録画中継

令和5年9月定例会
9月12日(火) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
難波 満津留 議員
*一問一答方式
1 商店街の活性化事業について
2 済世顧問制度について
3 路面電車の乗り入れについて
 次は,順序に従いまして難波議員。
     〔30番難波満津留議員登壇,拍手〕
◆30番(難波満津留 議員)  皆様こんにちは。最後の9月議会登壇でございます。大変長い,11人,10人,10人と。本当にお疲れでございますね。局長,何か元気がないような──私だけでしょうか,そう思うのは。
 先ほどから赤木議員,それから林議員からアマチュアスポーツについてのお話がございましたが,先日障害者野球の世界大会がありました。日本が2連覇を果たしましたが,岡山桃太郎から5人の方が選抜されておりました。MVPを取ったのは,ピッチャーの方であります。こうやってアマチュアのスポーツ大会がいろんなところで開催されております。施設の充実を図らなければ,こういった活躍もできないと思いますので,その辺は言わずと知れたということでよろしくお願いしたいと思います。
 それでは,通告に従い質問に入ります。
 大きな1,商店街の活性化について。
 ハレノワのオープンを契機に,千日前を中心とした表町商店街の活性化が図られることを期待しております。
 そこでお尋ねいたします。
 ア,商店街サポートアイデア協働事業ハレノワ型についてどのような進捗状況なのか,お示しをください。
 イ,本市には表町商店街のほか駅前商店街,奉還町商店街があります。この2つの商店街の活性化についてはどのようなお考えなのか,お示しをください。
 大きな2,済世顧問制度について。
 岡山発祥の民生委員制度の前身である済世顧問制度の生みの親は,時の岡山県知事である笠井信一氏であります。その笠井信一知事の目に留まったのが藤井静一氏で,彼は社会福祉事業に生涯をささげ,民生委員制度の生みの親の一人であり,済世顧問制度第1号として委嘱を受け,制度のモデルとなった人物であります。
 そこでお尋ねいたします。
 ア,当局は笠井信一氏,藤井静一氏についてどのような見解をお持ちなのか,お示しをください。
 イ,藤井氏の顕彰碑,済世会館,済世庵,居住地跡などに全国の民生委員の方々が訪れている現状があります。この現状をどのように捉えられているのか,お示しをください。あわせてその顕彰碑などに訪れたことがあるのか,お示しをください。
 大きな3,路面電車の乗り入れについて。
 このたび多くの議員が質問しておりますので,端的にお尋ねいたします。
 今回のミスについては非常に残念であり,民間の工事に例えるのが適正か否かとは思いますが,このようなミスを犯して改善策が示されないのはあり得ないことであります。信用問題であり,信用回復に努めることこそが事業の継続,岡山市の繁栄につながると考えます。御所見をお示しください。
 以上でございます。
 よろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,難波議員の質問にお答えします。
 私は商店街の話をしたいと思います。
 この9月のハレノワグランドオープン後の日曜日の表町商店街は8月平均の日曜日に比べて17倍の交通量だったというのをここで申し上げたと思います。また,オープンの前から表町も次第に変わってきている。これからの活性化という表現がいいかどうか分かりませんけれども,表町もいよいよ変わってくるかなと思っているところでありますが,それにあわせてというわけではありませんけれども,奉還町商店街また駅前商店街の人たちの様々な知恵,行動で非常によくなってきているんじゃないかなと思っています。
 奉還町商店街は,ちょっと細かい話はさておき,様々なイベントをやっています。そして,報道ベースの話ですが,この10年間でオープンした店が40にも上っているということで,私も時々奉還町に行っていますけれども,やはり随分明るくなってきたなという感じがします。店の雰囲気が明るくなると同時に,商店街そのものも明るくしていかなきゃいかんというんで,今年はアーケードの改修に臨むということになっております。
 駅前商店街も駅前商店街のメンバーを中心として様々な仕掛けがなされております。特にここは,今大きな再開発が予定されていますんで,それとあわせた動きになってくるんじゃないかと思っています。この岡山が誇る3つの商店街は切磋琢磨しながらこれからよりいいものになっていくということを私としては確信しているところであります。
