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12月6日(水) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和5年11月定例会
12月6日(水) 本会議 一般質問
懐かしい未来
森山 幸治 議員
1 障がい者文化芸術活動支援
2 岡山城主要部跡地整備推進事業
3 GIGAスクール
4 特別支援教育
5 旭川河畔(西中島町)賑わい創出事業
次は,順序に従いまして森山議員。
〔24番森山幸治議員登壇,拍手〕
◆24番(森山幸治 議員) 会派懐かしい未来の森山です。
質問に入りたいと思います。
1番,障害者芸術文化活動支援について。
先日,近年全国で広がりのある障害者芸術文化活動支援センターの視察で福岡市へ行ってまいりました。国が進める取組であって,障害のある方々の芸術文化活動を支援することで事業所等における工賃の向上や誰もが自由に表現を楽しみながら自分らしく過ごせるよう当事者や家族,福祉文化施設の方を対象に様々な場づくりをされています。
岡山県では,障害者の方々の芸術活動を支援するセンターが立ち上がりました。相談支援,発表会の企画,情報収集・発信,人材育成,ネットワークづくりに取り組まれています。県にはありますが,今岡山市にはありません。センターの効果をどうお考えでしょうか。必要性についても所見願います。
市内に障害者の皆さんの作品を表町で展示販売する福祉の店があります。ここの売上げは月に5万円程度になっています。これはいかがなものでしょうか。分析評価と今後の改善計画について早急に取り組む必要がありませんか。
2013年4月に施行された障害者優先調達推進法は,国や地方公共団体に対し物品購入や業務委託する公共調達の発注先として優先的に障害者就労施設などを選ぶよう努力義務を課しています。国が示す発注事例は清掃や印刷,公園植栽,事務用品やお弁当の購入などです。工賃向上支援の取組状況とこの優先調達の実績の近年推移と,またそれに対する分析評価,調達額について政令市レベルではどうなっていますか,お聞かせください。
障害者就労施設等が提供可能な物品,役務に関する情報提供を全庁,ホームページなどで情報公開されていますか。また,各局別に求めている調達の目標,これについてもお聞かせください。
2番,岡山城主要部跡地整備推進事業について。
今年度中には,便益施設,多目的施設,防災機能について,その具体を提案されるようですが,市内随一の観光拠点整備であることは言うまでもなく,創造都市にふさわしい品格のある整備が期待されます。次年度から,どのような取組をされますか。具体をお示しください。
これまで市民参加のワークショップと事業者サウンディングのヒアリングをされました。幅広い市民の声と専門家の見立ても,今後は必要だと考えます。この事業者選定へ向けて,どのようにお考えでしょうか。
市民会館の解体の中身,保存物であったり解体の工程,そのスケジュールについてお聞きします。
評価の高い歴史的建造物であり,昭和復興期の岡山市民の記憶が詰まったこの市民の会館の解体については,これを一気に壊していくことにやはり一抹の不安を感じています。ただ壊すだけではなく,どう「仕舞う」のか。例えば段階的にそれを公開していく,躯体状態の学習や研究的見学やその瞬間ならではのイベントの企画など丁寧な仕舞い方,そのプロセスを踏みながらの市民会館だったことを踏まえた未来をつくる解体へと昇華させる可能性の実現は,この創造都市としての命題だとも思います。共に未来をつくるプロジェクトというメッセージ,寄り添う姿勢が大事だと思いますが,いかがお考えですか。
現在検討されている市民会館の記憶の継承,モニュメントの在り方など,どのように考え,取捨選択しようとされますか。市民の声を反映する仕組みづくりの必要性についてお聞かせください。
3番,GIGAスクール構想。
2020年度より学校では1人1台端末等とICT環境が整備されていますが,2021年3月に岡山市全てに整備されました。毎年行われる全国学力・学習状況調査によると,2022年度の状況は「毎日活用した」が政令市で小学校で下から3番目,中学生は最下位となっていまして,前議会で公明党の松田安義議員が質問されたところです。この改善計画について,改めてお聞かせください。そして,これに関連したモデル事業など必要ではありませんか。
国の示すICT支援員配置については4校に1人という水準がありますが,本市の状況は今約7校に1人になっています。これについてどうお考えですか。
また,今後このGIGAスクール運営,支援について,民間企業との連携や人材の確保・育成の必要性にどう取り組まれるか,お聞きします。
