機会の創出に向けて行っている事業はありますか。
(3)移動手段を確保することは,高齢者の外出促進につながると考えます。本市では高齢者,障害者を対象とした路線バス,路面電車の運賃半額割引ハレカハーフを導入しています。事業の目的と実績をお聞かせください。また,この事業が高齢者の外出にどのような影響を与えたと分析されていますか。
(4)新たな生活交通として,デマンド型乗合タクシーが各地へ導入されています。利用者に占める高齢者の割合をお示しください。
(5)運転免許証を自主的に返納などされた65歳以上の高齢者が申請すると,おかやま愛カードが県警より発行されます。令和5年9月末現在,県内で累計約9.5万枚が交付されており,近年は年1万人前後増加しています。提示することにより受けられる各種サービスの中には,タクシーの運賃1割引きもあります。しかし,割引額は事業者が負担しており,その額は市内で年間約4,200万円と関係者の方は試算されています。厳しい経営環境が続くタクシー業界にとっては大きな負担であり,持続可能な制度にするには本市としても何らかの支援が必要ではないでしょうか。御所見をお願いいたします。
4,子ども虐待防止に向けて。
11月23日にハレノワで開催された第16回オレンジリボンフォーラム,こどもの虐待防止推進全国フォーラムwithおかやまには多くの市民が来場されました。改めて子どもを虐待から守る,こどもまん中社会の実現に向け,みんなが一緒に考える機会になったのではないでしょうか。一方,過去3年間の本市の子ども虐待相談対応件数は642件,707件,782件と残念ながら増加しており,昨年1月には虐待により女児が死亡する事例も発生しました。その後,外部有識者でつくる岡山市児童福祉審議会児童処遇専門分科会で7回にわたり検証が行われ,昨年10月に市へ報告書が提出されています。
そこでお尋ねいたします。
(1)虐待は増加傾向にありますが,本年度の状況についてお示しください。
(2)岡山市における被虐待児童死亡事例検証報告書では,再発防止に向け4項目の提言がありました。1年余りが経過した現在,再発防止に向けた取組状況をどのように評価されていますか。
(3)社会的養護を必要とする子どもとその家族への支援において,児童養護施設との連携は重要と考えます。現在,連携は十分に図られているのでしょうか。
5,水道事業について。
今議会,水道料金の額を改めるなどのため,水道条例の一部を改正する議案が上程されています。平成29年に策定された岡山市水道事業総合基本計画(アクアプラン2017)では,既に時代に即した新しい料金体系の検討として安全な水道水を将来にわたって安定的に届けるには水道料金の見直しが必要との記載もあり,これまで長年にわたり検討されてこられました。
ただ,当初示された水道料金の平均改定率25.3%は,物価高騰などの影響を受け市民生活が厳しい状況にある中,負担が大きいと6月議会の自民党代表質問で宮武議員から指摘させていただきました。その声を真摯に受け止めていただき,見直しを行い値上げ幅が抑制されたことは個人的には評価しております。しかし,市民の負担増に変わりはありません。この後の答弁では,水道事業の現状を分かりやすく示していただきたいと思います。
(1)水道料金の値上げを行わなかった場合,どのような事象が起こり得ると想定されていますか。
(2)このたびの改定理由,そして当初示された平均改定率25.3%からの見直し内容,料金を含めた改定案の概要についてお示しください。
(3)水道局が予定している施設の更新,耐震化の事業は,将来にわたって安定給水を確保する上で必要と考えます。一方,市民目線からすれば市全体の中で様々な事業があり優先順位を検討することで実施時期を調整することが可能となり,その事業費を水道料金の改定分として充ててはどうか,そのような見方をする市民もおられます。この点についての御所見をお聞かせください。
(4)水道事業においても,既にデジタル化には取り組んでおられます。今後どの分野においてデジタル化を推進し,業務の効率化を図られるのでしょうか。
(5)官民連携の取組状況と今後の考え方についてお示しください。
(6)令和13年までの財政収支見通しが示されています。改定率20%に引き上げた令和8年をピークに収益的収入が下がり,同様に収支額,内部留保資金も減少していきます。今後も水需要の減少が続くことが予測される中,将来にわたり安定的に水道事業を運営していくため財政基盤の安定化をどのように図っていくお考えでしょうか。御所見をお願いいたします。
