録画中継

令和5年2月定例会
3月2日(木) 本会議 個人質問
おかやま創政会
楠木 忠司 議員
1 市長の市政に対する思いについて
2 町内会活動の活性化について
3 公共交通ネットワークの充実について
4 JR吉備線のLRT化について
5 JR庭瀬駅前整備について
6 JR岡山駅東口広場の整備について
 次は,順序に従いまして楠木議員。
     〔33番楠木忠司議員登壇,拍手〕
◆33番(楠木忠司 議員)  皆さんこんにちは。おかやま創政会の楠木でございます。
 私も今回引退いたしますので,議会最後の質問をさせていただきたいと思います。
 今日は傍聴席にも多くの皆様に傍聴に来ていただきまして,本当にありがとうございます。皆様方の御声援をいただきながら頑張りますので,どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
 それでは,早速でありますが,通告に従いまして質問させていただきます。
 まず,大きな1番,市長の市政に対する思いでございます。
 普通は,市長の政治姿勢はというふうなことで質問するわけですけれども,私は柔らかく市長の思いをお聞きしたいと,そのように思っております。せんだって私どもの代表質問,小林議員がされたわけですけれども,そこで市長就任から10年になるんだと,あと10年の思いはというふうなことで質問がなされました。市長は,しっかり足場を固めながらこれからやっていくんだというふうな答弁がなされたと思います。
 そこで質問でありますけれども,現在の状況,いろんな課題がまだまだ山積いたしております。それに向けての市長の思い,考えをお聞かせいただきたいと思います。
 2つ目は,先日テレビを見ておりましたら,広報広聴課の職員の方が出演されておりました。興味がありましてずっと見ておりましたら「わかるかわる岡山市」という名前で岡山市の現在の状況,そして岡山市がこう将来変わっていくんだというふうなことがワカルくんとカワル先生の問答で行われておりました。そのときに,同じく3つのビデオが流されておりました。1つは道路の関係,環状線の問題,そういった道路関係,それから岡山市のまち歩きの関係,そしてこの前も太田議員が質問の中で言われていましたように岡山の特産物,桃なんかが紹介された3つのビデオがありました。
 そこで質問でありますけれども,岡山市にはまだまだ多くの課題がございます。これからこのカワル先生,ワカルくんの関係について,まだまだビデオを作っていく,岡山市民に分かりやすく作っていく必要があると思いますが,御見解をお聞かせいただきたいと思います。また,先ほど言った2人のキャラクター,大変面白いわけでございまして,今ミコロとハコロかな,あの2つのキャラクターがいますけれども,これを加えたらどうかなと,そのように思いますが,御見解をお聞かせいただきたいと思います。
 大きな2番,町内会活動の活性化についてお尋ねいたします。
 私も,議員になったのが昭和58年。昭和60年から約22年間,町内会の会長としてやってまいりました。一番感じたのは,やはり行事,いろんなイベントを通じて町内の和が保たれるということでした。そして,町内として夏祭りとか,また餅つき大会とか,秋祭りのだんじり,みこしの行進とか,そういったイベント,また今防災ということが非常に課題になっておりますが,防災訓練,そういったものもやってまいりました。しかしながら,この4年足らずの関係は,コロナ禍の中でほとんど行事もできておりません。岡山市も昨年のマラソン,3年ぶりの開催ということでございました。まだまだ町内会については事業が,また行事ができていないのが実態ではないかと思います。
 そこで質問でありますけれども,コロナ以前と比べて町内会の数,また町内会の会員数,どのように推移したのか,お聞かせいただきたいと思います。
 また,現在区として,また地域としていろんな活動を行っております。そして,その活動には,区づくり推進事業といたしまして補助が下りております。しかしながら,町内会の活動については,補助が下りておりません。町内会の活動についても,区づくり推進事業として補助金を下ろすべきだと思いますが,御見解をお聞かせいただきたいと思います。
 大きな3番,公共交通ネットワークの充実についてであります。
 これについては市長のほうからも提案がされて,そして今のバス協のほうも,この新年度4月からネットワークの協議を進めていくというふうな話がなされております。現在岡山市の関係でいえば,9社が入っているわけでございます。お互いの利害が絡むわけでありまして,なかなか前に行かないのが率直なところではないかなと,そのように思います。そういった意味で,岡山市がやる以上は,かなり性根を入れて対応しなければならないんじゃないかなと,そのように思っております。岡山市の決意のほどをお聞かせいただきたいと思います。
 大きな4番,JR吉備線,桃太郎線のLRT化についてであります。