どこにもつながっていない不登校児童・生徒に対するコンテンツ利用などのICT支援員の配置をどうお考えでしょうか。
4番,特別支援教育。
国が通級指導教室について義務標準法にて平成29年度から10年かけて13人の生徒に対し教員1人を措置していますが,本市の状況は17人に1人となっています。また,通級指導教室設置の状況は小学校87校中32教室,中学校37校中5教室となっていて,地域拠点教室,これは上道中,興除中の2校にとどまっています。通級指導教室がどういうものなのか,特殊,特別なもの,または行きづらいイメージにはなっていませんか。改めてその役割を児童・生徒や保護者への周知が必要ではないですか。
これまで本市は,この通級指導教室についてはハード,ソフト両面において取組が弱かったように思います。この達成に向けた目標,計画の必要性についてお伺いします。
通級指導教室の支援メニューは,本来なら言語障害,自閉症,情緒障害,弱視,難聴,学習障害,注意欠陥多動性障害,肢体不自由,病弱・身体虚弱とありますが,本市では言語障害と情緒障害のみとなっています。特に最近ニーズの高い学習障害がないのはいかがなものですか。御所見願います。
5番,旭川河畔(西中島町)でのにぎわい創出事業についてお聞きします。
旭川かわまちづくりの取組において,にぎわい創出と回遊性の向上を高めるために中区西中島町の旭川第1緑地において,にぎわい創出に取り組む社会実験(トライアルサウンディング)の事業者を募集されました。事業の概要(募集内容であったり事業期間,事業者の選定基準)と今後のスケジュールについてお聞きします。
1回目の質問を終わります。
御答弁よろしくお願いします。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎後河正浩 保健福祉局長 1番,障害者芸術文化活動支援についての項,順次お答えいたします。
まず,障害者芸術文化活動支援センターが岡山市にないのはなぜか,センターの効果はどうか,必要性についての所見をということでございます。
障害者芸術文化活動支援センターは,地域における障害者の芸術文化活動を支援することを目的として議員御案内のとおり国が障害者芸術文化活動普及支援事業の中で設置を進めているものでございまして,その実施主体は都道府県と定められているところでございます。
市としての必要性についての所見をということでございますけれども,岡山県の同センターは本年度設置されたばかりでございまして,現在のところは今後の岡山県の事業の実施状況等を踏まえながら,岡山市としての関わり方などについて研究していく必要があると考えているところです。
次に,福祉の店売上げ分析と改善計画についてでございます。
福祉の店に関しましては,注文販売と店舗の売上げが減少傾向にあることは課題と認識しております。以前より店舗の売上げが伸び悩んでいたこともございまして,「元気の輪」では店舗のスタッフが積極的に外に出ていくことで販売機会を得ており,売上げの大部分を定期的な出張販売やイベント出店によるものが占めているという状況です。
ただ,このコロナ禍の影響で出張販売につきましても売上げが落ち込んでおりまして,現在はまずこれを回復させること,また注文販売を回復させることに注力しているところでございます。
店舗の売上げにつきましては,出張販売で好調なものや他の支援メニューでブラッシュアップされた商品の取扱いあるいはインスタグラム等での情報発信などに取り組んでいるところでございます。
次に,工賃向上支援の取組状況について優先調達実績の近年の推移,分析評価,額について政令市レベルでとの御質問でございます。
工賃向上支援につきましては,就労継続支援事業所からの要望が多い好事例セミナーをはじめ,個別相談会,専門家派遣などを実施しているところです。
優先調達につきましては,直近3年間の岡山市の調達額としまして7,000万円前後で推移しております。令和3年度こそ減少したものの,令和4年度には減少分を上回る調達増を達成することができており,令和4年度の調達額は政令指定都市比較で20市中10位というところに位置しております。
次に,障害者就労施設が提供可能な物品,役務に関する情報提供の状況,また各局別の調達目標ということでございます。
情報提供の状況といたしましては,施設ごとの提供可能内容を整理しリスト化した上で,定期的に全庁へ向けその周知と発注時の活用を呼びかけております。このリストは,施設からの申請に応じて随時に更新しておりまして,市ホームページ上でも公開しているところです。また,調達目標としましては,各区局室に1つ以上の発注または関連した取組を行うことを求めるとともに,全庁では前年の調達額を上回ることを目標としているところです。