以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 皆さんおはようございます。
それでは,苛酷な長距離に挑む川本議員の質問にお答えいたします。
まずは,再生エネルギー,省エネルギーの推進であります。ニーズの高い同補助金の第3弾を早急に実施すべきではということであります。
省エネ機器更新緊急支援補助金については第1弾,第2弾ともに用意した予算額を上回る多くの申請がございました。そういう点から見ても,市内事業者のニーズが予想以上に高い,非常に高いということが言えると思います。今年5月のコロナ5類移行後も,市内事業者にはエネルギー価格の高止まりにより依然として厳しい状況が続いており,先般経済団体からは引き続き省エネに取り組む事業者を支援するよう要請を受けたところであります。
第3弾でありますけれども,こうした市内経済の状況,また経済団体の意見などを踏まえて前向きに検討していきたいと思っております。
次に,岡山芸術創造劇場ハレノワの開館ということで,人流などハレノワ開館によるまちの変化をどう分析するかということであります。
コロナの5類移行後,まちににぎわいが戻ってきております。肌感覚としては,コロナ以前と同等に戻ったのではないかと思っておりましたが,政策局に調べてもらいました。そうすると,最も新しい今年10月の段階の資料でコロナ禍前と比較すると岡山市は81.9%ということで,やはりまだコロナ前には戻っていない,特に高齢者がなかなか外出しない傾向があるということがうかがえます。しかしながら,中四国の中で2つある政令市の一つ,広島市が77.8%でありますから,4ポイントぐらい岡山市のほうが高くなっている,そういう面では相対的にはそこそこ戻ってきているのかなとは思っているところであります。
一方,このハレノワ開館による直接的な影響というとやはり表町三丁目,時計台周辺の休日の通行者数が気になるところでありますが,AIカメラで計測したところ,開館前の8月と開館後の10月との比較では2倍ないし3倍に増加しているところであります。このハレノワ整備だけでなく,岡山城リニューアルなどのにぎわいの拠点づくり,またハレまち通りの1車線化など回遊性を高める取組をあわせて進めたこと,またそれによって誘発されている面もある民間の再開発などが相まって,まちに大きな躍動感が生まれているということも言えると思います。今後とも岡山城主要部跡地や新庁舎などの拠点整備,路面電車・バスなど公共交通の利便性の向上,商店街の活性化などに総合的に取り組んで相乗効果によってまちの活力をさらに高めてまいりたいと思います。
次に,ハレノワの開館事業の実施状況と来年度事業ということであります。
ハレノワでは開館事業として9月1日のこけら落とし公演のオペラ「メデア」を幕開けにミュージカル,演劇,歌舞伎など様々な公演が満席となり,皆様に好評を博しております。オペラでは,大劇場の最新設備を生かした壮大な舞台芸術を県内外から多くのお客様に御堪能いただいたのではないかと思っております。また,貸し館公演においても,人気歌手のコンサートなど今まで岡山では上演されなかった,そういった方が来られているということも伺っております。多数開催され,様々な年代のファンが劇場に詰めかけ,華やかなにぎわいが生まれているところであります。
ちなみに,今年度末の予約状況はどうかという話でありますけれども,今年度末までの週末の予約状況は既にほぼ埋まっております。平日を含めても約7割程度は予約が入っている状況であり,好調であるということが言えると思います。具体的には,12月以降も既にチケットが完売のK-BALLET TOKYO「くるみ割り人形」や笑点の公開録画など14の開館事業を予定しており,多くの方に御来場いただき,新劇場のよさを体験していただきたいと思います。
来年度の事業についても,引き続き質の高い文化芸術に触れる機会の提供や市民の自主的な創造活動の支援に加え,商店街等と連携した開館1周年記念イベントの開催など,まちのにぎわいを創出する多彩な事業を展開してまいりたいと思います。
私からは以上です。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 大きい1番,再生可能エネルギー,省エネルギーの推進について,(7)省エネ機器更新緊急支援補助金の目的,実績,評価についてお答えいたします。