 以上です。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長  大きい1番,商店街の活性化事業について,市長答弁以外お答えいたします。
 (ア)商店街サポートアイデア協働事業ハレノワ型の進捗状況を示せについてお答えいたします。
 商店街サポートアイデア協働事業は,商店街活性化のアイデアを持つ外部団体と商店街をマッチングさせ,両者が協働して新たなにぎわいづくりに取り組む事業です。このうち,ハレノワ型は商店街を舞台として実施するダンスなど,ハレノワ開館を契機に商店街の集客につながるイベントを対象としており,現在2件の事業が決定され,3件の事業が協議中となっております。
 以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長  2番,済世顧問制度についての項,笠井信一氏,藤井静一氏についての見解,それから顕彰碑などに全国の民生委員が訪れている現状についてどう捉えるか,訪れたことはあるかということでございます。
 現在,全国民生委員児童委員連合会が定める民生委員・児童委員の日である5月12日は,大正6年に岡山県で済世顧問設置規程が公布された日に由来するものでございまして,議員御案内のとおりその済世顧問制度を創設した方が笠井信一氏,そして最初の済世顧問の一人が藤井静一氏であり,いずれも社会福祉事業の進展に貢献された郷土の偉人と認識しております。
 一方,お尋ねの藤井静一翁之碑等につきまして,民生委員制度由来の地として民生委員の訪問を受けることがあるといったお話は当該地区の民生委員の方から伺っており,このたび現地も確認いたしましたけれども,市有物件ではございませんので視察の頻度でございますとか人数等,詳細は把握しておりません。
 以上です。
◎平澤重之 都市整備局長  3の路面電車の乗り入れについての項,改善策が示されていない,信用回復に努めることこそが事業の継続,岡山市の繁栄につながると考えるが所見をについてです。
 今回の事業費の増加については,概算事業費算出の際に補償費の想定が不十分であったことが大きな要因であり,市民の皆様に御心配をおかけし大変申し訳なく思っております。今回のような岡山市において過去に実績がほとんどない内容を含む大規模な事業については幅広く調査を行う必要があると考えており,担当課だけでなく局全体として情報収集に努めるとともに,チェック体制の強化を行い,今後こういうことが起きないようにしていきたいと考えております。
 以上です。
     〔30番難波満津留議員登壇〕
◆30番(難波満津留 議員)  御答弁いただきました。
 まず,商店街の事業,これは継続していくもんなんでしょうか,ハレノワ型。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長  商店街サポートアイデア協働事業,ハレノワ型も含めてですけれども,これ令和2年度から開始しておりまして,今後とも継続していく予定でございます。
 以上です。
◆30番(難波満津留 議員)  継続していくというか,ハード整備はこのたびやると。ソフトの中で1つだけ提言を申し上げるんですけど,平成26年,平成28年に議会質問しておりますけど,大牟田市さんのほうへ視察に行って,そこがよかもん商店街についてということで買物弱者の支援と商店街の活性化と高齢者の方々の生きがいを生む,健康寿命を延ばす,一石三鳥のような事業をしております。別に僕は岡山市にやってくれと言よんじゃないんです。岡山市と商店街の皆さんと一緒に伴走型で,活性化のためにこういった事業もありますよと,全国の商店街の中で元気になっている商店街がありますよというのをぜひアプローチをかけるなりプロデュースするなりして,そういったものを伴走型で産業観光局と商店街が一緒に活性化に努める。どうでしょうかね。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長  議員御提案のお買物ツアー,ちょっと中身が全て分かっているわけじゃないんですけれども,我々も当然他都市の商店街の好事例については,担当の職員がこの間も大阪に行ったりとか,いろいろさせていただいています。そういった好事例を商店街の関係の方々に積極的に提示して,こんなんやったらどうなんかとか,こんなんどうなんだろうみたいな感じで,そういうアイデアのほうを積極的に情報提供していくのは,おっしゃられているとおり当然のことだと思います。その事業を行うのはやっぱり商店街の皆様だと我々は思っています。