以上です。
◎吉田元紀 政策局長 2番,岡山城主要部跡地整備推進事業の項,まず次年度からの取組についてお答えします。
本事業につきましては,今年度オープンスペースのゾーニングや施設の規模,官民の役割分担などを整理しているところです。今後は令和6年度には測量に取りかかりまして,令和7年度以降オープンスペースの設計,便益施設を整備運営する事業者の募集要項作成に順次取り組み,オープンスペースの整備,事業者募集につなげていきたいと考えております。
次に,同じ項,事業者選定に向けて幅広い市民の声と専門家の見立ても必要ではとの御質問についてです。
昨年度,市民参加のワークショップや事業者へのサウンディングを実施しまして,そこでのアイデアも参考としながら岡山城主要部跡地整備方針を策定したところです。事業者選定に向けて市民の声や専門家の見立てを聞くことにつきましては,今後整備方針に基づいて跡地整備を進めていく中でどのようなことができるか検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎中原貴美 市民生活局長 同じ項,市民会館解体のスケジュール等についてお答えします。
まず,スケジュールですが,年内には解体設計を終了し,令和6年6月頃に解体工事公告,7月頃に入札,8月頃に落札決定し,9月議会での契約の議決を経て工事に着手する予定です。その後,10月には近隣説明会等を行い,飛散防止の仮囲いや現場事務所の設置,外構撤去,内部解体,地上躯体解体,地下躯体解体と進めていき,令和8年2月頃に解体完了の予定となっております。
なお,メモリアルとして何を生かすのか,活用できるかは現在検討を行っているところです。
次に,市民会館の解体と記憶の継承,モニュメントの在り方などの考えについて一括してお答えします。
60年の長きにわたり市民,県民に親しまれてきた市民会館の閉館については,皆さんの記憶に長くとどめることができるよう市民アンケートの内容を反映させた各種閉館事業を今年度末まで行っているところです。また,市民会館の解体に際して,その記憶の継承やモニュメントについては現在メモリアル性,経年劣化によるリスクなどを総合的に整理するとともに,解体工事中の保存,保管の実現可能性についても検討することとしております。
なお,時間的な制約はございますが,さらに市民参加でこれからできることはないか検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 3番,GIGAスクールの項,今後の改善計画及びモデル事業についてとICT支援員の配置についてお答えします。
端末の活用率向上のため,今年度は国の端末活用推進のモデル事業に参加しており,先進自治体の事例などを学び,市内の小・中学校各1校で実践しております。また,来年1月には,その取組内容を市立の全学校に紹介することとしております。
今後情報活用能力の育成を進めるための端末活用の在り方等については,今年度末までに策定する岡山市学校教育情報化推進方針にも盛り込んでいく予定でございます。
また,ICT支援員の配置については,国の水準を基に各都市の実態に応じて取り組むものと考えており,岡山市では委託業者と連携し配置人数や配置回数,手法等の工夫により支援の充実を図っているところです。支援員の確保については多様な手法がありますが,専門的知識だけでなく指導力やコミュニケーション能力等にも配慮する必要があると考えています。
次に,不登校支援に関するICT支援員の配置についてです。
現在,教育委員会では不登校児童・生徒の状況に応じた多様な学びの機会の充実に努めているところです。ICTを活用したさらなる学習支援の手法については,他都市の取組を参考に引き続き研究してまいります。
続いて,4番,特別支援教育の項,通級指導教室の役割と周知についてです。
通級指導教室は,通常の学級に在籍している障害がある児童・生徒に対し特性による困難さの改善等を目指した指導を行っています。通級指導教室設置校の児童・生徒に対しては全校に向けて周知しており,教職員に対しては通級指導教室のリーフレットを活用した保護者との教育相談の在り方や児童・生徒が安心できる支援体制づくりについて研修しています。保護者に対しては,教育委員会主催の説明会や学校での個別相談等で通級による指導の具体例や年々増設している状況等を紹介しております。引き続き通級による指導で困難さの改善が図られた好事例も含め,周知に努めてまいりたいと思います。