省エネ機器更新緊急支援補助金は,エネルギー価格の高騰が事業継続の大きな課題となる中で将来にわたり経費節減に寄与する省エネ設備更新を緊急的に支援するべく実施しております。第2弾は現在事業実施中のため数値はまだ確定しておりませんが,予算5億円に対して約680事業者から約7億円の申請があり,抽せんの結果,約470事業者が採択され,採択率は7割弱となっております。当補助金は,物価高騰をはじめ様々な要因により経営コストの増加が深刻な状況となる中で,市内事業者の経費節減と生産性の向上に寄与しているものと認識しております。
以上です。
◎國米哲司 市場事業管理者 同じ項,市場内の野菜くず処理についてです。
食品リサイクル活動の一環として,今年10月から市場の野菜くずなどの食品廃棄物を民間のメタン発酵処理施設へ搬入を始めました。これまでのところ,1か月で50トン余りを搬入しており,これは中央卸売市場全体の一般廃棄物搬出量のうち約半分に相当するものです。今後も持続可能な社会実現に向けて取組を進めてまいります。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,給食残渣リサイクルの事業評価と来年度の事業拡大についてです。
学校給食の食品残渣リサイクル事業については,今まで焼却処分していた給食残渣が再生可能エネルギーとして活用することができ,温室効果ガスの発生を抑制できるなど,本市の地球温暖化対策に寄与していると考えています。
一方で,学校の調理場から排出される給食残渣は,焼却処分する廃棄物と別に回収する必要があることや運搬ルートの効率化が課題であると考えています。来年度の事業規模は,課題を踏まえて対応を検討してまいりたいと思います。
次に,出前授業での児童の反応,事業をどう生かすかについてです。
子どもたちは,出前授業を通して食品廃棄物からエネルギーがつくられることや食品ロスの多さに気づき自分の生活と関わりの深い問題であると捉える様子が見られました。今後は,社会科や総合的な学習の時間などと本事業を関連させることで,子どもの関心が高まった事例を他の学校にも紹介するなどして環境教育の充実が図れるようにしてまいりたいと考えております。
以上です。
◎見平孝行 環境局長 同じ項,BDFの利用拡大についてです。
岡南事業所での活用事例以降,新たな事例はありませんが,BDFの利用について引き続き関係部署に働きかけてまいります。
次に,過去3年度分の廃食用油の回収量及びBDFの使用実績についてです。
廃食用油の回収量は令和2年度が644キロリットル,令和3年度が663キロリットル,令和4年度が665キロリットルです。また,BDFの使用実績は令和2年度が550キロリットル,令和3年度が482キロリットル,令和4年度が575キロリットルです。
以上です。
◎中原貴美 市民生活局長 大きな2番,岡山芸術創造劇場ハレノワの開館についての項,市長答弁以外にお答えします。
まず,タクシーによる迎車についてです。
ハレノワは中心市街地に位置していることから,御来場の皆様には公共交通機関の御利用をお願いしております。タクシーでの送迎については,来場(送り)の際は地下2階の車寄せまで入っていただくことができますが,迎車(迎え)を含む帰りの際のタクシー乗り場は地下車寄せが混雑することが予想されるため,現在設置しておりません。ハレノワ近辺でのタクシーの乗降については問合せも多いことから,何ができるか,岡山県タクシー協会等と具体的な協議を行っているところです。
次に,岡山市民会館の閉館事業についてです。
今年度は岡山市民会館の最終年度として感謝,感動をコンセプトに,「ありがとう!岡山市民会館」の冠をつけた27の閉館記念事業を実施しております。有名プロミュージシャン等の公演に加え,これまで市民会館を利用していただいた地元の高校や大学,文化芸術団体によるコンサートなど施設使用料を減免し実施している市民公募イベントのほか,岡山市民会館あの日の思い出展,見納め見学会などの市民参加型イベントも実施しているところです。さらに,3月末には閉館記念式典や記念誌の発行も予定しております。
この項最後,記憶を後世に残していくこと,市民会館のメモリアルについてです。
メモリアルについては,今年度他都市の各種先行事例も調査しながら方向性を整理しているところです。また,民間事業者の協力をいただいて,岡山市民会館の外装や内装をVRコンテンツとして残していく取組も行っております。さらに,一部の資材を使用してのメモリアルグッズの製作やワークショップなども検討しているところです。
以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長 3番,高齢者等の外出機会の創出,移動手段の確保についての項,まず高齢者の外出状況のコロナ5類移行後の変化でございます。