 表町の話なんですけど,表町バーチャルストリートというVチューバーを利用したようなイベントがありました。ああいうイベントというのは商店街さんのほうからやろうというんで,今まであんな新しい形のものってなかなか出てこなかったのが,やっぱりこのハレノワを契機にいろんな動きというのが出てきているんだろうと我々としても思っています。このようにせっかくいい機運になっているんで,表町だけじゃなくて奉還町であるとか駅前商店街であるとか,各商店街といろいろお話をしながらどんどんチャレンジしていってもらいたいということで我々としては前向きに支援を続けていきたいと思っています。
 以上です。
◆30番(難波満津留 議員)  それはお願いいたします。
 続きましては,済世顧問制度で,文化財に当たるんですか,顕彰碑とかその辺は。どうなんですか。何に当たるんですか。
◎後河正浩 保健福祉局長  文化財に当たるかどうかということについては,ちょっと回答,私のほうからはできかねるんですけれども,(「誰がするの」と呼ぶ者あり)先ほどの繰り返しになりますけれども,ゆかりの地ということで実際に大勢の民生委員の方が訪れているというところでございまして,市有物件ではないということはちょっと先ほども申し上げたんですけれども,実情としてそのような状況があるということで,今のところそこまでの認識ということでございます。
 以上です。
◆30番(難波満津留 議員)  笠井信一像が岡山城の麓にある。あれは誰が管理しているんですか。
◎小川祥子 産業観光局長  岡山城烏城公園内にある笠井信一像でございますが,烏城公園の中にあるということで,担当課のほうでも調べたんですけれども,不明ということで聞いております。
 以上です。
◆30番(難波満津留 議員)  平成29年が100周年です,民生委員制度設立から。全国から訪れるのに,もう草が生えて何やかんや分からん中を地元の人がこれじゃいけん,岡山の恥じゃということでずっと整備されているんです。そんなんでいいんですか。もうこのままほっとくんですか。
◎後河正浩 保健福祉局長  放っておくのかというお尋ねでございますけども,直接的とか恒常的な管理ということでは難しいところでございますけれども,民生委員制度由来の地ということ,それから地域の方がそういう視察対応等で御苦労されていることなども踏まえまして何かしらの支援,お手伝いができないかという視点で,まずはちょっと関係団体等とも情報共有して認識をそろえていきたいと思います。
 以上です。
◆30番(難波満津留 議員)  これからの子どもたちのことにも当然投資しなきゃいけないし,今までの歴史上の偉人も当然守っていかにゃいけん,その辺を認識して──これ要望です。お願いいたします。
 それでは,都市整備局長,路面電車の乗り入れですが,今の答弁で市民からこれならいける,信頼されると感じますか。
◎平澤重之 都市整備局長  我々としては,実際に今回起きたことを具体に丁寧に説明しながら,御理解いただきたいと考えております。
 事業の進め方について説明させていただきたいと思います。
 事業化するためには,事業実施に必要と思われる費用について担当部局がこれまでの経験や実績,他都市の類似した事業等の情報収集などを行い,概算事業費を出します。今回のような大きな事業については,算出した概算事業費は事業化のタイミングで直ちに全てを予算計上するものではありませんけど,それも含めて全体事業費として議会にお示しします。そして,適切なタイミングで,必要な予算として議会に提出していくことになります。
 今回の補償費でいいますと,テナントの了解を得て内装の調査や売上げのデータなどの提供をいただきまして,実際に調査した結果に基づき補償費を算出したわけでありますけども,その算出するまでの間は事業化後も当分の間概算事業費が使われていくことになります。このため,概算で算出したものと実際に調査した結果に基づき算出したものとの間に大きな差が出て皆様に御迷惑をおかけしないよう,できるだけ精度の高い概算事業費を算出しなければなりません。この差が今回非常に大きくなったということでございますので,こういったことを防ぐということが非常に大事なことかなと思っております。先ほどの繰り返しになりますけども,このようなことが起きないようにどうやって概算事業費の算出の精度を上げていくか,情報収集,場合によっては局だけではなく市役所全体で情報提供いただきながら,どこにどういった材料があるかというのを探して概算事業費を算出する際に精度を上げてこのようなことを繰り返さないようにしっかりと努めてまいりたいと思います。
