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12月7日(木) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和5年11月定例会
12月7日(木) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
大月 晴一 議員
1 小学校の跡地の活用と地元との連携について
2 開発許可制度の見直しについて
3 観光振興について
午前10時0分開議
○田口裕士 議長 皆さんおはようございます。
これより11月定例市議会第3日目の本会議を開きます。
ただいまの御出席は42名であります。
─────────────
○田口裕士 議長 会議録署名議員に小林議員,成本議員のお二人を指名いたします。
─────────────
○田口裕士 議長 本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。
──────〇──────
△日程第1
一般質問
甲第168号議案~甲第216号議案
─────────────
○田口裕士 議長 日程に入ります。
日程第1は,一般質問並びに甲第168号議案令和5年度岡山市一般会計補正予算(第4号)について以下49件の議案についてであります。
これらを一括上程し,一般質問を行います。
それでは,順序に従いまして大月議員。
〔6番大月晴一議員登壇,拍手〕
◆6番(大月晴一 議員) 皆さんおはようございます。自由民主党,大月晴一でございます。
この半年間で視察を3回させていただきまして,いろんなことに触れることができました。また,先輩議員の方々や当局の方,職員の方々にいろいろ御指導,また地元の方にもいろいろお教えいただきまして本当にありがとうございます。
では,一般質問2日目,1人目の質問をさせていただきます。
1,旧福谷小学校の今後の取扱いについてです。
私の地元,旧福谷小学校と福谷幼稚園は,平成21年,今から14年前に廃校になりました。そして,平成23年に旧高田・大井・福谷小学校3校が合併され,蛍明小学校として開校いたしました。閉校後,3校は様々な形で再利用を検討されましたが,実現できたのは旧福谷小学校のみの再利用となりました。民間から再利用の申請があり,三,四案検討されましたが,体育館とプールのみの利用,校舎等の建物とかの利用が中心でなかなか進みませんでしたが,小学校の校舎,校庭,幼稚園の園舎,園庭まで含めた全体の利用となると1社に絞られていきました。その上で地元コミュニティ協議会も加わり,地元からの要望内容,建物の使途,地域との関係性,周辺への影響等を検討し,地元に対し地域活性化に協力する,校舎周辺耕作放棄地も会社が買収して水田にバナナの苗等を植えて利用する,また従業員として正社員,パートも含め15名程度の求人も考えているとの話があり,また旧小学校の敷地が使用できないと地元の大切な夏祭りもできなくなるが,その点もいろんな形でバックアップするとの提案もあり,協議会として合意しました。
平成31年に岡山市と農業法人D&Tファームの売買契約が締結されました。当初の計画では,まず校庭に温室が建設され,続いて校舎のリフォームと聞いていましたが,全く何もないまま年月だけが過ぎており,校舎の玄関は雨漏りで天井が落ちています。防災訓練では園舎をお借りし,校庭を夏祭りの駐車場としてお借りしています。令和4年8月に事業開始の延長2年半の申請が提出されているとのこと。現在提出されている概要スケジュールを見てみましても,令和6年3月までに資金調達,同令和6年8月に入札,同令和6年10月施工開始と聞いていますが,今この10月に同社から現状案に加えて同社でない会社とも共同実施を検討したいとの話が来ているとも聞いています。
売買契約時は同社1社で全体を活用する旨の契約でしたが,延長期間あと1年半を残してのこのお話でして,現状をお聞きしたく質問させていただきます。
(1)当初の全体活用を校庭のみ同社で活用することに変更すると言われているのは事実でしょうか。
(2)そうなれば融資等はこの会社が借り入れず,他の会社が受けることになりますが,その場合売買契約上の約束事項での建物の使途等は担保されるのでしょうか。
(3)市と会社との契約に至る上での地元への約束事項の履行についてはどのようにお考えでしょうか。
(4)旧福谷小学校の敷地は地元の方々の最大限の協力で準備できたもので,該当地は町内で最も日当たりもよく,水の便,交通の便もよい位置です。このようになり,地域を挙げて心配しています。閉校当時の状況への建物の補修等原状回復も検討いただけますか。
(5)旧高田小学校,旧大井小学校,旧高田幼稚園,また現在使用中の足守幼稚園についても地元との相談を含めどのような流れになるのか,お示しください。