先ほど市長からも高齢者の外出,いま一つという話もございましたけれども,岡山市内都心の人流動向の分析によりますと60代以上の方の人流は令和5年9月時点でコロナ前,令和元年でございますけれども,対比で6割から7割という状況でございます。
ただ,令和3年同月比で見てまいりますと,約1.2倍にまで回復しているということでございます。また,本年10月にハレノワ大劇場で開催いたしましたフレイル予防イベント等,高齢者を対象とする行事への集まりも好調なことなどから考えますと,高齢者の方々の外出意欲は回復しつつあるのではないかと感じているところでございます。
次に,高齢者の外出機会の創出に向けた事業についてでございます。
高齢者のフレイル予防と外出を促進するものとして,あっ晴れ!もも太郎体操や老人クラブといった地域の通いの場づくりや敬老会の支援,フレイル予防強化月間の関連イベントなど様々な取組を実施しているところです。他方,地域の活動団体の中にはコロナ禍の影響により活動休止,縮小しているところも一部あることから,活動の再開,活性化に向けた支援にも取り組んでいるところでございます。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 同じ項,まずハレカハーフの目的と実績,また高齢者の外出に与えた影響についてです。
ハレカハーフによる運賃割引は,自動車を運転できない高齢者や障害者等の移動手段の確保や公共交通の利用促進などを目的に令和3年10月より実施しております。交付者数は,令和5年10月末時点において約3万6,000人で,このうち高齢者カードは約3万2,000人であり,これは市内高齢者の約17%に相当します。また,ハレカハーフ導入前後で高齢者の路線バス,路面電車の利用者数を比較すると,導入後は路線バスが7%,路面電車が20%増加しており,この取組が公共交通利用による高齢者の外出機会の創出にもつながっているものと考えております。
次に,デマンド型乗合タクシーの高齢者の割合です。
生活交通は,現在市内8地区で運行しており,このうち高齢者割合の調査を行った馬屋上・野谷地区では99.7%の方が65歳以上の高齢者でした。他の地区については調査を行っておりませんが,同様の傾向となっているものと考えております。
次に,事業者負担で実施しているおかやま愛カードによるタクシーの運賃割引に対して支援が必要ではないかについてです。
本市では,公共交通が不便な地域を対象に,買物や通院等の日常生活に欠かせない移動手段を確保するため,デマンド型乗合タクシーの導入に取り組んでおります。現在8地区で運行しており,また複数の地区で導入に向けた検討や説明会を行っているところです。この取組では,運転免許を持たない高齢者を含め多くの方に利用してもらうため,地区ごとの実情に応じて利用しやすい運行計画や運賃となるよう市が地元検討組織と一緒になって検討を行うとともに,運行経費の8割を上限に支援を実施しております。このため,免許返納者のみを対象としたタクシー利用の運賃割引に対する支援については,現時点では考えておりません。
以上です。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 4番の子ども虐待防止に向けての項,順次お答えしてまいります。
まず,虐待は増加傾向にあるが,本年度の状況についてのお尋ねです。
今年度のこども総合相談所の虐待通告受理件数は,11月末時点では680件で,前年度の同月時点(786件)に比べて減少していますが,警察への援助要請等の件数が11月末時点で21件と,昨年度の年間数12件に比べて大きく増加するなど重篤な虐待の件数が増えています。虐待の内容は,前年度と同じく心理的虐待の割合が最も高くなっていますが,前年度と比べ性的虐待の疑いの通告件数が増加しています。通告元は,例年どおり警察等が最多となっています。
また,地域こども相談センターの虐待通告受理件数は,11月末時点では506件となっており,前年度の同月時点(605件)に比べて減少しています。虐待の内容は,例年どおりネグレクトの割合が最も高くなっています。通告元は,前年度と同様に学校,保育所等,保健センターが最多となっております。
次に,再発防止に向けた取組状況の評価でございます。主な取組とその効果について申し上げます。