 これも現在,コロナ禍の中でストップされております。今回も質問がなされて,今のJR西日本からの協議再開を待っているんだという答弁もございました。しかしながら,市民のためのLRT化でございますので,岡山市のほうから今のJR西日本に対して協議申入れを行ったらどうかと思いますが,御見解をお聞かせいただきたいと思います。
 次に,大きな5番,JR庭瀬駅の関係でございます。
 今,工事が進められております。秋口には,多分工事も完成するんではないかなと思います。私も,この庭瀬駅の関係については,バスの乗り入れについて今まで何回か質問いたしました。
 再度の質問でありますけれども,この秋に完成する駅前広場のバス乗り入れについて現在どのように考えているのか,お尋ねいたします。
 大きな6番,JR岡山駅東口広場の整備の関係であります。
 これも,いろいろ質問がなされております。私のほうは,取りあえず2点について質問させていただきます。
 1つは,今噴水がございます。これが岡山駅の一つのシンボルとなっているわけでございますが,今の路面電車乗り入れで撤去されます。代わりのシンボルというものを造る必要があると思いますが,御見解をお尋ねいたします。
 もう一つは,喫煙所の関係であります。愛煙家の皆さん方にとって,喫煙場所というのはぜひとも必要でございます。この喫煙場所についてつくっていく必要があると考えますが,御見解をお尋ねいたします。
 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○和氣健 議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,楠木議員の質問にお答えします。
 楠木議員,本当に長い間ありがとうございました。お疲れさまでした。これからも,地元で岡山市を引っ張っていただきたいと思います。
 私は,今後の市政運営についての思い,そして「わかるかわる岡山市」という広報活動についてのコメントをまずはお答えしたいと思います。
 10年間,当局の仲間たちと議員の皆さん,そして多くの市民の皆さんと一緒に思い切ってやってきたと私なりに自負しているところであります。今日も経済活動について,評価のお言葉をいただきました。また,待機児童,そして子どもの医療費の問題,また教育分野においての学力等々の問題,これらについても随分私は改善していったなと思っております。また,まちづくりについても楽しめるまち,憩えるまちに変化しつつあるのではないかと思っているところであります。これからも今までの思いといいますか,そういったことを忘れることなくやっていきたいと思っております。
 楠木議員から「わかるかわる岡山市」に見入っていただいたという話がありましたけども,我々がやっていることを市民の皆さん方に伝えるというのは本当に難しい。これは選挙活動を通じてもよく実感することであります。テレビを見る方はよくテレビ出ているじゃないかとおっしゃっていただきますし,新聞も同じでありますが,ただ新聞,テレビを見ない方は見ないのであります。「わかるかわる岡山市」というのは,例えば駅のデジタルサイネージでやっております。それから,市役所公式LINEの登録者数も2万4,000人になっているわけでありまして,やはり今までの手段とはちょっと違った形でやっていく必要があるだろうということであります。「わかるかわる岡山市」,いろいろと御議論はいただいていますが,こういう動きに対して批判的な言葉というのはあまり聞いていません。そういうことで,特に親しみのわく2人のキャラクターが大きかったかも分からない。なかなかいいアイデアだと思います。このキャラクターをマスコットにするかどうかはちょっと別にして,この2人のキャラクターにはもう少し頑張ってもらって,いろんなものを伝えていただくようにお願いしたいと思います。
 次に,公共交通ネットワークの充実でありますが,性根を入れてやれと,一言で言うとそういう質問だと思います。
 この72万都市に公共交通の事業者が9社あるというのは,全国でも多分岡山だけだと思います。私も国交省の担当とよく話をしますけれども,我が国の中で最も難しいところの一つであるという認識は皆さん持っていただいているところであります。前回,3本柱で協議を進めてまいりました。コロナが発生したということで,事業自身の打合せは終わったんですけれども,やはりその中で9社間の利害の調整,非常に難しいものを感じました。今回バス協のほうから提案があり,7社で我々のところにペーパーが来ましたけど,今の見通しでは9社でやれると我々はもう踏んでいます。いろいろとした連絡等々を今重ねていますけども,オールバス会社とやることはできそうであります。