次に,通級指導教室の目標,計画の必要性についてです。
国から示されたとおり,令和8年度までに通級指導教室担当者を児童・生徒13名当たり1名となるよう,市内全域の通級指導教室の設置バランスや施設の状況を鑑みて計画を立てているところです。あわせて児童・生徒の教育的ニーズの予測をしながら,年次的に新増設を進めてまいります。
この項最後に,学習障害の通級指導教室の設置についてです。
学習障害は自閉症などほかの障害と重複する場合もあり,読み書きの困難さや吃音等の言語障害,情緒面の安定を踏まえた指導が有効であると考え,本市では言語障害,情緒障害の両方の通級指導教室で対象としております。このことについて,保護者に重点的に説明したり通級指導担当者も含めた教職員の研修で学習障害を取り上げたりするなどして,引き続き周知に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長 5番,旭川河畔(西中島町)にぎわい創出事業の項,募集概要と今後のスケジュールについてお答えします。
本事業は旭川かわまちづくりの取組の一環として岡山城,後楽園やハレノワなどが位置する旧城下町エリアのにぎわい創出と回遊性の向上を図ることを目的に,広く子どもから大人まで市民や観光客の誰もが憩い楽しむことができるイベントの開催や日常的に訪れたくなる取組などを自由に提案していただく社会実験となっております。
提案書受付期間は昨日12月5日から令和6年1月10日までとなっておりまして,その後西中島町とその周辺の立地特性を生かした魅力的な取組になっているか,加えて騒音やごみ対策など周辺地域への配慮は適切かなどについて審査させていただき,1月下旬に事業者を決定する予定です。
事業を行っていただく期間は来年令和6年2月1日から5月31日までの4か月間を予定しております。
以上です。
〔24番森山幸治議員登壇〕
◆24番(森山幸治 議員) 御答弁ありがとうございました。
再質問に入ります。
GIGAスクールです。
今年度中に改善計画をつくられるということで,事業者と連携しながらやっていくということなんですけども,その取組をしたとしても,今各学校に支援員を配置していますけれども,訪問回数が1回のところが2回になる,2回のところが3回になるという程度と今担当レベルのやり取りで把握しているところです。その1回が2回になるということも確かに重要なんですけども,その事業者に頼っている仕組みの中ではいつまでたっても──これやっぱりお金の問題ですから。何が言いたいかというと,やっぱり平生から学校に明るい人がいなければ,これはそのICTを活用した学習の向上もそうですし,そもそもICTになれ親しむというような学校文化というか……。例えば朝の会のときに使ってみるとか,あるいはPTAなんかも依然として大量のペーパーに追われて業務しているわけですけども,校内の中で親しんでいくとか触れ合っていくとか,そういうことが必要で,そうなるとせめて学校に1人ICTに明るい人が必要だと思うんです。そういう意味では,今チーム学校という概念もある中で,様々な人材の育成とかに関わっていただく努力が必要じゃないかと思いますので,そのあたりの御所見をいただきたい。
通級指導教室についていろいろ数字を調べたんですけども,今年5月の段階で通級指導教室の利用者が724名なんです。ここにも待機児童・生徒が57人いるんです。通級指導教室の待機児童,ちょっとこれ驚いたんですけども,昨年の国の統計調査,通常学級の中で発達に特性がある,苦手なことがあるという子どもたちの割合が8.8%という数字がちょうど1年前に出ましたよね。これを我が岡山市に照らし合わせてみると,岡山市の児童・生徒数が今5万2,461人の8.8%なので大体4,500人ぐらいと想定されるんです。となると,今その支援が必要とされる子どもたちの2割弱しかその支援が行き届いていないという状況なんです。今年度中に不登校の今後の在り方を改善していくという取りまとめをやられていますけども,やっぱりこの不登校のことと特別支援というのは表裏一体,裏表だと思っています。その中で通級指導教室,岡山市は非常に取組が遅れてきていますから,早急に強力な対策が私は必要だと思うんです。いろいろ担当者に聞くと,設置したくても空き教室がないということも聞いたりします。もちろん人材不足の面もありますけども,それならば不登校の関係もそうですけど,地域の公民館を使ったりとか児童クラブの活用とか,様々な地域連携の中で場を要してやっていくわけですから,そこは聖域なく──不登校支援も特別支援教育もこれからまた新たなフェーズに入っていくと思いますので,そのあたりの教育長の御覚悟というか,御決意みたいなものをお聞かせいただきたいと思います。