事業面では,令和5年4月より虐待通告等電話相談業務の委託により,こども総合相談所職員の相談業務への集中化と緊急事案への対応時間を捻出することができています。また,法的対応機能を強化したことにより,困難事例に対して弁護士による法的助言を踏まえた対応を行っています。さらに,こども総合相談所と地域こども相談センターでの共通アセスメントシートを作成いたしました。このシートには,DVの視点を持った虐待判断や保護者の生育歴を評価する項目を入れており,シートの活用により虐待の重篤化のリスク要因を実質的に評価しております。
また,人事面では,令和5年4月にこども総合相談所に現職警察官を配置いたしました。これにより,警察の知見も取り入れた虐待通告全件の精査を行っており,児童だけでなくきょうだいを含めた一時保護や警察への速やかな援助要請等の実施につながっているところです。
この項最後に,児童養護施設との連携は十分に図られているのかについてです。
こども総合相談所は県内の各児童養護施設に子どもの措置を行っており,子どもの状況の変化や要望に応じて随時各施設を訪問するとともに,年に1回の各施設ごとの連絡会において全てのケースについて入所児童の家庭環境や支援方針の共有を行っています。これに関して,今年8月岡山県児童養護施設等協議会から岡山市こども総合相談所と施設間の協働体制構築に関する要望をいただきました。要望に対しては,現在施設入所時に提供する資料の改善を行うとともに,子どもやその家族歴等の情報をより幅広く提供するように努めております。また,入所後も施設の要望に応じて必要とされる情報を提供しているところです。施設とのさらなる信頼関係の構築に向けては,岡山県児童養護施設等協議会主催の研修会へ参加し,その場での意見交換を重ねるなどお互いの実情が分かり合えるような関係づくりに努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎栗原諭 水道事業管理者 5番目,水道事業についての項,順次お答えいたします。
まず,1点目,料金改定しなかった場合どのようなことが起こるか,2点目,改定理由と当初の改定率から見直した改定案の概要について一括して御答弁いたします。
本市の浄水場や配水管等の水道施設は高度成長期に多く建設され,老朽化の進行により更新需要が増加しています。さらに,災害リスクが懸念される中,水道施設の耐震化や浸水対策も急務です。また,水需要の減少に伴う収入減や工事費等の高騰の影響もあり,令和6年度には施設更新のための内部留保資金が不足する見込みであり,料金改定が避けられない状況です。仮に料金改定を行わなかった場合,施設の整備に遅れが生じ,大規模災害等による断水リスクが高まります。本市最大の浄水場である三野浄水場が送水停止となった場合,市民25万人に影響が生じ,その被害額は620億円にも上ると推定されています。
平均改定率25.3%からの見直しについては,諸物価高騰により建設投資が当初に比べ10年間で100億円増額となったため,現世代と将来世代との負担のバランスを考慮し,企業債を増やすことにより平均改定率を20.6%に引き下げました。これに加え,我々自身もさらなる業務効率化への努力が必要との考えの下,総務局と共に議論を重ね,令和13年度までに事務部門を中心に人員を15人縮減することとしました。これは今年度の水道局の職員数335人に対し約4.5%に相当するものであり,水道の安定供給体制を維持した上でできる限り縮減できる人数を積み上げたものであります。この結果,平均改定率は現在の物価高騰等の状況を考慮し令和6年度から2年間は15.7%,令和8年度からは20.0%の2段階での改定といたしました。
なお,料金体系につきましては,一般生活用使用者の方々に対しできるだけ改定率の抑制を図るよう配慮しております。
次に,一般会計における事業の調整による財源を水道料金の改定に充ててはどうかについてです。
水道事業は,地方公営企業法において経費は経営に伴う収入をもって充てるという独立採算制が原則とされており,一般会計の財政とは会計上も明確に区分されています。また,一般会計から基準外の繰入れを行うことにつきましては合理的な根拠が必要であり,料金の改定に充てることは法の趣旨から適当ではないと考えています。
なお,他の政令指定都市を見ても,水道事業への赤字補填的な繰入れは行われておりません。
次に,今後どの分野においてデジタル化を推進し業務の効率を図るのかについてです。