 じゃあ何をやるかということでありますが,もちろん3本柱とともに今回国が法案の中で描いているそういう図を参考にしながら持続可能なバス,路面電車のネットワークをつくっていくということであります。そういう面での利害調整は,また出てくることは間違いないと思っております。しかしながら,多くの議員さんも質問されたように,岡山市の全体の発展というか,今後を考えるに当たっては,やっぱりネットワークの整備というのは不可欠だろうと思っております。バス協のほうからコロナも大体収まりつつあるんだから協議しようじゃないかと言っていただきました。絶好の機会だと思います。我々,全身全霊をかけて議論していくということをお誓いしたいと思います。
 よろしくお願いします。
◎近藤康彦 市民協働局長  2番,町内会活動の活性化についての項,コロナ前後の町内会の数,それから会員の数についてのお尋ねです。
 単位町内会の数については,各年4月末で申し上げますと,コロナ禍以前の平成31年が1,713団体,令和4年が1,711団体となっています。また,同様に会員数──これは加入世帯数ですが──については平成31年が約26万4,000世帯,令和4年が約26万6,000世帯となっております。加入率については,平成31年が80.1%,令和4年が79.0%となっています。
 以上のように,コロナ禍以前と以後でほとんど変わりはありませんが,加入率は1.1ポイント下がっております。
 次に,町内会行事が区づくり推進事業の補助金対象にならないかとのお尋ねです。
 区づくり推進事業は,おおむね小・中学校区単位を対象に地域の社会課題を解決するために継続的に取り組む場合や地域活性化のためのイベント等を開催する場合に補助しておりまして,単位町内会の親睦行事については対象としておりません。
 以上です。
◎平澤重之 都市整備局長  4のJR吉備線のLRT化について,市長からJR西日本の社長に協議再開を申し入れてはどうかについてです。
 桃太郎線LRT化については,岡山市,総社市,JR西日本の3者で検討を進めてきたものであり,現在コロナ禍により基本計画の策定を中断しておりますが,協議の再開についても3者での協議により判断するものと考えております。
 自民党新政会を代表されての花岡議員に答弁したとおり,1月にJR西日本から経営状況は回復していないと聞いており,LRT化の協議を再開する状況には現在のところ至っていないものと考えております。
 次に,5のJR庭瀬駅前の整備についての項,バスの乗り入れの検討についてです。
 庭瀬駅北口駅前広場については,竹之内議員に市長が答弁したとおり,現在秋の完成を目指して工事を行っているところです。そのレイアウトについては,スペースの制約から小型バスに対応できるロータリーの整備を行うこととしております。
 なお,庭瀬駅北口駅前広場への小型バスの乗り入れについては,来年度から再開する交通事業者との協議において公共交通を持続可能なシステムにしていくための幅広い議論を進める中で検討するものと考えております。
 以上です。
◎國米哲司 環境局長  6番,JR岡山駅東口広場の整備についての項,岡山駅東口の喫煙所についてお答えします。
 環境局が管理している東口2か所の喫煙所は,岡山駅前広場の整備に伴い撤去し新たに設置する予定はありませんでしたが,地域の方々から岡山駅前広場の整備にあわせて喫煙所の設置を求める要望もあり,改めて岡山駅周辺を確認したところ,たばこのポイ捨てが少なからず見受けられたことから,今後喫煙所の設置に関して関係部局と検討してまいりたいと考えています。
 以上です。
◎平澤重之 都市整備局長  6のJR岡山駅東口広場の整備についての項,シンボル的なものができないかについてです。
 現在の駅前広場において岡山を象徴する施設として親しまれている桃太郎像については,路面電車の乗り入れに伴い駅前広場の中で多くの方に見ていただける場所に移設することとしております。また,同様に多くの方に親しまれている噴水については,路面電車の乗り入れに伴い駅前広場から撤去することになりますが,新たに後楽園の花交の滝に見立てたカスケードや水盤を整備することとしており,待ち合わせや憩いの場として利用していただきたいと考えております。
 以上です。
     〔33番楠木忠司議員登壇〕
◆33番(楠木忠司 議員)  再質問をさせていただきます。順不同についてはお許しいただきたいと思います。
 先ほど,市長のほうからも御答弁していただきました。まず,LRTの関係でありますが,今3者でやっていくんだというお話がありました。実は,先日国会のLRT推進議連の会長であります逢沢先生とお話をさせていただきました。こういうことで岡山市のほうに要請したいんだという話をしたら,大賛成だと,協力していくというお話でございました。市長のほうからも逢沢先生のほうに話をして,ぜひこのLRT化が前へ行くような話をしていただきたいなと思いますが,御見解をお尋ねいたします。
 次に,庭瀬駅のバスの関係でございます。
 小型バスだったら回れるんだというお話がありました。ただ,ちょっと心配なのが,駅前はいいんですけども,周辺の道路が大変狭いという状況もございます。そういった意味では,周辺の道路の改修も含めて行っていただきたい。これは要望にとどめさせていただきます。