市民会館です。
市民の皆さんには市民会館への思いというのが非常にあるんです。本当にあの建物を壊すのか,それ相応にあるのかというのが,これは正直なところです。私も肌で感じているところですけれども,やっぱり市民文化ホールについてはそういう声がないというのは様々な要因はありますけども,近代建築を代表するような建築の質の高さというのも一つ大きいんだろうなと思います。やっぱりこれまで川本議員の質問でもありましたけども,ある種のレクイエム的な,鎮魂的な企画というものを市民みんなで共有しましょうというさよなら企画をしていただいて,今年度しっかりやっていただいている。これ次が重要なんです。あそこの場所を壊して何も建物を建てませんよということであれば,ここで終わりだと思うんですけども,同じ場所に施設を建てようとしているということが,今後の継承とかメモリアルを考えたときにやっぱり非常にそこはポイントなんじゃないかなと思っています。なので,その未来に向けて解体とかいろいろ言葉を並べましたけども,ここで一つ終わるけど,そこでまた新たに始まっていくような演出という言い方だとちょっと語弊があるかもしれないけども,そういう市からの強いメッセージ,施設と今後の主要部跡地の整備を一緒に考えていこうじゃないかというようなメッセージを出していくこともこれから必要なんじゃないかなと思って,いろいろお聞かせいただきました。どんなことができるか検討みたいなこともおっしゃっていただいたので,引き続きそのあたりは大切にしていただきたいなと思っています。
障害者のアート,いわゆるアール・ブリュットとかいろいろ言われますけれども,障害者の人の無垢でピュアな表現活動みたいなものを支援していこうという流れは日本でもこの15年ぐらいですか,各都市で取組が始まっていますよね。例えば障害のある人たちの作品を展示しようとしたときに,岡山市には補助メニューがないんですよね。なぜかというと,そもそもの方針がないからなんです。今さっき福祉の店の話もしましたけども,事業委託はしているけれども芸術文化を推進していこうよということはそもそも委託に入っていないから,やっぱりこれは福祉部局のほうで──さっき県の取組があるからそれも見ながら研究していくとおっしゃっていただきました。県の動きもそうですけども,政令指定都市として県の動きを見るのと同時に具体的に何ができるのかということも研究,検討をしっかりお願いしたいと思います。これは要望にしておきます。
これで1回目の再質問を終わりたいと思います。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎三宅泰司 教育長 まず,GIGAスクールの項ですが,活用率の向上についてICT支援員の配置でクリアできるんじゃないかということでしたが,今我々がやっていることについては活用率が高い学校と低い学校がやっぱりあるので,低い学校のほうに直接担当の指導主事が参りまして,どういったやり方があるかというのは現在も20校程度に入って直接指導しているところです。おっしゃるとおりで,やっぱり朝の会で開いて,そのまま机の横に端末を置いておくというのが一番活用が進む方法です。中学校で遅れている現状が分かりましたので,そのあたりの工夫も含めて活用率の向上を考えていきたい。そして,学校の中の教員も情報に堪能な者もおれば苦手な者もおりますので,チーム学校としてそれぞれレベルアップできるようにやっていきたいと思っております。様々な手を講じてやっていこうと考えております。
次に,通級の関係です。
前は加配でもらえるかもらえないか分からないような状態だった通級の担当者について,国が標準法の中で13人に1名措置してくださるということで,移行期間がもう2年で終わろうとしています。安定的に教員がもらえるということで,通級の運営も安定的にできると考えております。
ただ,その中で議員御指摘のとおり通級の待機について一番の課題だと思っておりまして,これについては各教室でやっぱり人数の差があります。通えたり通えなかったりということもあります。中学校については御案内がありましたが,2校ほどアウトリーチで通級の担当者がその学校へ行ってその子を指導しているという方法があります。そういったことも含めて,まずは待機者を出さない工夫,そしてできるだけ効率的な配置に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で森山議員の質問は終わりました。(拍手)
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