水道局では,今年度から職員及び漏水修繕に当たる業者が漏水現場の写真や動画,修繕に必要な管路情報等を共有するシステムを本格導入しました。これにより,職員が現場に行かなくても漏水状況を正確に把握し業者へ指示することが可能になり,迅速な復旧につながっています。また,衛星画像を使った漏水箇所の探知についても,現在試行しているところであります。これら施設の維持管理の分野に加え,事務部門やお客様サービスの分野においてもデジタル技術の活用による業務効率化を検討してまいります。
次に,官民連携の取組状況と今後の考え方についてです。
水道局では,国が開催している水道分野における官民連携推進協議会に参加し情報収集を行うとともに,民間事業者とも意見交換するなど調査研究を行っています。また,岡山市PPP/PFI手法導入優先的検討規程を制定し,浄水場で大規模な更新等を行う場合は官民連携手法の導入が可能かどうか優先的に検討することとしております。
なお,現在までのところ,導入に至った事例はありません。
国は今年度改定したPPP/PFI推進アクションプランにおいて,ウォーターPPPの導入拡大を図ることとしています。官民連携は経営基盤を強化するための手法の一つであると受け止めており,安全・安心な水道水の供給の継続を前提とした上で官民双方にメリットがあり,本市に合ったやり方を調査,検討してまいります。
この項最後に,将来にわたり安定的に水道事業を運営していくため財政基盤の安定化をどのように図るのかについてです。
議員御指摘のとおり今後も水需要の減少が続くと見込まれるため,施設の統廃合やダウンサイジングなどにより事業規模に見合った施設整備を行うとともに,デジタル化の推進などにより効率的経営に努めてまいります。また,国に対しては日本水道協会等を通じて施設の更新,耐震化等に対する財政支援の拡充について引き続き要望していきたいと考えています。
以上です。
〔28番川本浩一郎議員登壇〕
◆28番(川本浩一郎 議員) 御答弁ありがとうございました。
再質問させていただきます。
まず,1番目,再エネ,省エネ関係ですけども,教育長から先ほど御答弁がありました。学校の給食残渣をどう活用していくか,御答弁がありましたとおりリサイクルすることによってごみが減る,ごみが減るということはCO2の排出といったものが抑制される。さらに,そのごみをどうするかというとバイオガス発電に切り替わる,地産地消の新たな再生可能エネルギーも生まれてくる。今言った環境教育の推進にも使えるということで,非常にメリットが多い。幾つかの課題はもちろんあるんだと思うんですけれども,今年の2月議会で問題なければ前向きにということでありました。ぜひここは事業拡大していただきたいと,改めてお願いしておきます。
前年度,これは試行されました。今年度は事業化している。じゃあ来年度どうしましょうといったときに状況を見てまた検討しますではなく,本来は全体像として将来この給食残渣をどう活用していこうかという目標を──試行で結果が分かっているわけですから──まず立てる。その上でロードマップをつくっていって来年度はどうしていこうというのを──既に今年度から本格的に事業が進んでいるわけですから──立てて進めていかなきゃいけないと私は思っています。来年度どうするかについては先ほどの御答弁のとおりだと思いますが,全体像にどう取り組んでいくのか,その先どう進めていくのか,そういったことが必要であると思います。この点について御所見いただきたいと思います。
環境局長,BDFですけれども,先ほど集まっている廃食用油の状況のお話をいただきました。食品リサイクルの啓発を市民,事業者に対して引き続き行っていただくと同時に,BDFの活用が以前と比べて幅広く,非常にニーズのあるものとお聞きしています。先ほど言った食品リサイクルを進めていくためにもしっかり集めていく,そういった啓発,回収の在り方自体も含めて今後どうしていくべきなのか,これは進めていくべきだと思いますので,その点について御所見いただきたいと思います。
省エネ機器,市長ありがとうございました。前向きにということであります。先般経済団体からも要望がありましたし,自民党の政務調査会の議論の中でぜひやらなきゃいけない,そういった声も多数ありました。ぜひ前向きに,また早期にお願いしたいと思います。
次の項目へ行きまして,ハレノワですけれども,いろいろ事業が進んでいて,そちらに注目が集まる一方,今御答弁いただいた市民会館や文化ホールの閉館に向けた事業といったものがどうなっているのかというのが少し……。関心や皆さんの認識にそれぞれ違う部分があるんだと思います。今後市民に対して,市民会館の閉館事業やメモリアルについてどのように広報していくのか,その点についてだけお聞かせいただきたいと思います。