2,開発許可制度の見直しについてです。
建築業界の人に50戸連檐の廃止についてお聞きしました。建築物価値上がりの現在,ウクライナ侵攻での値上がりが響き,大手メーカーの土地付新築価格が3年前の5,000万円が6,000万円とか7,000万円に上昇,現在木造建て売り住宅で3,000万円台であったものが5,000万円台になっている。消費者は少しでも予算を下げるために仕様等を見直して,ソーラー発電をなくしたり欲しい設備を外したりしている。また,県南エリアは軟弱地盤エリアでくい工事が必要です。くい工事も予算調整の項目となり,きちんと施工されているか心配との話を聞きます。その上,50戸連檐制度の廃止で建築価格上昇が進むことによる今後の住宅の性能低下が心配です。市街化区域の土地価格は,近隣市街化調整区域の土地の価格より400万円から700万円高いのです。性能のよい住宅は岡山市の財産です。よりよい住宅を選んでほしいです。
そこで質問です。
以下,50戸連檐の申請を第11号申請と略して申します。
(1)高品質の住宅を選ぶために土地利用制度の運用方針を再検討し,市街化区域への編入を検討いただけませんか。
コンパクトシティ構想は駅が中心と言われますが,学校の近さが土地選びのポイントとも言われます。それを含めて市街化区域の見直しを考えてみませんか。それに該当する区域は,現在第11号申請が多数出ている学区が妥当かと私は考えます。吉備小,陵南小,高島小,芳泉小,浦安小,箕島小です。また,第11号申請廃止に反対ではありませんが,時期につきましては自民党の市長提言に入れましたように要相談にしていただければと思います。
(2)20戸連檐への変更は,周辺地域ではとてもありがたいです。私の希望としては,用途変更の中の住宅に店舗付住宅も加えていただけませんか。うまく建物の用途変更ができれば人口増も見込めます。ただ,それだけでは需要増は僅かでしょう。それに加えて,人口減少が著しい地域への移住・定住促進のため,また移住の上での新規店舗等開業促進のため,高梁市,吉備中央町,矢掛町のような支援金の制度をつくっていただけませんか。
人口減少の著しい地域では,現在小学校はあるけど,その学区の30年前の卒業生は数名でさえ地元に残っていないという現実も事実です。待ったなしです。御所見をお願いします。
(3)都市計画審議会の中で私が発言させていただきました農業振興地域の解除の申請の件です。
令和3年,倉敷市で50戸連檐制度の廃止が決定されました。令和4年になると,分譲地情報が流れると宅地は1週間であっという間に売れていく異常な状態でした。岡山市で50戸連檐が廃止になると,もっと多くの申請が起こると予想します。農業振興地域の解除の比率が全体の28%から45%あります。年2回,2月,8月の受付を年4回に増やしませんか。御所見をお願いいたします。
3,観光振興について。
岡山城リニューアルで半世紀ぶりに入館者数の更新ができ,中心市街地の観光はどんどん進んでいます。国民食であるカレーで岡山を元気にする運動もあり,岡山カレーが売れています。先日,北区総務・地域振興課の御協力であしもりフェスタが行われ,多くの来場者もあり,岡山カレーの地域限定の足守メロンカレーもデビューできました。陣屋町足守を盛り上げる準備が進んでいるのを実感しています。
岡山駅から吉備津駅で吉備津神社に,備中高松駅で高松城址,造山古墳に,足守駅を降りて陣屋町足守を楽しむため,足守駅から大井バスステーションまでの公共交通が期間限定ででもできたら,そこからタクシーで足守地域の神社,史跡,また景勝地,棚田見学とつながると考えます。地元もより一層の企画立案で観光資源の掘り起こしを進めようと思います。市にもより一層の企画立案の予算の組立てをお願いします。
来年,豊臣秀吉の正室ねねで足守地区観光増強の準備はいかがでしょうか。お考えをお示しください。
以上です。
よろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎岩田康裕 財政局長 1,小学校の跡地の活用と地元との連携についての項,事業計画の変更,契約上の使途の担保,地元との約束事項の履行,建物の補修について一括してお答えいたします。
旧福谷小学校の跡地活用につきましては,新型コロナの影響を考慮して令和4年12月に事業を延期する変更契約を売却先である農業法人と交わした後,市としましても事業者や地域の方々と顔の見える関係の中で事業が前進するよう後押しに努めてきたところでございます。
事業者におきましては,事業実施に向けて様々な検討を行っているものと考えておりますけれども,現時点で具体的な提案を受けるには至っておりません。
建物の使途の変更を含む事業契約の変更を行うという場合には,市の承認が必要である旨を契約に明記しておりまして,本事業が目指す未利用地の有効活用及び魅力ある地域づくりの趣旨に沿わない変更は認められないものと考えております。