 以上です。
◆30番(難波満津留 議員)  くどい話になるかもしれませんけど,これ民間の工事だったらどうなると思いますか,局長。例えていいのか否かって僕は最初に言いましたけど,民間工事だったらこれどうなると思いますか。
◎平澤重之 都市整備局長  民間の工事と行政がやる工事というか事業というのは少し違いがあって,民間が仮にやったとすると補償算定して結果が出るまで幾らになりますというのは多分公表されないんだと思います。行政が事業をやるときには,予算を確保して調査していく,そういったステップが必要でありますので,どうしても概算のときに皆様に御説明していくことが必要になります。繰り返しになりますけど,そこと実際の結果に差が出ないように努めていかなくちゃいけないと思いますが,民間の場合にはそういった概算事業費というのを世の中に出すということはまずもってないのかなと思います。だからいいと考えているわけではありませんので,今回のようなことが繰り返されないようにしっかりと情報収集に努めて精度の高いものをこれから出していくように頑張っていきたいと思います。
 以上です。
◆30番(難波満津留 議員)  その答弁を聞いていると,僕からすると市長,危機意識がない,危機管理がなっていない。
 一つの例を言うと,あるスーパーゼネコンが札幌の駅前でビルを建てておりました。ミスが起きました。虚偽報告もあった。もう3分の2,15階まで鉄骨が立ち上がったのに,全部1回解体して地下からやり直した。スーパーゼネコン,どことは言いません。だけど,再発防止に向けてどんなことをやったか,民間だろうが公共工事だろうが一緒ですよ。ミスはミスでしっかり改めないと再度起きますよ。
 今の答弁を聞いたりいろんなところの勉強会で聞いたけど,少し危機意識が不足しているんじゃないかと。ちょっときついように言いますけど。今回,川本議員,東議員,安東議員,それから太田議員が質問されました。市長答弁の中で,もう大事な事業,岡山市の未来の投資に沿っていく事業なのは,もうみんな分かっているんです。だけど,こういうことが1回目じゃない,2回目ですよ,2回起きたわけですよ。1回目は建築基準法の見誤り。だから,それを二度と起こしちゃならんということを市民に約束せんことには,こうやりますよということが出されんと誰にもああ,そうなんだ,22億円また上がるんだって,そんなことでは誰にも信用されないですよ。信頼回復できないですよ。川本議員への答弁にあったように,今それから最初に答弁をいただきましたけど,多くの目で見る,都市整備局だけでなく他局だけで見る,これだけで本当に十分だとお思いなんですか。十分だとお思いですか。
◎平澤重之 都市整備局長  先ほどもお話しさせてもらいましたけど,その概算事業費算出に当たってはその経験,実績,他都市の事例を基に出すもんですから,仮に外部の人にチェックしてもらおうとしても,その中身についてチェックして,そこの部分が外部からの目でどうこうなる問題ではないと思っています。危機管理が足りないとのお叱りを受けましたけど,危機意識をしっかり持って,概算事業費算出の際に今回のような自ら持っている経験だけではなくて,もっと広く情報収集をきちんとやって精度を上げていく,それがこれから私たちがやるべきことだと考えております。
◆30番(難波満津留 議員)  第三者が云々かんぬんでそれじゃ駄目だというお考えを言われましたよね,今。じゃなくて,行政マンだけでなく大きな事業案があるんであれば,今回もそうですが,やっぱり第三者機関というものを立ち上げてしっかりチェックする必要があるんじゃないですか。建築基準法の見落としだってそうですよ。自分のところが担当なのに,建築指導課もあるのに,開発指導課もあるのに,専門のプロがいるのに見落としていたんです。ほかの局,市民生活局や保健福祉局でこの建築基準法正しいんかと問うたって分からんじゃないですか。分からんでしょう。だったら,第三者機関を入れてしっかりチェックする体制を整えていくことこそが信頼回復につながるとも思うし,今回だけじゃない──都市整備局長と財政局長に聞きます。
 こういう大きな事業案になったら,全市も当然必要かもしれんけど,第三者機関でしっかりチェックする,そういった体制をつくるべきじゃないですか。お二人答えてください。契約案件だからね。