 また,先日新聞に載っておりましたが,めぐりんが岡山駅前広場に乗り入れるんだという記事がございました。今日まで,めぐりんをめぐりましては多くの議論を重ねてまいりました。岡山駅前広場乗り入れについても,安全面の確保の問題,またバスバースの関係,停留所の問題等々がありまして,今日までその実現を見なかったわけでございます。今回のめぐりんの岡山駅前広場乗り入れについて,それらの課題が解決したのかどうなのか,お聞かせいただきたいと思います。
 もう一つは,先ほど市長のほうからもお話がありました公共交通のネットワークの問題です。
 今9社ということで,非常になかなか難しいんだという御答弁をいただきました。これにめぐりんが加わるのかどうなのか,八晃運輸の関係についてどのようにお考えか,お尋ねいたします。
 それから,市民協働局長のほうからお話がございました町内会の活性化の問題です。
 私は,町内会の活性化と岡山市の活性化というのは二人三脚じゃないかなと,そのように思っております。そういった意味からいえば,やはり岡山市として町内会に対してどのように支援ができるのか,確かにいろんな金銭的な支援はしておりますけれども,具体的な支援,例えば町内会の活動への指導とか,それから町内会への加入の促進の指導とか,そういったものができないのかどうなのか,お尋ねいたします。
 以上で第2回目の質問は終わりますが,あと少々時間が残っておりますので,私の思いを申し上げて終わりたいと思います。
 私は,昭和58年に初めて当選いたしました。まだ36歳でした。いつの間にか76歳になっております。やはりこの40年の間,いろんなことがございました。まず,最初に思い出すのが,やはり岡山操車場の跡地をどうするんかと,チボリ公園の問題がありました。百条委員会を岡山市議会として設置して,もうチボリ公園何かうさんくさいなというふうなことで,結局当時の松本市長,また岡山県知事である長野知事に対して,もう岡山市は誘致しないんだというふうなことで撤退いたしました。そして,倉敷市に行って,今は倉敷市の中でもチボリの見る影さえないわけでございます。本当にあのとき誘致しとったらどうなっとんかなという心配もありましたけれども,誘致しなくてよかったなというのが率直な気持ちであります。
 それから先,合併の問題がございました。これは平成21年です。4町が合併いたしました。70万都市になりました。本来は,政令市といえば100万都市だったんですね。それが当時の総務大臣でございます片山虎之助先生にお骨折りいただきまして70万に下げて,そして平成21年に合併と,そして政令指定都市移行が実現いたしました。これも私にとっては大きな思い出の一つでございます。
 それから,平成30年7月の豪雨,これは本当に大変でした。もう町内といたしましても,これは大変な災害ごみが出るということを予測いたしまして,公園をごみ置場にいたしました。そして,多くのごみが,もう公園いっぱいぐらいのごみが持ち込まれました。市長にも,そのとき来ていただきました。激励と同時に,片づけも手伝っていただきました。本当にありがとうございました。
 そして,その年の9月議会で,私はやはり排水ポンプの関係について質問いたしました。市長のほうも,ぜひ都市型の排水ポンプを造っていきたいという答弁もいただきました。そして,工事も始まりまして,もう今年には供用開始ということになっております。せんだって,今保のほうに行ってまいりました。今保の会合に行ったら,お年寄りが十四,五人集まっておられました。そこで言っておられました。もうこれが今年から運転できるんで一安心だと,市長によろしく言っといてくれというお話がありましたので,改めてそのお礼の言葉を申し上げておきたいと思います。
 そういったことで,いろんな課題,いろんな問題がありました。まだまだこれから,先ほど言ったLRT化の問題もしかりであります。まだまだ多くの課題が山積しておるわけでございます。市長におかれましては,健康に十分留意されまして今までの10年間を振り返り,そして向こう10年間と言わず20年間を見据えた上での市政運営をよろしくお願い申し上げる次第でございます。
 もう一言,私も引退しますが,今回引退される議員もおられます。今日までの御労苦に対して心から感謝を申し上げるとともに,これからも市政運営に目を向けていただくようにお願い申し上げます。また,今回の統一選挙で立候補を考えている議員の皆様方全員の当選を心から御祈念申し上げます。
 そして,最後になりますが,このひな壇に並んでいる当局の皆様方,今回4人ぐらいが退職されると,そのように聞いております。長年にわたりまして市政運営,本当に御苦労さまでございました。ありがとうございました。退職されても,やっぱり市政のこと,市民のことを思いながらぜひ頑張っていただきたい,そのように思うわけでございます。
 以上を申し上げまして,私のほうからの2回目の質問を終わらせていただきます。
 どうも御清聴ありがとうございました。(拍手)