また,地域の方々が望んでおられる災害避難所や地域活動の場としての活用については,変更契約に際して締結した覚書で対応を約しておりまして,事業計画の変更いかんにかかわらず守られるべきものと考えております。
なお,建物等の維持管理は所有者である農業法人が適切に行うべきものでございますが,御指摘の状況につきましては改めて事業者にお伝えしてまいりたいと思います。
この事業が地域の方々に喜ばれるものとなるよう引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 同じ項,旧高田幼稚園,足守幼稚園の園舎の今後の流れについてです。
使用しなくなった園舎等については,他の行政用途での再活用の可能性がない場合には売却するのが基本方針です。
地元からの御提案も含めて,活用や購入等の御相談があった際には,丁寧な対応に努めるとともに,関係部局とも連携しながら,市有財産の有効な活用が図られるよう努めています。
また,再活用や売却までの間,暫定的に市や自主防災組織の備蓄倉庫,放課後児童クラブや子育て広場などの事業に活用することもございます。
今後も引き続き地域の御意見を聞きながら,財産活用できるように検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,廃校になった小学校の今後の流れについてです。
使用しなくなった校舎等については,他の行政目的での再活用の可能性を確認し,希望等がない場合は売却を基本とします。
また,売却までの間の暫定活用に当たっては,維持管理費の削減,資産の有効活用等を図ります。
跡地等の有効活用に当たっては,希望される内容に応じて担当部署を御案内するなど,丁寧な対応に努めます。
今後,地元の方の御意見をいただきながら,地域の活性化につながる再活用策を念頭に,引き続き利活用の可能性を探ってまいります。
以上です。
◎田中哲也 市民協働局長 2番,開発許可制度の見直しについての項,移住・定住促進のための支援金制度についてお答えいたします。
岡山市では,移住者向けに東京23区に在住または通勤する方が移住する場合の移住支援金,県外からの移住者向けの家賃補助,中古住宅の購入・リフォーム補助,就職・転職活動のための交通費補助,周辺地域でテレワークを行うための通信環境整備補助の5つの支援金制度を設けているところであり,現在のところ新たな制度は予定しておりません。
以上でございます。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 同じ項,(3)農振除外の受付回数を年4回に増やせないかについてお答えいたします。
農振除外は,申出受付後,現地調査,関係機関の意見照会,計画変更案の公告,縦覧などの事務処理が約6か月以上要することから現在年2回の受付としているところですが,事前協議につきましては随時受け付けております。適宜御相談を今でも受けている状況でございますので,今後も受付回数については年2回でさせていただきたいと考えてございます。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 同じ項,人口減少が著しい区域での用途変更について,自己専用住宅だけでなく自己兼用住宅も可能にしてもらいたいがどうかという御質問です。
人口減少が著しい区域で新設する20戸連檐制度や用途変更の運用につきましては,現在パブリックコメントを実施しているところであり,パブリックコメントでいただいた意見を参考に,有識者や市議会の皆様方の御意見も伺いながら,大月議員からの提案も含め検討していきたいと考えております。
以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長 同じ項,市街化区域の編入の検討についてお答えします。
都市計画マスタープランでは,今後人口減少が進展する中,市街地については一定の密度を保った適正な規模を維持する観点から,原則として市街化区域の拡大は行わないこととしております。
一方で,拠点周辺や主要な駅周辺などではコンパクトな市街地の形成にとって真に必要な場合には,計画的な市街地形成を前提として農林漁業との適切な調和を図るなどして市街化区域への編入を検討することとしております。
以上です。
◎小川祥子 産業観光局長 3,観光振興についての項,ねねでの足守地区観光増強の準備についてです。
来年は,ねね没後400年に当たる年を迎えることもあり,ねねをはじめとするゆかりの先人たちについて,足守地区を訪れる方々に功績や魅力を分かりやすく伝えるための手法を検討し,足守地区にある観光資源の魅力アップを図ってまいりたいと考えております。
以上です。
〔6番大月晴一議員登壇〕
◆6番(大月晴一 議員) いろいろと回答いただきありがとうございます。