3番目,高齢者の外出機会,移動手段ですけど,まず保健福祉局長,今外出が少し減っているよというのが市長からも別の項目ですけど答弁がありました。その中で,事業をすれば人は来るんだと,そういうようなお話もありましたけれども,高齢者の外出機会の創出には移動手段をしっかり確保していくことが重要だと考えます。この点について御所見いただきたいと思います。
恐らく保健福祉局長は重要ですよと言ってくださるんだと思いますが,都市整備局長,既にバスだとか路面電車,それからタクシー,新たな生活交通,こういった公共交通を維持していくことというのは高齢者だけじゃなく,市民全体に必要なことだと思います。そうした中,先ほど言いました免許を返納する高齢者の数というのはこれからさらに増えていくと思います。様々な手段というのは確保していかなければいけない,高齢者の移動手段という意味での視点が1つ。もう一つは,やはり事業者支援といったときには先ほどお聞きしたバスだとか路面電車だとか,デマンド型乗合タクシーなんかも8割,これ一定の岡山市から財政の支援があるものに比べてタクシーの業界というのは,公共交通として重要な役割を担っているけれども,このコロナ禍の間には支援がありましたけれども,残念ながら継続した支援というのがない。愛カードというのはあくまで一例で出させていただきましたけれども,タクシーの業界に関してもどういった形がいいのか,スキームというのはもちろん考えていかなきゃいけないとは思いますけれども,持続可能な形で支援することが必要じゃないのかと思っております。この点について御所見いただきたいと思います。
続いて,子ども虐待防止に向けてです。
先ほど御答弁がありましたが,この審議会からの報告書を受け様々な対応で私は前進しているもんだろうと思っておりました。このたびこれも政策提言の中で,関係者の方,児童養護施設の関係もそうですし,里親に取り組んでいらっしゃる方もそうですけれども,お話を聞かせていただいて,私は劇的にすごくよくなってもう言うことありませんということでは,提言が出てから1年余りですからもちろんそんなことはないとは思いましたけれども,よりよいほうに評価されていると思ってお聞きしたら全く逆のお答えが返ってきた。全く逆のお答えが返ってきたというのは,先ほど局長も御答弁いただいた関係者の皆さん,岡山県児童養護施設等協議会の皆さんが協働体制構築に関する要望というのを出された。中身を見てみると,これも前向きな話でよりよくしていくためにという内容かと思いましたら,情報提供の充実だとか情報共有の徹底だとか,協働体制の信頼関係の構築だとか,言えば失礼ですけども何を今さらこのことを要望しなきゃいけない状況なのかと,私はお話を聞いて非常に残念に思っております。いろんな体制強化だとか,今後の関係機関との連携強化,このことはもちろん岡山っ子育成局が中心になってやらなきゃいけないお話だと思いますけども,人のことだとか財政のことだとか,ほかのこともありますけど,やっぱり岡山市全体としていま一度この報告書を改めて重く受け止めていただいて,どうやっていこうとするのか,その辺について御所見いただきたいと思います。内部もそうですけども私はそういった──決して外部の方の評価を上げるためにするわけじゃないです,子どもを守っていくためにはそういった声を上げざるを得ないために今回の要望が出たんだと思います。そのことも踏まえ,内部にしろ外部にしろ,ちゃんと本当に進んでいるのかしっかりチェックしていく。こういう取組をした,ああいう取組をした結果,数が少なくなってきたという効果はあるのかもしれませんけれども,しっかりチェックする機能も必要じゃないのかと思います。この点について御所見いただきたいと思います。
最後に,水道局です。
端的に言えば,いろんな課題がある,いろんな事象が起こり得るかもしれない,こんなことが起こる,そしてこんな状況だということを市民に分かりやすくどう伝えていくのか。仮に議決されれば,残された期間は僅かです。その間にどういうお考えでいくのか,その点についての御所見を再度お願いします。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎中原貴美 市民生活局長 岡山市民会館の閉館事業,それからメモリアル事業,そういったものの広報について再度のお尋ねがございました。
現在進行中の閉館事業等については,チラシ,それから市民会館が発行しているイベントガイド,また市民会館のホームページ等で皆様にお知らせしているところです。また,現在検討中のメモリアル事業についてはまだ内容がはっきりと決まっておりませんので,現段階では広報できておりませんが,内容が煮詰まった,実施が決まった時点でしっかりと広報してまいりたいと考えております。