◎小川徳久 財政局次長  第三者機関を入れるべきかどうかについての御質問ですけれども,今回起こりました路面電車の駅前広場への乗り入れ整備について,どういう形で今後チェックしていくのか,それが市庁舎の中だけでできないのかどうか,そういったところも含めて今都市整備局長のほうからお答えがあったかと思いますけれども,その手法については都市整備局,我々も含め,どのような在り方が適切なのか検討してまいりたいと考えてございます。
 以上です。
◎平澤重之 都市整備局長  先ほどありました建築基準法の認識不足,確認ができていなかったということは前回のときもお話しさせてもらっていますが,資料がありません。それについては,第三者とかという問題ではなくて,我々が局内で話をすれば分かったことなんで,そういったことがしっかりできていないということをお話しさせてもらって,そこについては事業の早い段階から局の中で──建築基準法についてよその局に聞こうなんていうことを言っているわけではなくて,他局でこういう建設事業に携わっている者が大きな施設を造ったときとか,参考になるものがあるのなら聞いていこうということで,まずは我々都市整備局の中でもこの事業,他都市の類似施設も含めて幅広く情報を収集してまいりたい,危機意識をしっかり持って,こういうことが起きないように努めてまいりたいと思います。
 以上です。
◆30番(難波満津留 議員)  どうも認識が違うような気がする。僕が間違うとんじゃろうか。
 市長,答えてください。そりゃもう本当にしっかり体制を整えんと,今回の問題は本当に大きいですよ。最後に市長に聞きます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  今回,事業費をアップさせたこと,またスケジュールを延ばしたこと,これは非常に遺憾なことだと思います。
 その前に,建築基準法違反,地下街の定義自身がはっきりしていなかったというところも大きな問題だと。
 ただ,一つ一つのミスの性格というのをきちっと理解して,我々としては対処方針に臨まないといけないんじゃないかと。はっきり言って建築基準法のほうは,私は初歩的なミスだと思います。そのときは,私も聞いて驚きました。えっ,こんなことという感じがあり,都市整備局長,また担当課長も来て頭を下げたところであります。頭を下げりゃ済むもんじゃない,おっしゃるとおりであります。そのあたりのところは本当に初歩的なミスで,第三者がどうという議論の前の問題かもしれない。今回のミスに関して言えば,もっとやり方があったかもしれない,あっただろうと思います。ただ,これを概算段階で民間の方を入れて第三者機関をつくってやった場合には守秘義務違反になりかねない,営業補償の額を積み上げていくわけですから,一番街にはこのくらいの営業補償をやっていくということ自体に私は若干問題があるんではないかなと思います。
 先ほど言ったように建築基準法の関係でなぜ起こったのかというのは知ってなきゃいけないし,そこはもう都市整備局も反省して対処方針に臨んでいる。それは財政局次長が今さっき慎重に答えていましたよね。彼の言うとおりでありまして,今回の営業補償,今我々がやったよりも倍の補償費を積んで,まあそれなら大丈夫だろうと思って彼らがやった。それが甘かったと言えば確かに甘かった。ただ,それを民間の方々に全てお見せしてやっていいものかどうかというのは,私はちょっと議論があるところだろうと思っています。
 この2回のミスをこれからどうやってないようにしていくのか,そこは重要な問題として我々は考え,そして一定の結論を出していかなければならないと思っております。所信でも申し上げたと思いますけども,今回の事業費の拡大,そしてスケジュールの遅れについては本当に残念なことだと,遺憾だと思っております。
 以上です。
○田口裕士 議長  以上で難波議員の質問は終わりました。(拍手)
 以上で一般質問を終わります。
 つきましては,日程第1の案件はお配りいたしております付託案件表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。
      ─────────────
○田口裕士 議長  この際御報告申し上げます。
 本定例市議会において受理いたしました陳情につきましては,お配りいたしております文書表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。
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