それでは,再質問させていただきます。
まず,閉校された小学校の再活用について,外部からの提案を受けたり様々な話があれば地元としての再活用,要望について考えられるのではないかと思うんですが,この後また改めての提案とかというのはいただけますでしょうか。
それから,2つ目,木造の旧高田幼稚園の再活用,建物の維持管理についてですが,地元として建物を利用したり,これも結構床がどうこうとかいろんなことを地元の方は言われていますので,朽ちていくことも考えられるので,もうちょっと使う方法はないのかなということで地元として協力できることがあるようだったらというのを質問できたらと思います。
それから,最後に観光振興についてですが,心強い答弁ありがとうございました。
周辺地域の観光振興において,各地域での観光資源の見どころポイントをまとめた情報をSNSで発信してみてはどうかと考えています。
国指定重要文化財,神社の宝塔とか鳥居が近くにあったり,地域の歴史を身近に感じられる開拓200年の神社もあります。10年前は地域紹介の冊子を作るというのが普通だったんですけど,今ではSNSが大変コスパもよく,効果的に発信できると,また閲覧回数も分かったりするので,効果の検証も簡単にできると思います。地域ごとに要望を受け入れて手応えも分かるような,そういうものをできたらと思うんですけど,そのあたりについての御所見をお願いします。
以上です。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 旧高田幼稚園の木造園舎の使用についての御質問をいただきました。
高田幼稚園は廃園になりましてから数年たっておりまして,使用されなくなった施設についてはメンテナンスなどを施すことが難しいところでございます。活用を希望される地域の方々のお話を十分お聞きしながら,活動される目的に応じて丁寧な対応をさせていただくことが重要であると考えております。
以上です。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 ねねの話ですが,今「どうする家康」で和久井映見が好演していますよね。ちなみに御存じでしょうか。「ねね」って,ちょっと前まで,昔は使われていた言葉ですが,そっから使われなかった。いろんな文書の中で「ね」という言葉しかなくて,「おね」というのが中心だったんですが,この前小和田さん,「どうする家康」の時代考証をやっている方と話をしたら,ねねという文書が出てきたらしいですね。したがって,「どうする家康」ではねねという言葉を使っているというようなことをおっしゃっておられました。
このねねの様々な足跡を追うときによく出てくるのが足守藩,木下家の所蔵の文書という形で出てきます。そういう面で私はそれを見るたびに,すばらしい,誇りに感じるなと思っているところであります。
そして,それをSNSで出したらという話がありましたけれども,そこも大賛成ではあるんですが,岡山市でやるとなると,本当に様々な資源がある中でどうしていくかというのは,この足守藩,木下家の話だけに特化していくというわけにもいかないと思いますし,例えば足守だって緒方洪庵等々,ほかにもいろいろとやっぱり誇れるものがあるわけであります。
ぜひ地元でそういうSNSを発信していく,我々も手助けすることがあればやらせていただきたいと思いますが,そういった試みをしていただければいいんじゃないかなと思います。
小川局長が答弁したがっていたところへちょうど目で合図して私がやるよってことでやったところなんですが,いろいろと相談しながらやらせていただければと思います。地元の活発な動きを期待しているところであります。
よろしくお願いいたします。
◎三宅泰司 教育長 旧高田小学校・大井小学校の件のお尋ねがありましたが,現在のところ提案はないんですが,地元の方々の要望,御意見等があれば丁寧に対応させていただこうと思います。
以上です。
〔6番大月晴一議員登壇〕
◆6番(大月晴一 議員) 市長,ありがとうございました。何かきっかけがないかなっていろいろ考えながら質問させていただいていますので,またいろいろ考えてみようと思います。ありがとうございました。
再々質問になりますけど,今度市街化区域というか開発許可申請が変更になりまして,ちょうど今申しました福谷小学校が……。
○田口裕士 議長 大月議員,すいません。再質問のときに質問していないんで,再々質問ではちょっとそれは無理なんで,すいません。そういうことなんでお願いします。すいません。
◆6番(大月晴一 議員) 分かりました。
じゃあ,これで終わります。
○田口裕士 議長 よろしいですか,すいません。
以上で大月議員の質問は終わりました。(拍手)
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