○和氣健 議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  楠木議員の演説の後に,何か事務的な答弁が非常にやりにくいんですけれども,めぐりんの話は後で平澤局長のほうから答弁させますけど,まず公共交通,バス協が我々のところに7社で来たんです。そこに宇野バスと八晃運輸は入っていませんでした。それ以降,都市整備局のほうで様々な連絡を取っていただいています。今の段階では,八晃さんも宇野バスさんも両方ともこの議論に乗ってくれるということを我々としては見込みとして思っております。したがって,9社全てでスタートすることはできるだろうと思います。しかしながら,そんなに簡単な道のりではないと思いますんで,先ほど言ったように頑張ってやりたいと思います。
 それから,あとLRTの話なんですが,我々もこの桃太郎線の今の駅周辺の方々の利便性が相当増すということで,LRT化ができないかということをJR西日本と,また総社市と話をして一定のところまで行ったわけでありますが,コロナが起こった。12月に通常JR西日本と公式の協議をやるんですが,今年はできなかったんですけどね。ただ,水面下でいろいろと話はしています。私も支社長を中心にですけども,話をしています。今の状況でいくと,売上げがまだ8割の半ばだというようなことを支社のほうはおっしゃっていました。そうなると,8割台では利益が出る構造に今なっていないということで,経営度合いが逼迫しているということはJR西日本のほうからの話を聞いているところであります。そういう状況下で次のステップに行くのは難しいということで,先ほど平澤局長のほうから答弁したわけであります。もちろんLRT推進議連の逢沢代議士とも,私も何回かこの話はさせていただいているところであります。これからも代議士とはしょっちゅうお会いしますし,楠木議員がおっしゃられたようなことも交えて様々な話はしていきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。
◎近藤康彦 市民協働局長  町内会関係で,2点の再質問をいただきました。
 順番はちょっと逆になりますが,まず加入の促進についての御質問からお答えさせていただきます。
 本市におきましても,加入率減少傾向になかなか歯止めがかからない状況でございます。原因についてですが,昨年度町内会のアンケートをいたしておりますが,そのときには役員をやりたくない,メリットがない,周囲と関わりたくないなどの意見が多うございました。町内会活動への無理解,無関心な方が増えているためではないかと考えております。その対応策につきましては,連合町内会の町内会活性化検討部会でも議論しておりますが,なかなか有効な打開策を見いだせていない状況でございます。
 ただ,この問題は,本市に限らず全国共通の難しい問題でもあります。他都市の成功事例なども,少ないながらもあるとは思っております。そういったことも参考に,何らかの対策を模索してまいりたいと考えております。
 それから,2点目でございます。活動への指導といったような御質問だったと思います。
 町内会の役員,高齢化,それから成り手不足,こういったことで活動が年々難しくなっているところもあると承知しております。まずは事情をお聞かせいただきながら,助言できることもあろうかと思います。本市として,できる限りの支援をさせていただきたいと考えております。
 以上です。
◎平澤重之 都市整備局長  めぐりんの岡山駅前広場への乗り入れについて再度御質問いただきました。
 八晃運輸のめぐりんの岡山駅前広場への乗り入れが承認されたことについて,経緯を御説明させていただきますと,岡山市と乗り入れの承認権者であるJR西日本が協議し,昨年11月に乗り入れの3つの条件である岡山駅東口の乗り入れ対応能力の範囲内であるか,バスバースの運用が可能か,実運行上の相互配慮ができるかについて判断基準をJR西日本が明確化いたしました。この3つの条件のうち,バスバースの運用が可能かについては,岡山市が関係事業者に意見照会を行った上で乗り場の方面別化の観点から判断することになりました。今回八晃運輸は,県庁方面の路線が発着する9番乗り場の使用を申請し,岡山市は9番乗り場の使用は妥当であると判断いたしました。また,これまで懸念されていた実運行上の相互配慮ができるかについては,既存の全事業者の同意が必要だったものを変更しJR西日本が定める岡山駅前広場の利用に関する約款を遵守することが判断基準となりました。今後八晃運輸は,岡山駅前広場に乗り入れるに当たり,安全に運行できるようJR西日本が定める約款を遵守するとともに,4月1日からの乗り入れを目指し他の事業者とダイヤの調整を行っていくと聞いております。
 以上です。
○和氣健 議長  以上で楠木議員の質問は終わりました。(拍手)
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