以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長 高齢者の外出機会の件で,機会だけではなくてやはり移動手段をという再度の御質問でございます。
おっしゃられますように高齢者の方の外出先というのは,町内あるいは近隣の通いの場から自宅から離れた買物でありますとか通院といったところにも及ぶと考えてございます。そういう場合を想定しますと,その移動手段をどう確保されるかということにつきましては外出機会を促進していくという上での課題の一つであると認識しているところでございます。
以上です。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 虐待の対策についてのお尋ねをいただきました。
今御紹介ありました岡山県児童養護施設等協議会あるいは里親さんに関してでございますが,もちろん虐待の対応については児童相談所だけではなくて様々な機関との信頼関係や協働が必要だと思っております。
まず,具体的な改善としては,要望を踏まえまして情報提供に関する内容や書類の丁寧さを心がけるとともに,施設にも出向いていって,情報交換する機会を増やす努力をしているところです。
一方,里親さんに関しましては,家族の情報,個人情報などお伝えできない部分もございますが,その中で子どもを中心にしてその状況については丁寧にお伝えするように頑張ってまいります。
こども総合相談所あるいは地域こども相談センターの組織体制の充実に向けては──今後人員や事業費のことですが──児童福祉法の改正も予定されておりますので,こういったことも踏まえて私どもからしっかり要望,調整していきたいと思っています。
また,所内あるいは関係職員の資質向上については,県内の同様の関係者,そして所内の研修などを積み重ねる中で向上を図っていきたいと思っています。
以上です。
◎栗原諭 水道事業管理者 今後の広報についてですが,議決いただきました場合にはまず水道事業の置かれている現状,それから改定の必要性,改定の内容について分かりやすく丁寧な広報に努めてまいりたいと思っております。
具体的には,年内には水道局のホームページに詳細な内容を掲載したいと考えており,また年明けには「市民のひろば おかやま」への記事の掲載や水道メーター検針時におけるお知らせチラシを各世帯へ配布するなど考えております。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 今後の事業の目標設定等についてのお尋ねがありました。
今後の本事業について考えるに当たっては,どうしても環境の面と費用の面のバランスを考える必要があると思います。
ただ,いかに効率的に運搬を行うことができるのかを考える中で,全体の目標等も検討してまいりたいと思います。
以上です。
◎見平孝行 環境局長 廃食用油の回収量を増やすべきだと考えるがとのお尋ねです。
BDFの需要は拡大してきており,今後も家庭から出る使用済み天ぷら油の回収量の増加を図る必要があると考えているため,ホームページやごみ分別アプリ等を活用し,引き続き積極的に啓発を行ってまいります。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 タクシー事業者に対する継続的な支援について再質問いただきました。
現在行っているデマンド型乗合タクシーは,乗り合いのための声かけなどコミュニティーの維持も期待できる優れた仕組みだと考えております。このデマンド型乗合タクシーは御存じのとおりタクシーを活用した事業でありまして,この経費については8割を上限に支援を行っております。これはタクシー事業として成立させるためでもあり,また高齢者等にとって利用しやすい安価な運賃とするためでございます。このことは高齢者の移動を支えるだけでなく,タクシー事業者の支援にもなっているものと考えております。
なお,このほかでは高齢者も含む全ての人にとって利用しやすいユニバーサルデザインタクシーの導入に対しても支援を行っているところです。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で川本議員の質問は終わりました。(拍手)
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